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【食べ歩記】 サイゼリヤ で豪遊した話

サイゼリヤ で豪遊したい!

 私はチベットに住んでいる。ご近所に住んでいるのはカラスの一家とタヌキぐらいのものだ。
 どの町にも一軒くらいはありそうな外食チェーンなどあるわけない。なぜかカラオケ屋だけがあり、ジジババの集会所と化しているのだ。

 たまに近くを通ると婆さんが『越冬つばめ』を歌っていたりして和やかな気分になる。

 そんな田舎に住んでいるとたまに街に出て外食でもするかという気分になり意気揚々と身支度を始め、頭の先から爪先までとなり町にあるファッションセンターしまむらで取り揃えた最高にお洒落な格好をして山奥から車で走り街へと向かった。

 華やかなイルミネーションや煌々と光る看板、お洒落な人達。全てが自分よりも上級に見える。
 きっと祝日も休める人達なんだ。それどころか土曜日まで休める。
 ほら、なんか顔が穏やかで楽しそうじゃないか。きっとカップ麺なんかも『ごつ盛り』とか食べたことなさそうな人達だ。

 たまにイタリアンでキメるかと駐車場に颯爽と入り車から降り立った。

 サイゼリヤ …ちょっと昔までサイゼリだと思っていた。
あの妙竹林なジュースを生み出すサンガリアと混同していたのだ。

 鬼のパンツを口ずさみながら扉を開けるとこれまた可愛らしいスタッフさんがお出迎え。
 人差し指を立て春日のトゥース!に負けない満面の笑顔で『お一人様』と伝える。       

 案内されるがまま店の本当に隅っこの席に座る。

 なぜここに?

と周りを見たらカップルや家族が多いようでお一人様は私だけ。確かに空気が違う。

「当店の注文方法はご存知ですか?」
と聞かれたので全くわからないと答える。  

 本当は知っているのだが可愛らしい声を聞きたいがために嘘をつくエロジジイもいいところだ。

 紙にメニューの英数字を書く作業があるのだが私の中では決まっていた。

 ミラノ風ドリアとマルゲリータである。最初はこの辺で留めておくべきだろう。

 せっかく街まで来たんだ。三千円分豪遊しようと心に決めていた。
 三千円というと私の十日分の食費に相当する。十日分を一気に食べるのは気が引けるが月に一度の贅沢でもしなきゃ超ド底辺労働者なんてやってられない。

サイゼリヤ のメニュー

 呼び出しボタンを押すとまた可愛らしいスタッフさんが来てくれる。便利なボタンだ。

『これに好きな額を書きたまえ』と何も書かれてない小切手を渡す謎の紳士のように丁寧に紙を渡す。

「ミラノ風ドリアとマルゲリータですね?少々お待ち下さい」と耳が喜ぶ声にうなずいた。

 注文を終えると安心して壁に掛けられた名画を見る。天使が飛んでいる絵だ。まるで私の頭の中をそのまま描写したような絵。

 私はファミレスにあまり家族で来たことがない。そもそもファミレス自体存在していなかったのだ。
 その時代は『ドライブイン』が全盛でありファミレスなんて花輪くんクラスの人が行ける場所だったのだ。
 ドライブインは主に国道脇にある大衆食堂で広い駐車場が特徴である。

 仮眠をとっているトラックの運ちゃんの脇でガスコンロでマトンやホルモンを焼いて食べ〆は380円の中華そばというのが最高の贅沢だと思っていた。

 サイゼリヤ が近くの街に出来た時は歓喜した。

サイゼリヤ は全田舎の憧れなのだ!

『俺、 サイゼリヤ 行ってきたんだ』と言うと職場は大いにザワついた。

「おめぇ、セレブだな!?」
「ずいぶんハイカラな店に行ったなや!?」
と超ド底辺職場は盛り上がるのだ。

 ほどなくしてミラノ風ドリアとマルゲリータが到着。

ほほう、なんかコゲコゲですな…。
まずはマルゲリータをいただきましょう。

 ペラペラの生地に熱々の…てか焦げてサクサクなチーズが美味い。この袋から出してオーブンで焼きました的なチープ感がとても良い。この価格ならこれで十分なのだ。

続いてミラノ風ドリア。

 これまたコゲコゲで意外なくらいに表面がサクサク。こんなんだっけ?


 実はミラノ風ドリアを食べたのは5年ぶりくらいだ。いや、この価格でこのお味はいいんじゃないかな?こういうのでいいんだよ。

 ここを皮切りに次々とオーダーしていく…つもりが…もうお腹いっぱい…。

 サイゼリヤで三千円分食べて豪遊するつもりがあっという間にお開きになりました。

 合計700円也。

破格で豪遊出来ました。この圧倒的超コスパ!!

 サイゼリヤ 最高じゃないか!!酒を飲まない民である私にとっては最高に楽しめる店でした。

 また来ようっと♪

【 ラーメン 】仙台の麺や 鳳園 (ほうえん)の支那そばはサンドウィッチマンも愛した郷愁の一杯!

あのサンドウィッチマンも愛してやまない仙台の老舗ラーメン屋の 鳳園 (ほうえん)で真っ黒な支那そばを食べてきました!

目次

プロローグ

交通事故の件で弁護士さんと打ち合わせをすべく仙台へ赴いていた。オミクロン株が猛威を振るい日々感染者を爆増させている昨今だが、遅かれ早かれ全国民が一度は感染するのではないか?と考えている。

かといって感染対策を疎かにするのではなくやれることはやり、ベストを尽くすが感染したら仕方がないと諦めているのだ。

しかし、交通事故というのは面倒くさい。

被害者になるといろいろ書かねばならぬ。そしてあれやこれやと動かなければならないのだ。

そうでないと必要な示談金が支払われないのだ。

無事に話を終えて事務所を出た頃はお昼になろうとしていた。朝はさらっと済ませたために空腹は限界だ。どこか食べるところは…仙台は美味しい店がたくさんあって選ぶのが難しい。優柔不断な私はあれこれ頭の中で候補を探すがいまいちビビッと来るものがなかった。

かといって歩行する距離にも限界がある。理想としては帰り道にあれば…ん?

外観

なんだ?行列が出来ているぞ?

見た感じかなりレトロ…ここだけ昭和みたいな風情だ。

支那そば…か。このボロボロの店舗なのにこの行列…支那そば…これはまさに私が求めていたお店ではないか!?と意気揚々と行列の最後尾に並んだ。体力的に立ちながら並ぶのは大変なのだが、前に三人ほどしかいなかったので潔く並んだのだ。これから歩いてもこういうお店が見つかるか保証はない。一期一会なのだ。

ここは晩翠通りに位置する

『麺や 鳳園 (ほうえん)』さんです。

いやあ、ワクワクするなぁ…支那そばって響きがいい。きっと黄色い細縮れ麺に狐色の透明なスープが出てくるに違いない。まさに昭和レトロなラーメンってわけだ。

しかし、空腹と腰痛を抱え並ぶのはきついものだ。まだ5分しか経っていないが何度も心が折れそうになる。それにしてもなかなか客が出てこない。別に出口があるのか?と思うくらい長く感じる。10分ほど経ってからようやく一人が出てきて代わりに一人が入る。中を見ると結構狭いようだ。そしてようやく私の番。中に入ると カウンター5席の小さなお店。奥に座敷席もあるのかな?

メニュー

まだ前の客が食べていた食器が残る席に着座しメニューを見る。

小さな店だがメニューは豊富だ。ここは一番人気の支那そばだろう。

ガラスで仕切られた厨房にいる店主さんに注文する。白衣に身を包み白い防止。いかにもラーメン職人といったオーラを感じる。

しかしガラス越しの上にマスクだからなかなか伝わりにくい。私は喉が弱いために普段から蚊が鳴くように喋っているがここぞとばかり『いかりや長介』のように大きな声でオーダーした。

するとすぐに茹で玉子が出てきた。

今時太っ腹なサービスじゃないですか?これは嬉しいよね。昔の天一(天下一品ラーメン)を思い出す。ラーメン到着までの間茹で玉子を食べて待つなんて昭和レトロだなぁ…いいな、この店。

ビジュアル

注文から5分くらいで

着ど…え?えぇぇぇっ!?

真っ黒!!

思ってたのとまるで違う!!こんな黒いの角田ブラック以来だな…固形物の食べ物に関してはサルミアッキとゴリラの鼻くそ以来だ。大丈夫かこれ?

その中に浮く緑がとても映えている。これだけ見るとそうめんのつけ汁みたいだ。

どれ…ってちゅあっったっッッッほをぉぅっ!?

丼がめちゃくちゃ熱い!!

これは不用意に触らぬ方が良い。

スープ

レンゲは私の苦手なタイプだ。鍋から掬ってお椀に移すなら良いが直接掬って飲むには人間工学に基づいてない角度がなんとも言えない。なんかお玉から直接味見をする料理人みたいになってしまう。唯一の利点は水没しないことだ。どれどれ一口…ズズ…。

ッッッ!?

これは見た目とは裏腹に全然塩っぱくない!!いや、むしろ仄かな甘味すら感じる。思った以上にマイルドだ。昆布の旨味と甘味、魚介の出汁がほんのり効いている。見た目の黒さに驚いたが意外なくらいにあっさりした味わいだ。それでいて旨味が結構後を引く。これは美味い!!

どれどれ麺はというと

黄色の中華麺キターッ!!けど黒いスープを纏っており、鍋の〆のうどんみたいな色になってる!!それでいて結構やわらかめな湯加減。麺については好き嫌い分かれるほど両極端ではないだろうけど、それといって特徴的でもない。でもかなりノスタルジックな気分を味わえる。

具など

チャーシューもスープを染み込ませてすき焼きの肉みたいになっている。柔らかくてとても美味しい。

とにかくスープによく合うチャーシューだと思う。

そして驚くべきことに…

炊き込みご飯がサービスでありました!

小さなお椀に大盛である。

これは有無を言わさず出されるようだ。支那そばはとにかく熱々で食べるのに時間がかかる上に麺が多い。炊き込みご飯とのセットで食べるのに時間がかかるのだ。

エピローグ

それにしたってこの値段でこのサービスはすごい!こじんまりしてるとはいえ仙台の晩翠通りに店を構えているのだ。この値段で儲けは出てるのだろうか?まぁ、出てるから続いてるわけだけど店主さん一人で丼洗う暇も無さそうなのに客は次々とやってくる。

あのサンドウォッチマンのお二人も訪れていて思い出の味と豪語するほど。私は偶然訪れてそのことを知ったのだが、ラーメンってやっぱり思い出になるんだなぁ。出来ればこのこじんまりとしたお店のまま末長く営業を続けてほしいと思うのであった。

また一つお気に入りの店ができた。

そして、ブログを始めたおかげで新しい出会いに恵まれてきているような気がするのだ。

また行こうっと♪

【 ラーメン 】 ファミリーレストランデリシャス の限定味噌かけラーメン

目次

ラーメン食べたくなるきっかけは突然に!

お昼に支那そばや石巻で美味しいラーメンを食べた後は帰宅し大人しく確定申告書類を作成していた。

レシートや領収書の束が暴力的だ。

800万円分くらいの厚みがある。

それだけお金を使っているわけだが高額なものは無い。

ボールペン1本とか印紙一枚とか…。

飛び抜けて多かったのはガソリンと灯油代だ。

仕事するにはどうしても必要になるが価格がバカみたいに高くなったので使用量は一緒でも単純に1.5倍となっている。

なら税金は半分かというとそうではない…上手く金持ちになれないように出来てるんだな…。

20年前はリッター90円時代だった。

でも20年前の車なんて燃費が良くなかったんだよね。せいぜい20キロ(実燃費16ぐらい)で最高燃費だったわけだ。

だからガソリン価格が上がっても現代の低燃費の車に乗っていれば大した差はないのですよ。故障も少ないし。

問題なのは20年前の車に乗っている私なんです!リッター10kmの高燃費は辛い!

さて、昼寝を楽しむかとそのままソファーへゴロ寝を始める。

奇妙な夢を見た。

どこかのクラブでポールダンスを見ている。

ダンサーが艶かしくポールダンスをしているがその女性がとんでもなく剛毛だった。

「なんじゃあ!そのとんでもない脛毛はぁ!?」

たぶん寝言でも言ったかもしれない。

その剛毛の女性がポールダンスをしてるのを見ているとポールに脛毛がグルグルと巻かれていき徐々にその体は上へと登っていくというかなりシュールな夢だった。

目が覚めたら夕方である。

おいおい、せっかくの日曜日を剛毛のポールダンサーを眺める夢を見て終わりか?寂しい人生だな、おい。

一応自宅で夕食は済ませたのだがかなり物足りない。

かといって寒いから出たくはない。諦めて録画しておいた

ラーメン大好き小泉さん

を鑑賞していた。すると…沸々と…心の中に沸き上がる想いが溢れてきた。

ーなんかラーメン食べたい!

そういうわけで『鬼のパンツ』を口ずさみながら服を着替えて家を飛び出した。

いざ ファミリーレストランデリシャス へ!

高規格道路を爆走し向かったのは石巻。女川ICで降りて到着したのは

ファミリーレストランデリシャス さんです!

なにげに今年初訪店だった。

日曜日だから混んでるだろうと思ったがそうでもなかった。

すんなりと席へと座りメニューを見ることなく

「限定の味噌かけらーめん下さい!」

と秒速オーダーしました。

スタッフのお姉さんはマスクが透けて見えるほどの満面の笑みを返してくれた。

しかし、味噌かけらーめんとは思いきったなぁ。私はあまり味噌ラーメンを食べない。

なぜか?

どこで食べてもそつなく美味しいからだ。

よほど不味い味噌を使わない限り不味く作る方が難しいと思える。

だからこそハードルが高くなり、多様な味噌ラーメンの中から好みにあった味に巡り逢うのが難しくなるのだ。

ゆえに味噌ラーメンをオーダーするのはつまらなく感じるのだ。

味噌ラーメンは具が多いか少ないかがポイントで味は変わりなく味噌なのだ。

味噌ラーメンでかけラーメンにするのは難しいと思う。

味噌ラーメンというと野菜たっぷりで食べるものだ。

必ずと言っていいほどモヤシが大量に入っている。

味噌スープと野菜の相性が良いのはその通りなのだが、濃厚な味噌となると塩味が強くなってしまう。

それを和らげ、野菜の甘味を加えることで完成となる…と思うのだがあえて具無しの『かけ』で来たかぁ~。

具で誤魔化しは出来ない。

これは少し辛口コメントになるかもしれないな。

これが限定味噌かけらーめん!

ファミリーレストランデリシャス 味噌かけらーめん

着ドーン!!

本当に潔いくらいの 味噌かけらーめん でした。

ビジュアル的にはシンプルで映えるものはない。

茶色一色っ!

でもこういうのが私は大好きです!

具がごちゃごちゃしてるのはあまり好きではないのですよ。

ん~…香りは味噌ですね!でも、ん?

スープは濃厚で柔らかい旨味

お、おお~なんだろう!?

めちゃくちゃトロトロしてるスープ!

レンゲの先を見るとわかるけど温めたゼリーのようなとろみがありますね!

さて一口…おん?

ビックリするくらい塩っぱくないのに濃い!とてもクリーミーな味わい。

ほんのり甘く塩味にトゲがない。

口当たりもとても良い。

干からびた唇に優しい。鶏…なのかな。そして後味にほんのり鯖だし?に近いような香りを感じる。

気のせいか。

ああ、なんか複雑に絡み合う味と香りだ。

想像していたのとはまるで違う。

限定なのにあえてビジュアル的に映えない『かけ』での提供に踏み切る理由がわかった。

このスープはすごい手間をかけている!

てっきりニンニクを効かせた大味なものかと思っていたが味噌のコクと鶏ガラとダシの旨味が融合した上品かつ濃厚な味わいのスープだ!

麺はモチモチの本場札幌に近い食感

それに合わさる麺は中太縮れ麺。

さすがわかってるねぇ~味噌といえばこの麺ですよ!どれどれ…。

おっほ♪

モチモチのアルデンテの絶妙な茹で具合だ。

これに濃コクな味噌スープが絡み合い顎も舌も幸せにしてくれる。

札幌の味噌ラーメンもこんな感じで固めの食感なんだよねぇ。

なんてこった!

この味噌かけラーメンは良い意味で期待を裏切ってくれた。

シンプルな豊かさとはまさにこの事だ。

私が今までに食べたことのない味噌ラーメンだ。

具は選ばれし少数精鋭!メンマ、煮卵!

添えられるメンマは太い!

モキュモキュした食感がたまらない。このチョイスもまた心の琴線に触れるものだ 。

私がアメリカ人なら

「オーマイ!クレイジー!!ジャパニーズミソヌードル!!グレイテストメンマーッ!!」と絶賛していたろう。

味玉も美味しい~。ありがとうございます♪

私はやはり麺とスープがじっくり味わえるかけラーメンが好きなんです。

貧乏人の味方!かけラーメン最高!!

好きにトッピング出来るのもまた楽しい。選択肢は多様だ。

ここに追い飯してラーメン雑炊にして食べたら美味しかろう…!

私の両手は丼と口の往復を繰り返している。もう止まらない。このロマンティックが止まらない~♪

あっという間に完食完飲!!

いやぁ~、地味なビジュアルに騙されますね。人によって味噌ラーメンに求めるものは違うだろう。

例えばコーンが必須!バターが無ければ嫌!など。

だけどあえてそれらを加えずに麺とスープだけで勝負する。

そう、オリンピック開会式でアカペラで国歌を歌うようなあの荘厳な雰囲気さえも感じる一杯でした。

ご馳走さま!!

レギュラーメニューでさえも豊富で何を食べたらいいのか迷うのに限定メニューでも楽しませてくれるデリシャスさんは実に食のエンターテイメントだと思う。

地味な味噌

かけらーめんのビジュアルに危うく騙されて食べ逃すところでした。

おっ紅茶までいただきましてもう~至れり尽くせりで…!至福の時を過ごさせていただきました。

次は何を食べよっかな~♪

店舗情報

ファミリーレストランデリシャス

住所…〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号…0225-93-0163

営業時間…11時~14時30分、17時~20時

定休日…毎週火曜日

超雑記ブログなのでいろいろ書いてます!

四コマ漫画 あいらぶ日曜日!…底辺労働者のソラノさんがニートを目指す奮闘記!

【ラーメン】食べ納メン!ファミリーレストランデリシャスの限定四川麻婆まぜそば

【 中華麺亭 むらさき屋 利府本店 】利府の超人気店のメンマそばは○○だった!!

【 ラーメン 】 支那そばや石巻 の塩かけらーめん

支那そばや石巻 で塩かけらーめんを食べてきました!

今日はダイヤモンド日曜日!!カレー鍋の後に鍋の底に焦げ付いたカレーをこそぎ落とすような労働をしている私にとって待望の日曜日!

ヒャッホー!最高だぜ!!

私のテンションは朝から限界突破している。ベッドから飛び起き変な体操をしてからウォーキングを始める。気分は最高潮だ。朝日を眺めて体内時計を微調整し朝食は軽くコンビニ飯で済ませてからこのホームページのリニューアル作業に入る。

作業をしながら珈琲を飲み、ふと目についたヤフーのカメラ検索で撮影すると自分にそっくりな芸能人を検索してくれる機能で遊んでいた。きっとYOSHIKIとかカッコいい芸能人になるのではないかとめちゃくちゃキメ顔で撮影したらマックスむらいだった。

な、なんだって!?別にマックスむらいを貶してるわけではないが眼鏡以外合致してなくない!?と再びとっておきのキメ顔披露したがマックスむらいだった。うむー…。と時計を見たら昼に近付いていた。

「麺を食いに行くか?」と 暇そうにしている親父殿に声をかけると

「ウホッ!支那そばやか!?」と一瞬ゴリラが憑依したのか?と思うような飛び抜けるリアクションを披露した。以前に食べて以来ファンになったようだが親父殿は糖尿病と高血圧という人生ビンゴのリーチがかかっているために麺類は控えているのだ。だが月に1度くらいは夢を見せてやろうと連れていくことにした。

颯爽とポンコツ軽に乗り込み高規格道路を爆走し到着したのが

支那そばや石巻さんです!

支那そばや石巻 券売機

数日前に二代目店主さんが怪我をしてしまい臨時休業になったようで心配していたのだ。以前は毎週足を運んでいたが今はもっと広く宮城のラーメンを味わいたいと思い足が遠くなっていた。残念ながら胃袋は無限なのに財布の中身には限界があるのだ。

実に1ヶ月ぶりだ。開店前から並ぶ。いつもはかけらーめん大盛りに味玉トッピングの豪華仕様なのだが親父殿の分も出さねばならんのでかけらーめんのみ…貧乏はツラいぜよ…!

県内でも猛威を振るうオミクロン株の影響なのか満席になることはなかった。店内に入ると懐かしいようなとても良い香りが…ラーメン自体一週間ぶりだ。平日はカップ麺すら食べない。

カップ麺は高級品なのだ!!一日の食費を最大500円までと決めている私にとってはカップ麺など贅沢品である。

支那そばや石巻 店内

さて、着座しかけらーめんの到着を待つ。二代目店主さんの怪我の影響は心配だったがいつものように動きはキレッキレだ。大事には至らなかったようだ。ひと安心だ。

サポートするスタッフさんも手際が良く次々とラーメンを完成させてゆく。

そして

支那そばや石巻 塩 かけらーめん

着どど~ん!!

塩かけらーめんです。ふわぁぁ…私の低スペックスマホでもかなり美味しそうに撮影出来ました。肉眼で見るとこの100倍は美味そうに見えます。

いや~…もう香りが…鼻穴全開にしてダイソンの掃除機のように美味しい匂いを吸引する。

あらら?味玉入ってる…もしやこれは…店主さんのお気遣いに感謝します!ありがとうございます!

支那そばや石巻 塩 かけ ラーメン スープ

刮目せよ!このスープ!!程よく浮いた油が光ってる!生唾が止まらないので口をすぼめて吸うと熱さと旨味と香りのトリプルコンボだ。耳から蒸気がピョーッと噴き出すのではないかと思うくらいに熱々のスープに鼻から目玉の近くの小さな穴からも香りが出てくるような繊細な味わい。とにかく穴という穴が幸せになる。

支那そばや石巻 塩 かけらーめん 麺

麺は塩スープに良く合うパッツンと切れる歯応えが面白い細麺ストレート。全粒粉入りで小麦の香りも仄かに感じる逸麺だ。

ゾゾゾと啜れば※落合さんも「ヤバいヤバい!これヤバいから!」と頷くのではないだろうか!?(※YouTubeのオカルトチャンネル『ゾゾゾ』に登場する人。ぜひ麺チャンネルもやってほしい!)

支那そばや石巻 味玉

そして終盤にはレンゲの味玉割り。うっはぁ~!トロッとプリンとしてやがる!!(カイジ風)

このラーメンを食べている以上の幸せってなかなか日常じゃ得られないよね!?焦げ付いたカレー鍋の底を擦るような汚れ労働をしているわけだ。どこに幸せがあると思う?せめてこのカレー鍋を食べたのは倉木麻衣さんなんだと自己暗示をかけて焦げたカレーをシコシコ擦るのだ。うぅ…。

10分程度で完食完飲!!

し・あ・わ・せ♪

私の幸せパロメーターは天井を突き破り最高潮だ。ここから夕方に向けて急落するのだが…。

私はたった数百円出すだけでこんなにも幸せを得られるのだ。ここにいる人全てがその時間を共有している。そういう意味では大変貴重な人生の時間を謳歌しているというわけだ。

こうして意気揚々と帰宅し地獄の確定申告書類を作成するのであった。貴重な休みよ…。

【ラーメン】 自家製太麺渡辺 のらー麺特大が美味すぎた!!ワシワシ太麺がガツンとくる!

自家製太麺渡辺 でらー麺特大を食べてきました!

その日、休みだった。日曜日以外に休みがあるなんて有り得るのだろうか?明日死ぬの?それとも地球が滅ぶの?隕石が迫ってきているの?などと思ってしまう。それほどにあり得ないお休みだ。

と言ってもやることはたくさんある。確定申告の書類を作らねばならぬ。お金がもらえるならまだしも搾取されるための書類を作らねばならぬのは私が馬で鹿なせいだろう。

学生時代に勉強していれば搾取する側になっていたかもしれないのだ。

散らばる領収書の山…カリオストロの城のルパンみたいにばら蒔ければどんなに気持ちがいいだろう。

鬱々とした気持ちで作業していたら時刻は昼である。おお!昼か!と車で向かったのは

『 自家製太麺渡辺 』さんです。

宮城県では片手五本の指に入る人気店。平日だからさほど混んでいない!というかそろそろラストオーダーの時間だ!ギリギリ入店できました。

迷わず食券機に千円をぶち込みケンシロウのようにボタンを押す。その時、間違って『らー麺特大』を押してしまった…。

大して腹は減っていない。事務作業だから当然だ。ヤバイな…でも間違ったとも言いづらいし…ええい!いけるだろ!と店員さんに食券を差し出した。

「俺はもう…死んでいる」

ハート様のように腹が割けるかもしれないと思ったが努めて平静を装いコップの水で唇を潤す。やたらに唇が乾く。

さすがは平日…それなりに混んではいるがとても静かだ。普段は結構人がいて黙食と言われても賑やかに話す人もいる。お店としては注意したくともグーグルレビューにああだここだ書かれるのもあるから注意しづらかったりするんだよなぁ…。

自家製太麺渡辺 らー麺 特大

なーんて下世話なことを考えていると着どーん!!

ギョわぁぁ~凄いビジュアル!日曜日の私なら普通に食べたであろうが平日の私は低スペックなのでかなりキツイと思う。

なぜ間違えたし!?

バカバカバカ!私のバカ!

大盛りを頼んで残すのはご法度だ。眠っている私の潜在的なパワーよ…目覚めよ…目覚めるのだーっ!!

相変わらず太いワシワシ麺!

ふと思ったんだが…実は渡辺のらー麺って…胡椒と麺だけでも美味いんじゃね?

試しにスープに浸かってない麺に胡椒をかけて…ズルル…

反則的に美味いぜよっ!!

私は基本的にラーメンに胡椒は入れない派なんですよね。でも渡辺のらー麺はやたらに胡椒が合うのです!!

胡椒によって小麦の香りが引き立つのですよ。

もうどんどんいってしまいます!満腹中枢が働く前に胃袋の中へと収めてしまいますわよ!!

煮干しが効いてるスープが適度に麺にまとわりついて豊かな風味が広がっていきますね。

しかしここまで人気なのにインスパイヤ系が出てきませんね?私が知らないだけなのかなぁ…唯一無二のラーメンになってますね。ここまで安いとさほど利益にもなってないのでは?薄利多売というやつ…とも思ったり。

穂先メンマもシャキシャキとコリコリの食感があって美味しい。

ラーメンはスープが命!とも言われるけど渡辺は麺も命だよなぁ…というか麺が主役っぽい。麺に胡椒かけただけでも美味いなんて

どんだけぇーっ!!

スープは結構しょっぱいので完飲は出来ませんでした…。もう渡辺のらー麺は渡辺という食べ物なんだよ。

もう合言葉は『渡辺食いに行こうぜ!』

日本全国の渡辺さんが震え上がりますね!リアル鬼ごっこみたいな言葉が宮城県では飛び交ってるわけですよ。

『渡辺喰い』なんてB級ホラー邦画みたいな感じです。

『渡辺食いてぇ~…!』と徘徊するゾンビになりそうだ。

とにかく大満足で私も

「ひーでーぶー!!」することなく無事に退店出来ました!

もっと経験値を積めば超特大もいける!?

いや、無理か…w

ごちそうさま!また行こうッと♪

【ラーメン】 五福星 のだし中華そば

その日は健康診断で労働はお休みだった。いや、休んだ。

お休みだったのですこぶる体調が良かった!突き抜ける青空と共にテンションも爆上げである。

健康診断当日は朝食を抜かねばならぬ。はっきり言って腹が減りすぎて死にそうだ。

というわけで向かったのは泉区にある人気ラーメン店

『 五福星 (うーふーしん)』さんです。

こちらは宮城のラーメン店のレジェンド的なお店でいつも大行列なのだ。

実はこちらに移転してまもなくの頃に一度訪れたことがあるのだが二時間くらい並んだ記憶があり、足が遠くなっていたのだ。

だが朝ラーをやっているということでやってきました。まずは入り口で手指を消毒します…ん?おや?これは…。なんかハッカの匂いがするな。

朝ラーは三種類ある内から基本となる『だし中華そば』をオーダーしました。

待ちもなくすんなり入れましたね。久しぶりだな~…こんな内装だったっけ?月日は随分流れたんだなぁ。と感傷に浸っていたら

五福星 だし中華

着ドーン!!見た感じはうどんっぽい。ワカメが入ってるせいだろう。

スープは全く油が浮いてないあっさり系。

さて一口…むむ?

薄いなっ!?全く風味が…おん?もう一口…おろろ?更に一口…あらら?

味がわかるようになってきた!!いろんな味がする!最初の一口からかなり味を強く感じるようになってきた。

これは美味い!!

節系の後味が強く尾を引きます。

麺は中太のピロピロとした柔らか麺。

これかあっさりしたスープとよく合う食感。舌触りがとても優しくて柔らかさがスープの出汁の邪魔をしない絶妙なバランス。

ここまで到達するのにどれだけの時間と労力を費やしたのか想像出来ない…。

スープまで完飲!本当に美味しかった!

ごちそうさまでした!

後半にかけて味のビッグウェーブが押し寄せてきて最後の一滴まで飽きずに飲み干せました。さすがはレジェンド…!

だが…一つだけ気に入らないことがあります。

入り口で行う消毒なんですがハッカの匂いがして辛いです!

せっかくのラーメンの香りが全く楽しめませんでした…歯磨きしながら食べてる気がして…。自分の手からプンプン匂ってきてかなりのストレスを感じました。

そこが残念なところでした…。

今度行く時はマイ消毒液で対応することにしよう…!

【 ラーメン 】女川の 移動販売ラーメンあらどっこい の醤油ラーメンと塩ラーメンを連食!!

女川の 移動販売ラーメンあらどっこい で美味しい醤油ラーメンと塩ラーメンを食べてきました!

その日、整骨院での治療を終えて腹を空かせていた。近くのコンビニでパスタでも買って食べるか…とも考えていたが治療を終えたばかりで調子がいい内にもっと体をほぐしておくかとウォーキングへ出かけた。

場所は女川町。

私は女川が大好きです。なので度々足を運んでは夜歩きをしてストレスを解消しております。交通事故の怪我のリハビリのためにも良い。

女川って優しいんだよね。この夜の町にフワッと灯る光がさ。

これからもっと整備されて綺麗になっていくのだろうけど、以前の女川からは想像もつかないほどリゾート化されています。新しい女川町へと変化していってるのですね。

寒さは厳しいが空気は優しい。

こういう町のエネルギーを補充するだけでも怪我の治りは早いと思います。無理は禁物で軽く港を歩きます。

普段ならたくさんの人がいるんだろうなぁ…そういう場所に一人佇むのが好きだったりします。

すると町の方にポツンと赤い明かりが見えました。観光協会前です。おやおや、あれは…

移動販売ラーメンあらどっこい』さんです。

女川を中心に移動して歩くラーメン屋さんです。

実は…何度か訪れてはいるのですが、一度目は奇跡の平日休みに町の唯一のスーパー『おんまえや』で営業していると聞きつけ向かったのですが途中から雨が降ってきまして…女川に着いた頃には本降り…そして、手前の交差点で赤信号で停まっていると目の前を通り過ぎて行きました…嗚呼…残念無念。

ですが二度目はなんと塩竈に出張してくるそうで午前中に所用を済ませ塩竈に車を走らせました。塩竈なら庭だからウッホホイ♪と軽い足取りで向かいました。佐浦町にある駐車場で行われていたイベントは大盛況でした。

まさかの午前中で売り切れwww

なかなかご縁に巡り会えないものです…。

だが、ここに今まさに絶好のチャンスに恵まれているわけです。これは食わねばなるまいと意気揚々とお邪魔しました。

優しそうな店主さんの話によれば無化調であさりなどを使ったスープだとか。

先客のおじさんがおりまして油そばを召し上がってました。なるほど美味そうだ。

でも寒いので熱々の醤油ラーメンにしました!

アサリが入ってても大丈夫ですか?ときちんとアレルギーの確認をする優しい店主さん。

移動販売ラーメンとは珍しいし挑戦的だと思うな。ただ家賃など発生しないからその分ラーメンに手間と労力をかけられるわけだ。

しかし箱を構えないと固定客というのがなかなか掴めないのではないだろうか…あと天候にも左右されるし商売的には結構ギリギリなのかもしれない。

 

などと下世話なことを考え女川の夜景を見ながら待っていると

移動販売ラーメンあらどっこい 醤油ラーメン

着どーん!…照明の関係で写りが悪かったですが、肉眼だとこの何倍も美味しそうなビジュアルですよ。寒い空気の中で舞い上がる湯気が美味そうだ。

そして香りが良い。万年鼻づまりの私がこんなに鼻を活躍させることはなかなか無い。

麺は王道の細縮れ中華麺。私が大好きな麺だ。

レンゲは無いので丼ごと持ち上げてスープを飲みます。ズズ…

う、うまあぁぁぁぁいっ!!

寒さで凍えた体に染み渡る~頭の先から足の爪先まで染みるような美味さ。これは一本取られた…て言うか一本どころか百本取られた感じだ。

移動販売というので高速SAのフードコートチックなもの(あれも美味いが)をイメージしていたが全く別物だった!

超本格的に丁寧に作られたラーメンでした。

ここ最近鬱々とした日々を送っていたが感動した!

感動したッッッッ!!

まずスープにえぐ味など全く感じず塩分も程よく、あっさりしてるのに味が濃い!濃いと言うよりも様々な味が一気に押し寄せあまりの情報量に舌のサーバーがダウンしてしまうのではないかと思うくらいだ。それでいてくどくなくキレが良い。飽きずに飲み続けることが出来るスープ!

それに合わさる王道の中華麺はスープの旨味を存分に絡ませて口の中をお祭り騒ぎにしてくれる!

すごく女川を感じる一杯!もはや寒さは感じない。その神経すら口の中へ集約し目の前のラーメンしか見えなくなった。

そして夜のはずなのに女川の海が見えた気がした。その中で暮らす魚たち…海よ、ありがとう!私の口の中は女川の海になっています。

気付いたら丼が空っぽになってました…。本当に美味かった…。量も結構なボリュームなので普通の人なら満足すると思いますが…。

だが私にはもっと食べてみたい欲求があった。今度はいつ食べられるかわからない。今の内に食べておこうと思い

塩ラーメンを追加注文しました!!

人生初!ラーメンを連食です!

このブログでもラーメン連食するなんて初めてで編集カロリーが地味にヤバい!

普段の倍くらい書く羽目になるだろう。私の少ない自由時間がさらに無くなってしまう。それでもこの感動を伝えたいという想いが強くなった。

女川の穏やかな夜にラーメンを啜るなんて贅沢だなぁと待っていると

二杯目着どーん!チャーシューサービスしてもらいました~!

ありがとうございます♪

写真だとちょっと暗くてイマイチですが、肉眼だとこの100倍は美味しそうに見えますよ!

麺は醤油より若干太くなってます。

まずはスープを丼ごと持ち上げて優勝した力士のように飲みます。

うんまぁぁぁぁ…!!

醤油よりもマイルドでありながらきちんと出汁が舌にビンビン感じる!こんなに美味しいラーメンを食べてる時は日常の嫌なことを全て忘却してしまう…。

そして昨日食べたものまで忘れてしまう。何食べたっけ?

二杯目なのにめちゃくちゃ美味い!スープまで飲み干せる優しい味わいに感嘆しっ放しです。

女川の夜に食べる贅沢な一杯…なんかすごくいい体験をしてますね。何年か過ぎて今日の夜のことを思い出して懐かしむ時が来るのですよ。

女川の夜に外で熱いラーメンを食べるという人生の楽園絶賛満喫中♪このシチュエーションもまた美味しく感じさせるのでしょうね。

スープまで完飲!ごちそうさま!

今回はコロナ禍というのもあるのかお客さんは少ない印象でした。しかしそれは味ではなく認知度がまだ低いということ。

味は本当に超一級品でした。私的にはメガヒットしてテンションはもうワールドカップで優勝してブブゼラ吹き鳴らし汗が染み込んだユニフォームを振り回してる感じだ。

こうしてまた女川に来る楽しみが増えました。

後日、 あのラーメンの美味さについて鼻穴を膨らませて語る私がいた。

「いや!あのラーメンマジヤベェッス!美味すぎてマジヤベェッス!!」

まずは語彙力がほしい……。

 

【ラーメン】麺屋燈花の味玉金目鯛らぁ麺

金目鯛という魚をご存知だろうか?

キンメダイ目キンメダイ科の深海魚である。結局金目鯛かよっ!と言いたくなるが人間はホモ・サピエンスである。

ホモって付いただけで大きな誤解を招くが

『人類全てホモである』

小さな認識、大きな誤解と某自動車メーカーのキャッチフレーズのような感じだが学名というものはいろいろと調べると面白い。

例えばゴリラなのだが

と語っている内に到着したのが石巻市蛇田にある

麺屋燈花』さんです。

ほほう、金目鯛ラーメンとな…否、らぁ麺ですな。

なんとなく佐野イズムを感じる響き。

この前の店舗は火山という鍋焼きラーメンの店でした。私は結構好きだったんだけどなぁ…飲食の経営って難しいんだなぁ。

まだ新しい店舗なので綺麗です。

照明が明るくて清潔感のある配色のインテリアです。

颯爽と注文したのは

『味玉金目鯛らぁ麺大盛り(替え玉)』です。

スタッフのお姉さんに注文するとセルフの水を汲み喉を潤す。

ん~、店内には金目鯛の香りが漂っている。金目鯛は高級魚であり、日本人なら味を記憶していて思い出すのは容易だと思う。

小骨が少なく身がほぐれやすい、その上脂が乗っていて身がぷりんと皮から剥がれ食べやすいのだ。

ただ若干甘めの味わいのためにご飯のお供というよりは酒の肴というイメージの方が強い。

そしてゴリラの学名についてなのだが

とか言ってる内に着ドーン!!

ん~、いい香り。まごうことなき金目鯛。

そしてこのビジュアルの美しさよ。大きな穂先メンマと半生のチャーシュー、刻み紫玉ねぎと色とりどりに白い器とまるでアートのようだ。

スープは透明な塩。一口飲むと…

「キキキキ、金目鯛いぃぃぃーッッッ!!」

く、口の中で金目鯛が泳いでやがる!!

金目鯛の独特の旨味と脂っこさがあって割烹で出される高級な出汁感がある。

ちなみに金目鯛と名前が付いているが全く鯛ではない。親戚ですらない。名前に鯛が付いてるから鯛だと思われているなんとなく風評被害的な魚である。

体が小さいのに名字が大柄とか、猫なのにポチとか、実はめちゃくちゃ怖いのにピロリ菌とか名前で損してるのだ。

それで鯛出汁なのに云々というレビューもあるとかないとか。

例えばゴリラなのだが

おっと麺が伸びてしまう。麺は全粒粉入りの細麺、

これがスープによくあっている。固さも程よく喉ごしも良い。穂先メンマも大きくて食感もフニャフニャとコリコリが混在しており面白く美味しい。

チャーシューは薄切りでハムのような柔らかい食感。まるで豚しゃぶのような雰囲気で食べられる。

味玉はふんわりとした味わいにプリッとした白身と濃コクな黄身の味。これに関しては特別なものを感じなかった。

替え玉投入しましたが結構お腹が膨れましたね。でも替え玉システムはいいかもしれません。

麺大盛りにすると茹で汁でスープの味も変わってしまうので正解です。

ごちそうさま!

値段は高級魚を使っているし立地的にも妥当な範囲だと思う。たまに自分へご褒美という意味でも高級なラーメンを…らぁ麺を食べたい方にはおすすめですね。

何よりも金目鯛というのが新鮮ですね。こういう様々なジャンルがあるのもラーメン食べ歩きの醍醐味でもあるのだ。

また来ようっと♪

ところでゴリラの学名についてなのだが

【蕎麦】自家製蕎麦ソバビリーの温肉南蛮

日曜日。

ふと思い立ち名取市へ赴いた。

なんでもお爺さんが経営する食堂があり、値段が本当に安いらしい。

このご時世普通のラーメンでもワンコインでは食べられない。それなのに半チャンラーメンで600円という価格崩壊だ。それに昔ながらの中華そばを求めてしまうのも年のせいだろう。

遠路遥々やって来ました。中華そばを食べたいがためにここまでやってくるとは我ながら変態の極みである。

その店はここから少し歩いた場所にある。

『玉喜ラーメン』さんです。

このレトロな雰囲気はただならぬものを感じますね!!

さて…

日曜は休みのようですッッッ!!

オーマイガー…途方に暮れた。

腹を減らしたままトボトボと駅に戻ります…ここまで来たのに…運がないというか…まぁ、いつものことだろう。

この近くに食べるところは…あの店に行こう!!

と向かったのが

『自家製蕎麦ソバビリー』さんです!

あの言わずと知れたG系インスパイヤの先駆けラーメン☆ビリーの系列店。

まず店に入るとすぐに手指の消毒をし、奥のレジに向かってオーダーします。種類は多くないのであまり悩まずに温肉南蛮を注文。

呼び出し器を預かり席で待ちます。

腹減ったなぁ~…。

あまり混雑はしてませんでしたが結構待ちますね…空腹時の時間の流れというものはどうしてこんなに長く感じるのか…。

と呼び出し音が鳴りホップステップジャンプで提供口へ。

グッヘッヘッと盆を抱えて猫背になりながら席へ戻る。

おお!大迫力なビジュアル!田舎そば真っ青な極太そば!!そばというよりもうどんだこりゃあ!

出汁はかなり濃厚な味わい!ちょっと塩分の角が立ってて出汁の風味とも言い難いが悪くはない。結構ショッパ系かな。好き嫌いがはっきり分かれる味だと思います。

蕎麦はかなり太い!!いや、これは本家ビリーのラーメンよりも太いぞ!

丸亀製麺のうどんに匹敵する太さ。

まずは一本…ズルル。

モニュモニュ…。

うん、蕎麦の喉ごしは全く楽しめませんね。まぁ、太いから喉ごし云々は的外れだ。

食感はなるほど蕎麦だ。固さはさほどでもなくモチモチというわけでもない。若干の粉っぽさを残し噛めば蕎麦の香りを楽しむことが出来る…と思ったがさほど香りはない。

濃い目の出汁に負けてしまってる感は否めず…だがそれ以上に蕎麦の太さが際立ち腹ペコには大満足だ。とにかくたくさん食べたい人向け。

細く長いのが蕎麦だがこちらの蕎麦は太く短い。豪放磊落な人生を謳歌するが如くがっついて食うのだ。

まるで私のようだ!と思ったが私は細く短く白い白石温麺のような人生なので鼻からため息を放出した。

大きめにカットされたネギが嬉しいね。これも甘くて美味しい。普段は脇役に徹するネギだがここでは主役に抜擢されてもおかしくない存在感だ。ネギだけが際立って美味い!!ネギだけが美味すぎる!!

肉はビリーにしては小ぶりで普通な感じ。甘く味付けされてて出汁との相性はとても良い。でも肉盛りというほど量は多くなくて少し残念な感じ。

最後の一口まで楽しめた。正直、蕎麦通を唸らせるほどかというとどうかはわからないが近所にあったら通いたくなるような味でした。

しかしありそうでなかった極太の蕎麦を提供してくれるなんてさすがはビリーだなと思いました。全く新しいコンセプトの蕎麦が爆誕したわけですね。

ごちそうさま!また来ようっと♪

【スイーツ】道の駅上品の郷のミックスソフトクリーム

とある日に上品の郷でソフトクリームを食べた話。

 

支那そばや石巻で美味しいラーメンを食べたあとはそのまま北上して河北町へと行きます。

道の駅『上品の郷』です。

上品と書いて『じょうぼん』と読みます。

上品の郷は個人的にお気に入りの道の駅でかつては併設されているレストラン栞でランチバイキングを楽しんだものです。

キャラメルプリン食べ放題!でした。他にも一杯あるんですけどそれが一番好きでした!!

それがにっくきコロナウイルスの影響で無くなりましたが刷新したフードコーナーはなかなか賑わっています。

こちらの道の駅には温泉が併設されているされており県内では珍しい鉄泉となっています。

新鮮なお湯は透明ですが酸化が進むと茶色に変化しますのでその日によって色が違います。使ったタオルはきちんと洗わないと翌日錆びだらけになります。

入浴料は平日550円でかなり安い。休日は750円です。

私の経験上温泉施設は1000円でもいいと思ってる。あまり安いと民度が低くなりますので…。洗面所の場所取りやトイレから浴槽へのダイナミック入浴!など。

でも本当は体を洗う前に一旦入浴してから洗った方がお肌にはよろしいとか。冬にはヒートショックなどもあるので頭や体をシャワーで流してから入りたいものですね。

無料休憩所でのんびり人の流れを眺めて休日気分を味わいます。ここ最近こういう流れで休日は心の中を空っぽにしてしまいます。

いろんな人がいるなぁ~こんなに人がたくさんいるのに自分の人生に関わる人は皆無なんだよなぁ…。不思議だよね。

 

私自身コミュ障ですし…いなくなった時の喪失感がとても辛いので避けてる部分もあります。

併設されているコンビニで肉まんと缶コーヒーを買いましておやつを堪能…って30分くらい前にラーメンを食べたばかりなのに…!

こんなんじゃいつまでも経っても痩せれない!

このままボンレスハムかドラム缶になっちまう!

頭は空っぽなのに腹は満タンです。

そしてメインのソフトクリームはフードコートの奥にあります。券売機で購入。

350円払っておばちゃんに渡します。

んん…正直に言うと私の方が捻り方が上手いと思うな。すたみな太郎で高さ約40センチのソフトクリームを作ったことがある。

チョコミックスです。こちらのソフトクリームはひじょ~うに美味しいですっ!!滑らかな舌触りと濃コクな味わいがたまりません。一緒に舌まで溶けて無くなりそうです。

そうしたら余計なことまで喋らずに済みそうです。口は災いのもとと言います。

たった1日しかない休みを十分に堪能し一週間のエネルギーを補充しました。

【孤独飯】レストランカープルのハンバーグ

世間はあと少しでクリスマスだという頃のお話。

私は日々の労働を終えて空きっ腹で帰路についていた。

なんとなくラーメンという気分ではない。例年クリスマスには一人でラーメン☆ビリーでラーメンを食べているのだ。

鼻息荒くして背中丸めて極太麺を啜っていると脳内ではかぐや姫の神田川か赤ちょうちんが再生されているものだ。

クリスマスも近い。ここは一つシャレオツなお店にするかと車を走らせた。

向かったのは南中山である。泉の長命ケ丘から愛の鐘通りを走り抜けた先にある。

レストランカープル』さんです。

むっちゃオサレな建物なのですぐにわかります。しかし、駐車場は狭いので要注意です。

ちょっとおじさんが一人で来るにはハードルが高いお店かもしれませんね。

店内もめっちゃオサレ…。お一人様ですと人差し指を立てるのが恥ずかしくなりますがマスクが透けて見えるくらいの笑顔で出迎えていただき安心しました。

席に座り周りを見ると家族連れやカップルが…隅のテーブルに一人でポツンと座っていると私の席だけネカフェな感じですね。さて、オーダーは…『ミラノ風ハンバーグセット』にしました。

注文し終えるとドッと疲れが溢れでてきました。浦島太郎みたいに老けていくのがわかる。

ぼんやりとしてるとあっという間に配膳されました。

おお、これがミラノ風ハンバーグ!!

めっちゃ笑顔のポテトがいい感じですね!では早速いただきます!

お!!ハンバーグがフワッフワ!こんな感じなのは初めてだ。おからみたいな柔らかさ。

口に含むとフワッと広がる肉の旨味とソースの濃く深い味わい。

歯が無くても食べられる柔らかさ…お、美味しい!ポテトもいい感じに香ばしくて美味しい。

この不思議な食感のハンバーグはここだけだと思う。とにかく柔らかくて口当たりが優しい。豆腐に匹敵する柔らかさ。

これは他のメニューも気になりますぞ。

お店の雰囲気もなんとなく家庭的で温かい。とても安心する空間。

お一人様なのでここは素早く食べてサッサッと退店。またいつかゆっくりと味わいたいものですね。今度は誰かを連れて……

行けるのか?

南中山ということで若干アクセスしにくい場所ではありますがここにしかないハンバーグがあります。とても良いお店なので足を運んでみてはいかがだろうか?

【食レポ】お持ち帰り処丼助新境町店の海鮮丼とイカ盛り丼!

世間的にはどんと祭。

地域によってはどんと焼きとも言う。宮城県ではあちらこちらの神社で行われている恒例行事だが私は全国的に行われているものだと思っていた。

正月飾りなどを神社で焼き払い、その煙を浴びると無病息災で一年過ごせるというものだ。

私も毎年どんと祭に行っては屋台で出してる甘酒を飲みながら焚き火にあたる。

我が町では焚き火が一切禁止されており、違反し見つかった際には罰金10万円を課せられるのだ。

なので生の火を見れるのはどんと祭ならではの醍醐味だ。そして裸参りが行われ褌締めた男達が焚き火の周りをグルグルと回るというダイナミックな競技が行われる。

だが今年は昨年に引き続きコロナ禍なのでかなり縮小した形で開催され人も集まらずに終わろうとしていた。

私は人集りを避けるために夕食はテイクアウトにしようと心に決めていた。

数日前に偶然グーグルマップで見つけた石巻市のテイクアウト専門のお店の

お持ち帰り処丼助新境町店』である。

もとは渡波地区にあるのだがその二号店として新境町にオープンしたのだった。

寿司屋が始めた海鮮丼屋ということで大いに期待が高まる。

蛇田を走り抜け国道45号線に合流、ファミリーレストランデリシャスの前を走り…おお、やはりお客さん入ってる!!相変わらずの人気ぶり。

ミニストップの交差点を右折して右側にある。ちょっと、照明が暗くて見落としてしまいそうだ。

お店に入ると爽やかな青年が応対してくれる。

予め注文は決めていたので

『海鮮丼とイカ盛り丼』を注文。

オーダーしてから5分足らずで提供された。めちゃくちゃ早い!!先客がいなかったとはいえ想定外な早さ!!

椅子に座った瞬間に起き上がり小法師のように立ち上がった。

帰りは高規格道路を走り急いで帰宅。

おお!!540円とは思えないクオリティー!!イカ盛りの方はご飯特盛です。

どんと祭の日にこういう海鮮丼が食べられるとは…いい時代になったものだ。寿司屋クオリティーな海鮮丼だ。

古来より寿司はお祝い事で食べられていたことで元の名前である『酢し』があて字によって『寿司』になったという。

寿を司るなんてなかなか粋なネーミングセンスじゃないか。

私がその時代に生まれていたら『刺身乗せご飯』としか思いつかないだろう。

最初にこの名を考えた人はご存じないがどんと祭ついでに裸参りで讃えるべきではないかと思う。

これが540円である。テイクアウトならではの低価格!

ネタは結構新鮮。ご飯も結構ボリュームある。マグロ、サーモン、イカ、イクラ、コハダ、ホタテ、甘エビ、ネギトロ、ガリ、ワサビで540円!!

これを観光地で食べたら1500~2000円くらいはすると思う!

でも別に観光地がボリ過ぎということではない。あれには調理する人、配膳する人、片付ける人、食器を洗う人など全ての人件費がかかっているのだ。妥当な価格なのだ。

それをテイクアウトにすることにより、人件費を削減し実現している安さだと思う。

イカ盛り丼はイカがたっぷり!!でも鮮度が若干落ちている感じ。

でも昨今においては不漁続きのイカ。スーパーの刺身盛り合わせにも入ることなく欠員となっているイカをこんなにたくさん食べられるなんて贅沢の極み…。

ご飯は特盛なのですが本当にめちゃくちゃ量があってぎゅっと詰められている。大飯食らいも大満足な量だ。

早速イカ盛り丼から…。

突然箸が折れますた…!!

いやぁ、それにしてもイカも甘くて美味しい!

続いて海鮮丼もいただきましたがどのネタも美味しくてあっという間に完食!

540円とは思えないクオリティーでした。この値段とクオリティーなら毎週食べられますし、家族で回転寿司に行くならこっちの方が安上がりで済みそう。

メニューもかなり豊富なので選ぶ楽しみもありますね。

これはしばらく通うことになりそうです!!

石巻の大満足なテイクアウト海鮮丼ごちそうさま!!