投稿者: ソラノムコウ

6年ぶりにラーメン蔵

今日はセブンビーチで仕事だ。まだ梅雨明けの一報は無いが晴れ間が広がりやや蒸し暑く感じる。時期的には夏真っ盛りだ。子供達も夏休み目前ということで気持ちが踊ってる子も多いだろうな。

私はというと…当然ながら夏休みというかお盆休みという概念もなく仕事であるケースがほとんどで期待はしていない。だが一度しかない人生を会社に身を捧げるような生き方でいいのか?とは思っている。

しかし腹が減った…毎日コンビニでおにぎりというのもなんだしたまには贅沢するか。週の真ん中でも無い微妙な位置関係にある木曜日だ。もう一息という感じでテンションを上げるにも美味しいものを食べるということは大切だ。

向かったのは『ラーメン蔵』である。多賀城界隈ではかなり人気店だ。宮城県に住んでいれば誰もがその店名を耳にしたことがあると思う。

かなりの行列が出来ていたので店の外観の写真は取れなかった。その…いろいろと画像処理するのも面倒くさいしGoogleで調べればいくらでも出てくるのでそちらを参照した方がいいだろう。

30分ほど並びようやく店内へ。なんというか混雑過ぎというか…同じような服装のリーマン達がいた。そして席を立つのもほぼ同時に…どうやら団体様だったらしい。道理で回転の歯車が噛み合わないわけだ。

注文したのは

『特製ラーメンこってり太麺大盛り』である。もはや定番な感じ。

注文した安心感から店内を見回す余裕ができた。ラーメン屋にしては綺麗で清潔感がある。よく見たらサンドウィッチマンも来てるんだな。まぁ、有名店だから当然といえば当然。

注文してから五分くらいで着丼。

うぉ…デケェ…丼がすり鉢だよ…こんなに巨大だったっけ??まずスープを一口…ズズ…

う、美味い!!口に含んだ瞬間に複雑な旨みが口の中に一気に拡散されて鼻から香りが突き抜けた。飲み干すには塩分が強めで飲めないことはないが飲まない方がいいかもしれない…悪い意味ではなくてこのラーメンに限らず中高年は気を付けた方がいいです。それにしたって美味い!よくこんなスープを作れるなぁ…。

そして麺。

太くて縮れている。なんとなく喜多方系って感じの麺。口に含むとスープの豊かな香りと共にピロピロした食感で舌の上で踊っているようだ。これもまた美味い。表面はツルツルしてて真ん中にコシが残っている。絶妙な茹で加減だ。歯で噛むと意外なくらいにモチモチしている。この麺は美味い。

やや並んで食べたが店を出る頃には客は捌けて駐車場にも空きが出来ていた。まぁ、そんなもんだろうとまだ口の中にスープの余韻が残ったまま車に乗り込み仕事場へ戻った。

6年ぶりにくらいに食べたラーメン蔵だったが本当に美味しいラーメンだった。

また行こうっと♪

普通とは尊いものだ

特別金持ちじゃなくても美形でもなくていいから普通になりたかった。

普通に働いて、普通に休暇を得て、普通に給料を貰う。そして普通に恋人を作って普通に交際して普通に結婚して子供が出来て家も車も家具も買えて未来に希望をもちたかった。でもこの普通が出来ない人たちも世の中にはたくさんいる。そもそも、私が見ていた普通とは所謂『勝ち組 』というものだったのかもしれない。

私の人生の中で誰かに寄り添うことなどありうるのだろうか?

幸せの形状なんてまるでわからない。どうしたらこのザワザワした気持ちが落ち着くのかも…。

旅をしたい。今は本当に旅をしたい気持ちだ。自分が知らない、自分を知らない土地に行ってみようかと思うがそれもまた難しい御時世だ。

今日はいい事が一つだけあった。昨日猫のベッドを新調したのだが全く使ってくれない。ベッドの脇の硬いフローリングの上で寝ている。ニトリのNクールのベッドで結構いい値段したんだがな…ちょっとガッカリしていたらきちんと中に入ってくつろいでいた。些細なことだが普通に嬉しかったな。

案外当たり前すぎて気付かないことが一番幸せなことなのかもしれない。今日という日が終わろうとしている。

今日の続きで明日がやってくるのではない。人生の中の新しい一日がやってくるのだ。

出来ることから少しずつ

最近は民間の仕事が増えて時間的に余裕が生まれている。以前は公共事業ばかりやっていたので現場は朝8時朝礼だ。ゆえに朝はとにかく忙しい。朝5時に起床し6時には出勤だ。ともすれば5時半に会社出発なんてこともあった。

当然工事が遅れてくれば日曜日も関係なしに何週間も連勤が続く。34連勤なんてのもあった。とにかく建設業なんて労働基準法なんて適用されない業界なのだ。まるで犬鳴村だ。

だが民間は大体は9時からスタートだ。これは朝早くに来られて対応をするのが大変なのと騒音関係もあるだろう。正直週休二日制に出来ないなら一日の労働時間を短くしてほしいと思っている。金は欲しいがそれ以上に時間が欲しいのだ。もっともにして長時間働いても金なんか稼げやしない。

以前公共事業をやっていた時は部屋の掃除すら出来なかった。極端な話だと風呂に入る体力と気力もないのだ。当然運動なんかするわけが無い。ジャンクなフードを食い、携帯いじりながらベッドにいると寝落ちするパターンだ。そして極めつけは日曜日だ。公共事業だと大体日曜日も労働を強要される。だから予定など全く組めないのだ。下手に計画を立てようならば日曜日出勤のダメージは計り知れないものになる。

はっきり言えば人間的な文化的な生活など全く無縁だ。公共事業などやってもピンハネされて中抜きされて絞りカスみたいな賃金しかもらえない。残業代なんか出るわけがない。毎日10時間も働き、週7日稼働するのだ。そういう生活を何年も繰り返していたら気が付いたら自分は歳を取り、友人はいなくなり、同期は結婚して家を立てて人間らしい生活をしている。

私は?

何年も変化の無い生活、収入は住民税、所得税、健康保険、年金を払うので精一杯。どうしたら貯金出来るのか?と考えたら休まず仕事して金を使う暇を潰せばよいという地獄の選択しかなかった。

今は少しだけ余裕が生まれた。日曜日も絶対ではないが休めるのは嬉しい。週一の休みでもこんなに輝くのだ。今まで出来なかったことが出来るようになってきた。

部屋の掃除、お風呂、読書は少しだけ、あとは空を見上げることとゆったりと散歩できる少しの時間。

長時間働いたところで幸せにもなれるものでもない。それどころか確実に死に向かっていたのだ。

一日の労働時間は6時間でいいよ。マジで。

 

今日という日

世の中には同時にたくさんの仕事をこなせる人がいる。それは天才的だ。私には到底真似出来ない。趣味で書いてる小説でもそうだ。ひとつのストーリーで精一杯だ。一時期は同時にいくつかのエピソードを書いていたが現在は無理だなぁ。これが老化ってやつか。

今日は夏本番の前に劣化して穴が空いた網戸を交換した。出来ることから一つだけやる。田舎暮らしなので例年だと網戸にする程夜は暑くはならないのだが今年は少し暑いかもしれないと危惧してのことだ。

もっともにして猫によく破壊されてしまうので網戸の張替えは夏の風物詩みたいなものだな。猫を飼うと本当に大変だ。掃除だって頻繁にやらねばならないし、買ったばかりのソファーもほつれや穴だらけになってしまう。正直猫を飼うことに反対だったのだがね。私は家の中に植物すら置きたくないのだ。つまり人間以外に命あるものは入れたくない。

植物など家の外にべらぼうに生えてるしわざわざ家の中に引き込むこともないだろう。どんなに綺麗な花だっていつかは枯れるし、家の中にあるのは自然ではない気がする。これは屁理屈だが、分かりやすく説明すると『世話をするのが面倒くさい』のだ。自分が生きるだけで精一杯なのに自分以外のものに時間や労力を使えるくらいに余力がないのだ。

でもこの気持ちは年間休日が70日未満のブラック企業の傘下に籍を置いてるから心のゆとりがないだけかもしれない。もう少し稼げて休日もあればまた変わるかもしれないな。

ああ、そうだ。ワクチン摂取の予約を済ませた。本来は打ちたくはない。

『注射は痛いから怖い』からだ。別に思想やなんたらかんたらの複雑な事情ではない。それにワクチン摂取の証明書とやらがないと仕事をやらせないとかいう高圧的なことをされる気がする。もっともにしてそういう現場では働きたくないのだが零細労働者としては選ぶ権利がないのだ。

今日も何事も無く1日が終わろうとしている。実に緩やかな人生とも言えるが刺激がないといえばそれまで。

出来ればもっと小説を書く暇と体力を残しておきたいものだな。とりあえず睡眠はとても大切だ。早く寝よう。

そういえば今日は一度しか空を見上げなかったな…。

リトルスターってコンビニ知ってるか?

私は今日は本来なら仕事の予定だったが恵みの雨で作業が中止になり休みになった。日曜日に休めるのは最高に嬉しい。これは皆様には当たり前かもしれないが私は特殊な業界で働いているために週に一回の休みも約束されたものではないのだ。運が悪ければ何週間も働かされる…。

さて、ぼんやりと惰眠を貪り7時半に目を覚ます。ああ、昨夜は遅くまで起きていた。どうも交通事故で負った腰の怪我が病んで満足に寝れやしない。ここ最近の睡眠時間は3時間だ。これは自慢でも何でもない。単純に痛くて寝れないのだ。ベッドに入ってから右を向いて左を向いてを繰り返してるうちに朝になってしまう。

日曜日の朝は特別だ。まずは朝からラーメンを食べる。これが非日常への入口だ。食べ終えた後は缶コーヒーを購入してぼんやりと過ごす。ほんの僅かな時間だが人生においては必要な時間だ。

そこで思いついたのだが宮城県に一店舗しかない超レアなコンビニがあるのを思い出した。というのも朝ラーを食べた店が元のコンビニの居抜きだったからだ。そのコンビニとは

『リトルスター』である。

かつて日本には様々なコンビニが存在していた。ampm、セーブオン、サークルK、サンクス、ホットスパー…あとセブンメルシー!!

セブンメルシーとはまんまセブンイレブンのロゴを少しだけ改変したようなやつで店もレンガ調で本家と間違えそうな佇まいなのだ。それが本家の目の前にあったのだから驚きだ。もっともにして私が発見した頃には既に閉店していたのだが…。

宮城県に一店舗だけある超レアなコンビニがリトルスターなのである。早速行ってみようかと車を走らせた。

場所は宮城県の北部に位置する古川にある。主要幹線道路より外れ寂しい町を走っていくとそこに存在する。

看板はこんな感じである。知ってる人が見ればおお!となるが全く知らないと「なんだこれ?」って思いそうだ。

店舗はこんな感じ。さすがに撮影許可とか取るとか大袈裟なことはしていないので店内撮影までは出来ません。撮影許可取るとか言って一日に1人しか来ないホームページ持ち出されても困るでしょうに…。このホームページは私専用の日記みたいなものだからね。

とりあえず分かりやすく説明すると

『コンビニの形している日用品等を扱ってる個人商店』みたいな感じです。特にここでなきゃ買えないとか店独自の商品というものはないと思います。ただ…

『金ちゃんヌードル 』が普通に売ってました!九州地方とか沖縄ではポピュラーなカップ麺ですが宮城県ではなかなか入手が難しいカップ麺です。宮城県だとペヤングヌードルが主流なので金ちゃんヌードルはレアな存在です。それが棚に普通に陳列されてて驚きだ。それ以外は特に特筆すべきものがない。まぁ、客が私しかいなかったので長居するのも気まずいということもあり缶コーヒーとチーズ蒸しパンを購入して店を出ました。店を出たら駐車場内に自販機コーナーがありました。コンビニと言っても24時間営業ではないので自販機があると助かる。

地元に愛されるコンビニですね。かつてはもっといろんな場所にあったと思うんですけどね。

今は主要三店舗が占拠してしまって地域性も無くなり面白くなくなってしまった…せめて山形のセーブオンは看板を変えずに営業した方が利益を生み出せたような気がする。サンクスもあの営業形態のまま続けて欲しかったなぁ…と思うのであった。

宮城県大崎市古川に存在する超レアなコンビニ『リトルスター』は末永く営業してほしい!!

雨の休日には太麺を

梅雨も終盤だ。朝からシトシト雨が降る金曜日だが今日は休日だ。というのも交通事故の怪我による通院日だ。こういう天候の日は何故か怪我した箇所がやたらに病む。あまりの痛みに呻きながら目を覚ました。

病院は高齢者の集会所のようだ。見れば周りは顔見知りのようで病院に似つかわしくなく笑顔で会話している。一体どこが悪いのだろう?と思ってしまうな。

待ち時間よりも診察はあっという間に終わる。たっぷり1ヶ月分の痛み止めと鎮痛剤を貰う。なんか雑な感じだな…1ヶ月も放置されるのか。その間に良くなればいいが…。

とりあえず体を休めるのも仕事の一つだ。休みなく働くなど美徳でも何でもない。むしろ休日を充実させて方が生産力や精度も上がるし事故の予防にもなると思っている。なので休日はもっぱら掃除や整理整頓に費やす。雨の日はこれが一番良い。どうせ出かけても濡れるだけだ。

そうこうしている内にお昼になっていた。昼食どうすっぺ?と考えていたら平日の雨の日など滅多にない機会だ。超絶人気店のあの店に行ってこよう!と向かった先は仙台泉区にある宮城ラーメン人気ランキングにおいて常に上位の名店

『自家製太麺渡辺』である。

この店は日曜日ともなると1時間は並ぶ超絶人気店である。だが私は滅多に来ない!なぜなら一日しかない休日をラーメンに並ぶことに費やしたくないからだ。同じ理由で洗車も嫌いである。どうせ洗ってもすぐに汚れるのに貴重なる休日を洗車に費やしたくないのだ。

なので必然的に気を使わなくていい車になる。さて、並ぶことなくすぐに入店出来たが店内にはまだ待ち客がいた。手指の消毒をして券売機にて食券を買う。選んだのは『らー麺大』である。こちらは麺300gだ。デフォルトで200gだから相当な量だ。

味玉をトッピングしました。相変わらずスープが少ないのですが濃厚な煮干しダシなので十分とも言える。さて麺を一口…うむ、ゴワゴワの太麺だ。そして硬い!イメージとしては10秒どん兵衛だな。太縮れ麺が濃厚な煮干しダシのスープをよく絡ませており、小麦の甘い風味と香りが口と鼻の中で混ざり合う。久しぶりに食べたけど美味しいなぁ。もちろん好き嫌いは分かれるかもしれない。この日は平日で雨という事で行列も出来ていなかった。いつもだと小一時間ばかり並び休日が台無しになってしまう。

メンマは穂先メンマでシャキシャキの歯応えが特徴的。これも適度に柔らかくて繊維の中にスープが含まれていて絶妙な味わいを生み出す。チャーシューは歯が無くても顎で食べられる柔らかさ。口の中で溶ける脂身と肉感がある筋が適度に残っている。

味たまは少し誤算だった…黄身が半熟ではなかった。ゆで卵だった。ポサポサの黄身がマイナスかな…。それ以外は総じて満足のいく一杯でした。

コロナ対策は入口のアルコールのみで仕切りも何も無く隣の人とも相当近い。でもお客は店内では会話もなく黙って食べているのでさほど気にする程でもないと思う。もっとも休日はわからんがね。

20分程で完食し退店。

午後はたっぷり昼寝を楽しむ。痛み止めが効いてる日中は意外な程に眠くなるのだ。

雨音が心地よい眠りを演出してくれる。昼寝と言えば車にはきちんとお昼寝グッズを搭載している。枕にアイマスク、寒い時に羽織るブランケット、耳栓を常備している。もちろん窓に付けるカーテンもだ。何時でも何処でも快適な眠りを得られるようにしているわけだ。

人生が豊かになるのはまずは眠りだと思う。眠りの質を上げれば人は幸せを感じるセンサーがよく働く気がする。寝ないで仕事をするなんてのは自慢にならない。

『起きてる時よりも寝てる時の方が幸せなのだ』

どんなに現実が不幸でもきちんとよく眠れれば幸せってもんだ。極端な話になると死ぬまで寝てていい夢を見続けたいとも思っている。

そういうわけで雨の休日は何気なく過ぎていくのだった。

あわや大事故に…!

午前の仕事を終えて次の現場に向かおうと車で走っていた。比較的のんびりと。すると対向車がやけにセンターラインに寄ってる?一瞬ドライバーを見たら…なんと!

普通に視線を落としてスマホ(?)を凝視しているようだ。これはまずいと路肩に回避準備を始める。すると普通にセンターラインを超えて私の方へ突撃してきた!

ああ!まずい!!と左にハンドルをきって回避しようとする。左側は田んぼだ。正面衝突よりも田んぼに落ちた方がマシだろう。無論、稲作の損害賠償はあるかもしれないがこれ以上怪我して痛い思いするのは嫌だ!と車体がガタガタと揺れる。相手はまだ下を見ている。もっと寄ってくる気か!?もう落ちる!!とサイドミラーを見ると接触まで僅か3cmというところで掠めていった。

私はなんとかハンドルをきり車線に戻ると過ぎ去った対向車は後続車両にクラクションを鳴らされ車体を揺らして車線に戻った。

危うくまた事故に遭うところだった…どうなってんだこの世界は!?もしかして…本当は去年の事故で私は死ぬ運命だったのでは…死の運命から逃れられない的な映画あったよね!?ファイナルデッドコースターとか…あんな感じなの?

今日は回避したが本当に恐ろしかった。死ぬかと思った。サイドミラーがすれ違う時は本当にスローモーションのようにはっきり見えた。人間の集中力が極限に達すると脳の情報処理能力が倍加するのか…。

とにかく…公道を走っているのは必ずしもまともな人とは限らないのだ。ますます道路を走るのが怖くなってきた。

車はもう『グランツーリスモ』で十分かもしれないな。

七夕の願い

今日は七夕か…。例年通り雨だな。仙台では七夕祭りが8月に開催されるために7月に七夕という認識はやや薄く感じる。

子供の頃、どんな願い事を書いたんだっけ…あまり覚えていないな。

地球からアルタイルまでは17光年。光の速さで願いを届けても17年もかかる。その願いが叶うとしたら更に17年だ。計34年かかるわけだ。

せめて10歳の頃にした願い事が思い出せればいいのだが全く思い出せない…。子供の頃は毎日生きるのに大変だった。およそ『普通の子供』が得られる幸せはなかった。自分が大人になるなんて微塵も思ってなかったし想像すらしていなかった。よって幸せの展望など全くなかったのだ。

周りが進路で賑わう中で私はどうなっていくのか全く考えていなかった。ただ漠然と不安だけが頭の中を支配していた。

七夕は特に何の思い入れも無い。でも彦星と織姫が1年に1度だけ会える日。なんてロマンチックなんだろうね。

でも1年に1度でも会えるならそれも贅沢な話だなと思えてならない。私の大切な人はもう二度と会えないのだから。そして、この世界には私の心の中にしか生きていないのだから。

今七夕の願いを思うならどんな願い事をしようか?今から17年後に願いはアルタイルに届く。それから17年後にその願いは叶う。今から34年後に…そうだなぁ。なんにしようかな…。

大人になると願い事なんて簡単に思いつかないものだな(笑)贅沢な願いかもしれないが…心を許せる誰かが身近にいてくれたらな。

 

 

愛した記憶

かつて誰かを愛した記憶はある。でもそれは忘れようと必死になっていたが結局忘れられなくてぼんやりとしたものになってしまった。

当時二人で通ったレストランはまだ営業している。いつもオムライスを食べていたっけ…。お互いまだ若くてお金が無くてたまにの贅沢だった。

君が旅立ってから22年が過ぎようとしている。あれからずっと喪失感を抱えて生きてきたし、幸せになることが烏滸がましく思えてならない。そもそも幸せとはなんだったのだろうか?

たらればを言ったらキリが無いが、もしあの時に一緒に同棲する方を選んでいたら?と悔やむことはある。

でもこの世界はとても静かだった。雑音もなかったし、静寂そのものだった。君の声はまだ忘れてはいない。余計な音を聞かなかったからね。

ただ、叶うならばもう一度話をしたかったなぁ。どんな事でもいい。

生きることってのはそれだけで苦しいものだな。君がいない世界というものは酷くつまらなく思えてならない。

愛した記憶はある。それ以上に失ったショックの方が大きかったのだ。

こんな気持ちを抱えながら生きなければならない人達が今現在もいる。飲酒運転はクソだ。クズがすることだ。死刑でも気が済むものでもない。

どうして悲しみは伝えられないのだろう?どれほどの涙が流れればわかるのだろう?

何度も思うんだ。時間が戻ればって。

1日の訪問者は…

私のホームページへの訪問者は平均して一日1人か2人だ(笑)まぁ、特に収益化とか全く考えていないしSNSのように不特定多数が来るようなことを想定していない。自由に書き殴って生きた記録として残せればいいかなと軽く考えている。

軽く考えているけどサーバー代はバカにならないのが現実だ。せめて収益化を目指してサーバー代はチャラに出来れば理想なのだがそういう技術も知識もない。あと収益化を考えると毎日更新しなければならない負担も生ずるので嫌になったら辞めるでいいと思っている。

単純にアクセス稼ぐくらいならニュース記事を転載していけば簡単なんだがね。それよりも日々の思いや考えを綴ってる方が我得って感じだ。

まとめサイトみたいに時事的な記事を書くのも面倒くさいしいちいちニュースを追いかけるのも疲弊してしまう。元々は小さなSNSで小説を書くのが好きだった。交流などはまるで出来なかった。

当時からブラックな事業所で働いていたためにかなり精神を病んでいた。プライベートは無いに等しく休日も仕事のことが頭から離れずに悩んでいたのだ。いつの日か何にも考えずに空を眺める日が来るのかと思う程に脳がエラーを繰り返していたのだ。

そして、同年代が結婚して家を建て子供が出来るようになると今の自分には何もないということに気付いた。ブラック事業所で働いてきた時間は全てが浪費だったのだ。自分には何も無かった…。いつか豊かになる、いつかは悩みから解放されて穏やかな日々を過ごすことが出来る。そのために粉骨砕身踏ん張ってきた。

だが待っていたのは人生の絶望だ。全てを失い…全てを諦めざるを得なかった。

体は決して健康とも言えず、節々が痛みまともに動くことすらままならない。もう後戻りも出来ない程に人生の崩壊が進んでいたのだ。

残された救済は全て諦めることだった。人並みの幸せのありとあらゆることを諦めたのだ。ようやく穏やかな気持ちを得た時はおそらくは何も残されてはいないだろう…。

 

でも自分が書き綴った物語だけは残したいと思った。それが誰かの心の中に少しでも残ればいいかなと思っている。

だがその物語すら書くことが困難である。ああ、どうしてこんなにも疲弊してしまったのだろう。

とてもじゃないがこんな愚痴は数百人が訪れる場所で書けるものではないだろうな。

 

これが噂のダールラーメン

腹が減っては走ることもならぬのですよ!

私は大欠伸をしながら目を覚ます。やや曇天な空は惰眠を貪るに相応しい環境である。

社会の底で働く超ド底辺労働者の私は阿呆の極みであり、週に一度あるかないかの貴重なる休日を惰眠に費やし、インターネットの検索履歴には何故か『象の尻』などと前衛的な検索ワードが上がる。

そんな私だが厄介なことに邪悪なことに関しては人一倍敏感であり飲酒運転事故を起こしたニュースに関して一言コメントを残そうかとヤフコメを開いたものの、言葉のやりとりは苦手ゆえにそのまま閉じて天井を仰いだ。所詮個人的な鬱憤晴らしにしかならん。

「…そういえば風呂に入ったのいつだっけ?」などと実に下らないことを考えながらぼんやりしていたらいつの間にか昼になっていた。

これでは一生涯に一度しか訪れない今日を無駄に終わらせてしまうと重い腰をあげて車に乗り込んだ。そういえば車を動かすのは1週間ぶりだ。

川崎町へ…

車の運転は苦手だ。自分だから信用などできるものでは無い。とにかく恐る恐るハンドルを握っているのだ。それでも他の車の流れに乗ろうとしがみついて運転している。

ことにプリウスを見るとまた『特攻』してくるのではないかとトラウマになっている。すれ違う10台に1台はプリウスだ。本当に怖い。

2時間のドライブで川崎町に着いた。とにかく遠かった。

『ドライブインみしま』に到着。

今時ドライブインという響きはなかなか心に響く。ちょうど昼のピークが過ぎた…はずなのに駐車場は溢れんばかりの車でいっぱいだ。決して狭い駐車場ではない。田舎のコンビニと同じくらい広い駐車場が満車なのである。こんなことってある?人込みは嫌いだがここまで来て食えないのも釈然としないので少し捌けるまで駐車場で待つ。店内に空きが生じた辺りで入店。

まるでアイドルのような可愛い店員さんに促されテーブル席へ。テーブル席と言ってもでかいテーブルでおひとり様専用のようなものだ。

迷わず注文したのはダールラーメン半ライス付き。

ダールラーメン登場!

この価格は安い!下手すれば意識高い系ラーメン屋の『らぁ麺』よりも安いではないか。

これで普通盛りである。一般的なお店なら『特盛り』でもおかしくないボリュームだ。ピリ辛の餡掛けでとにかく熱い!湯気が出てないので騙されるが相当に熱い。いきなり口に放り込もうならば結構な火傷を負ってしまう熱さだ。それにつけ加えてピリ辛だからとんでもない汗が出る。

海老が入っているおかげで彩り豊かである。うずらの卵も2個入っているのが何気に嬉しい。一つは中盤で食べて残り一つは最後の楽しみにとっておける。もやしもシャキシャキで歯応えがあり美味しい。近場であれば毎週食べたいくらいだ。

麺は普通の卵麺だ。良くも悪くも特徴はないがこれだけ熱い餡掛けの中にありながら終盤まで伸びることなく食べることが出来た。適度に餡掛けを絡ませてくれるので食感も良い。全てが計算され尽くされたものだ。

麺を食べたあとはライスをぶち込み中華飯にして食べる。これもまた美味い。最後の最後まで楽しませてくれる。だが完食し時計を見たら午後3時になろうとしていた。なんとも寂しい気持ちになりながら帰路についたのだった。

そういえばダールラーメンといえば青森県の八戸市にもあったな…店舗の名前は忘れたが…。

ドライブインみしまさんはこの辺ではかなり老舗となるお店だろう。長く続くには理由がある。ひっきりなしにお客さんが訪れては汗を流して食べていく。日頃の鬱憤などどこへやら。

また食べに来よう♪

コードレス掃除機を買ったワシ

人生初!コードレス掃除機を買う!!

今まで気にはなっていたのだが購入を先送りにしていたコードレス掃除機。充電して使うのだが購入を先送りにしていたのはまだ使っている掃除機が現役で動いていたからだ。

掃除機は長寿命の家電の一つだ。下手すりゃ爺さんが買ったものを孫が使っていても不思議ではない。だが物には限界というものがある。壊れもするし最新家電ともなれば電気代が安く済む場合がある。だが掃除機にかかる電気代など知れたもので年間数百円の節約のために買い替えなどしないだろう。

そんな私がコードレス掃除機を買うきっかけになったのは先日、部屋の床を猫の毛が毛玉になってコロコロ転がってるのを見ていた。

さすがに着るものや布団に舞い降りたのではなかなか厄介なので掃除機をかけることにしたのだ。我が家のは20年前に購入したが壊れもせずに現役で稼働している。コードを引き出しスイッチオン!すると全く吸う気配がない。モーターは動いているのに吸わない。すぐにタンクを開けると中に入っている紙パックがパンパンだ。

うむ、これでは吸うわけはない。物置を漁り紙パックを探す。無いな…。これは面倒くさくなってきた。

あっちの部屋、こっちの部屋、タンスの引き出しから冷蔵庫の中まで探したが見つからない…これは…使い切ってしまったのかもしれない。

それではホームセンターに買いに行くしかあるまい。しかし20年前の機種に適合する紙パックなどまだ売ってるのだろうか??

家電コーナーを見ているとコードレス掃除機があった。へぇ、これがコードレス掃除機かとスイッチオンしてみたらこれはなかなかパワフルではないか!しかも軽くて吸ったゴミがタンクの中でクルクル回ってるのが見える。これは…面白いぞ!!

今年初めて一万円以上の買い物をしたのだ。意気揚々と帰宅し早速充電して使ってみる。

ギュオオォォォンと音と共にゴミがみるみるタンクに溜まっていく。2段階のパワー調整ができるが弱でも十分な吸い込みだ。

タンクはあっという間に髪の毛で一杯になった。なんて言うか…阿寒湖のマリモみたいな感じだ。結構大きい毛玉になっている。猫の毛よりも明らかに私の毛の方が多い…。

捨ててまた掃除機をかける。またタンク一杯になり捨てる。また掃除機をかけるとまたタンクが一杯に…そしてまたかけると繰り返したらゴミ箱の中には結構な髪の毛が…。

頭に乗っかってる髪の毛よりも多くないか!?

あまりの量に不安になったが髪型など気にしない年齢に達したので別にどうでもいい。むしろ髪など無い方が人生は豊かになるのだ。無いものねだりが一番の不幸の原因だ。去る者は追わないのが私の主義である。

しかし、コードレス掃除機はめちゃくちゃ面白いぞ!ゴミがみるみる溜まっていくのを見ると達成感が得られる。そして綺麗になった部屋を見て感慨深いものを感じた。

掃除こそが人生を豊かにするメゾットなのだ。楽しい掃除機ライフは始まったばかりだ。