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【 仙台のラーメン 】太平楽六丁の目店の朝ラー太麺大盛りを食す!

仙台で人気の朝ラーメンの店!!朝から活気がいいぞ!

平日ともなると目覚まし時計よりも早起きして適当に朝飯を作り、喉の奥にかきこむと咀嚼しながら車に飛び乗る。

そんな忙しい日常を送っているのだが、その日は日曜日である。

超ド底辺労働者にとっては最良かつ、最高の一日。

日曜日はダイヤモンドなのだ!

朝に軽い運動をし、体を温めると車に乗り込んだ。その日は、あいにくの雨ではあったが早朝から仙台へと向かった。

目指すは六丁の目。

朝ラーで超絶人気の

『太平楽六丁の目店』

である。

太平楽は宮城で展開するお店で県内に4店舗を構えている。

その内の六丁の目店は特に人気のお店だ。

ここのお店の特徴はなんと言っても店員の元気の良さ。

あれぐらい元気があれば一人でもフリーザを倒せるくらいの元気玉ができるんじゃないかと思うくらいだ。

朝ラーはダントツ人気のメニュー!

券売機は店に入って左奥にある。

太麺と細麺で分けられているので注意が必要だ。

細麺も美味しいのだが私の好みは太麺。太平楽の太麺は特に美味しい。

食券を渡すと席に案内され腰掛けた。こうしている間にも次から次へとお客さんが入ってくる。なんて人気だ。

朝からよくラーメンなんて食うよな、まったく。

見た目がとにかく豪華!具沢山のお得な朝ラーメン!

これだよこれ!

この具沢山のビジュアルが食欲をそそる。

全体的にとても華やかだ。

以前に比べてかなり値上がりしたが、具材をケチらずに素直に値上げしたのは好評価と言える。

よくネギを省いたり、卵をはぶいたりして価格維持するケースもあるが、客としては具材や素材をそのままに値上げしてもらった方が気楽ではある。

いろんな物をケチってしまうのはまことに残念な気がするものだ。

スープは魚介強めだがエグミはなく清廉な味わい。

スープを一口…ズズ…。

うんめぇ〜!これだ!

この魚介が強めだが塩味も程よく、かえしの味わいが突き抜ける。

こんな美味いスープをよく作れるなぁ〜天才かよ!

背脂の甘みも手伝って飲みやすく、飽きがこない。

それに合わさる麺は…!

太平楽ここにあり!ブリブリ太麺は食べごたえ抜群!

この太麺、いいよなぁ。たまに思い出すとやけに食べたくなってしまう。

そんな印象強く記憶に残ってしまう太平楽の太麺である。

モチッとしており、絶妙な縮れ具合で唇から舌、喉を通過するまでにとても幸せな時間を与えてくれるのだ。

すべてが計算された具材は適材適所の極み!

そっと添えられた、さやいんげん。

そして細切りメンマ、海苔、味玉、チャーシュー、ネギ…すべてがこの一杯を彩る名脇役たちである。

この内、どれかが欠けたら寂しく感じてしまうほどの存在感を出している。

朝ラーのお得感を演出するには欠かせない存在なのだ。

日曜日の朝にスタートダッシュを決めることができる太平楽の朝ラーは、元気の源なのだ。

ごちそうさまでした!

また来ようっと♪

太平楽六丁の目店の店舗情報

住所:〒984-0004 宮城県仙台市若林区六丁の目東町2−10

営業時間:6:30〜9:45

11:00〜14:45

18:00〜22:00

定休日:毎週火曜日

【石巻のラーメン】支那そばや石巻の塩らーめん大盛り+味玉

石巻の人気店!支那そばや石巻!で塩らーめんを食す!

皆様、ラーメンはお好きですか?

私は大好きです!!

栄養とか度外視しても大丈夫なら毎日ラーメンを食べたいと思うくらい大好きです。

しかし、私のライフスタイルと体調を考慮…いや、家計を考慮するとラーメンを頻繁に食べるわけにはいきません。

どうして体に良くないものほど美味しいのか?

よく野菜が大好きだと言ってアオムシのように葉っぱを食べてる人がいるが本当か?!と疑ってしまう。

本当は野菜じゃなくてマヨネーズの方が好きなんじゃないか?などと邪知な考えを起こしてしまうのだ。

最近は日曜日とくればプロレス観戦やら溜まっている家事を消化するためになにげに忙しい休日だったのだが、その日は何も予定も入れず、家事もコツコツとこなしていたおかげで完全な自由な時間を手に入れた。

その日の朝に『30キロマラソン』というトチ狂ったことをしなければより良い一日になったのかもしれん。

久しぶりに得た自由な休日…それを大いに満喫するにはあの店に行くことにした。

筋肉痛の体を引きずって向かったのは

石巻の人気ラーメン店、 支那そばや石巻

ここはあのラーメンの鬼と呼ばれた佐野実氏の弟子の弟子の店である。

先代店主さんがどの時期に佐野氏に弟子入りしたのかは不明であるが、おそらくかなり初期の頃だと思う。

佐野実氏といえばテレビ番組『ガチンコ!』の中の企画『ラーメン道』でかなり有名になった。

頑固一徹ラーメン屋のオヤジといえば佐野実氏のイメージだ。

昨今のSNS時代では大炎上を招きかねない展開だったと思う!

スープの寸胴をひっくり返したり、弟子の店を訪れては火加減云々て胸ぐらを掴んで引っ張り回したり、時には候補生を椅子ごと担がせて会場から追い出し『神輿やないねんから!』と迷言を生み出すきっかけになったりと平成の時代を駆け抜けたラーメン界の鬼才だった。

庶民の食べ物であるラーメンをハイエンドな食べ物に引き上げた功労者は間違いなく佐野実氏だったと思う。

残念ながら私は佐野実氏が作るラーメンは食べたことがなかった。

食べられる機会はあったかもしれないのに、テレビに洗脳されすっかり私の中では『怖いおじさん』だったのだ。

そして過去に二回ほど、この支那そばや石巻で食べる機会があった。

今から20年ほど前だ。

その当時は

熱いものを食べると高確率で鼻血が出る!

という奇妙な症状で二回食べたが二回とも鼻血が出て血の味しか感じなかった…。

それ以来、ご無沙汰だったのだが先代店主さんが引退する直前に運良く食べることが出来てそのおいしさに感動したものだった。

…もう無くなるのか…という残念な気持ちだけがモヤモヤと残っていた所に現在の二代目店主さんが味を継承したのだった。

行列の店だが回転は早い!

行列の最後尾について10分くらいで入店できた。

実はこの日は親父殿を伴って来ていた。

たまにおいしいラーメンでも食わせてやるかと気まぐれに思ったのだ。

食券は待合室にいる時に店員さんが回収し厨房にオーダーを通すために着席してからすぐにラーメンが出てくる。

オペレーションが実に小気味よく動いているので客は何にも考えずに席について出てきたラーメンを啜り、平らげ店を出るのだ。

何も難しい事はない。

佐野実氏が厨房に立っていた頃は

『私語厳禁』

などと店のルールが敷かれていたが、それはテレビのイメージであり、実際はうるさくしなければ何にも怒られることはなかったらしい。

そしてこの支那そばや石巻も私語厳禁という雰囲気はなく、至って普通のラーメン屋である。

しかし、不思議と店内には店主さんが麺上げをする音と客が麺を啜る音しかしない。

それだけ夢中になるほどうまいラーメンということだ。

すぐにラーメンが到着すると隣にいた親父殿が

「ん?これ俺のか?」

などと言う。

なぬ?間違えたの?

思わず店主さんがオーダーを確認するが間違いはないようだ。

親父殿は「俺のはネギラーメンだ!」と言ったが

そもそもネギラーメンなんてメニューは無ぇッッッ!!

自分で何の食券を買ったのか完全に忘れたらしい…オイオイ…勘弁してくれ…。

いささかトラブルが起きたが親父殿も納得したみたいでラーメンを食べ始めた。

もう本当にポカした!スマンかった!

スープは豊潤かつ沁みる至高の味わい

スープを一口…ズズ…。

ほんのり甘い、ほどよい塩味…鳥、豚、魚介の旨味が十分に溶け出したスープは複雑な味わいを演出している。

正直成分に関しては自信ないので月並みなセリフなんですが…なんとも複雑な味わいを感じるのですよ。

いやぁ、本気でうまい!

口に含めばふんわりと広がる香りに思わず鼻の穴がプクゥと大きく膨らんでしまう。

麺は噛むとパツンと切れて食感的にも楽しい!

麺は全粒粉入りの細麺。

蕎麦に近い喉越しを感じる事ができる。

噛むとパツンと切れる歯切れの良さも手伝って本当においしい。

スープとの相性は実に抜群でスープの旨味と小麦の風味がうまく調和して格別なうまさを演出しているではないか!!

これだよ、これ!

これが私の落ち着く休日なのだ。

このラーメンを食べて穏やかな午後を過ごす。

特別良いことも起きなければ悪いことも起きない。

おいしいものを食べてのんびりと過ごす。

これで良いのだ。

味玉は濃厚な卵の味!

こちらの味玉はとても濃厚な卵の味わいを楽しむ事ができる。

これはぜひとも食べていただきたい逸品である。

プリッとした白身にトロッとした黄身が口の中に広がりたちまち幸せな気持ちにしてくれるだろう。 

楽しい日曜日は始まったばかりだ。

楽しもう。

支那そばや石巻の店舗情報

住所:〒981-0501 宮城県東松島市赤井鷲塚11

営業時間:平日は11時〜15時 土日は11時〜20時

定休日:店の営業カレンダーによる

\定休日情報はこちら!/

公式SNSはこちら!

【ラーメン】ファミリーレストランデリシャスの限定『REIU零雨』

究極なまでに洗練された塩ラーメン『REIU零雨』

はじめに書いておきます。

ファミリーレストランデリシャスの限定『REIU零雨』は終了しております!

実は普段はめちゃくちゃ忙しいので記事をリアルタイムに書けなくて今更編集した次第です…。

さて、突如として発表されたデリシャスの限定メニュー

『K.O.K.O』

それに続き生み出されたメニューがあった。

↓関連記事はこちら!

【 宮城のラーメン 】石巻市の ファミリーレストランデリシャス の 限定麺 『 K.O.K.O 』大盛り!!

『REIU零雨(れいう)』

そのとても美味しそうなビジュアルに心惹かれて無理矢理仕事を早く終わらせて(終わってなかったけど…)お店へ車を走らせた。

いつもは私が帰宅した時間にデリシャスは閉店してしまうのでなかなか行くことができないお店である。

もしご近所で早く帰れたら週一で通うところだ。

ファミリーレストランデリシャスを知らない人のために紹介すると宮城県石巻市蛇田にある人気ファミリーレストランである。

ファミリーレストランと言ってもチェーン店ではなく個人で経営されているレストラン。

中華メニューなどを得意とし、豊富なメニューはどれもハズレがない美味しさであり、特筆すべきはボリュームがあることである。

無論、価格はそれなりで高くも安くもない価格帯ではあるがボリュームがあるのは最大最強のメリットである。

例えばラーメン大盛り+ライスなどを頼むとしよう。

だが想定外にラーメンの盛りが少なくてライスを食べても足りない…なんだかなぁと残念な気持ちになって店を出た後に『餃子も頼めばよかったな…』と思うときがある。

だがデリシャスは違う!

大盛りを頼んだら全力で全身全霊でラーメンと向き合わないといけないくらい本気で食べなきゃ完食は大変なボリュームなのだ。

店を出たあとには

『もう食べられないよ…』

などとデブの寝言みたいなことを言って帰ることができるのだ。

ちょっとお金を出せば腹一杯食べられるお店がファミリーレストランデリシャスなのである。

そして、選びきれないくらいある多様なメニューの他にも限定メニューを出してくれるのだから食べること以外楽しみがない私にとっては楽園のようなお店なのだ。

むしろ店に来たというよりも実家に帰ってきた!みたいな気持ちになる。

お店に到着するとなんとなくいつもの席に案内され、メニューを見ることなく

『限定大盛りで!!』

で注文が完了してしまうのも良いところ。

スタッフさんの笑顔が疲れを癒やしてくれる…。

シンプルでありながら食欲を誘うビジュアル『REIU零雨』登場!

来た!

おお!?

美味そう!!

この洗練されたビジュアルを見て思うのよ。

なんとも食欲を刺激する…いや、芸術的とも言える美しさだ。

ラーメンに『静』というか『静寂』というか。

なんていうんだろうなぁ。

シトシトという雨ではなくサーと静かに降るような雨を感じる。

それは零雨と名付けられたからそう思うのかもしれない。

それにしても店主のこだわりとセンスを感じる一杯となっています。

スープはまさに究極の淡麗なる味わい!

ほんのりと油が浮いた透明なスープ。とても綺麗だ。

スープを一口…。

うむ?

え…。

おお…。

こ、これは…なんかよくわからない味!

美味しいんだけど、鶏ガラ!とか魚介!とか簡単に言い表せない豊かな旨味を感じる。

全く成分がわからない!

ラーメンスープなんて私のような素人が分析して鶏ガラの旨味が云々とかなかなか言えないものだ。

なぜなら

私は自分の舌をあまり信用していない!

結構なんでも美味しく食べれるバカ舌なのだが、このスープはとんでもなくうまい!

一口目はほんのりと味を感じる。

昆布の甘さなのだろうか。

それから鶏ガラの旨さと鰹節?のほんのりと香る魚介の匂い。

その他にも何か入ってるかもしれないが、とにかく今までに飲んだことのない複雑なのに淡麗なる味わいなのだ。

うむむ、このラーメンだけでも一店舗回せそうだ…思わず唸ってしまうスープに膝を叩いた。

麺は半生のストレート麺!九州から仕入れたこだわりの逸品!

麺はストレート細麺。

あまり特徴がないと言えばそれまでだが、塩ラーメンにはこれくらいの麺がちょうどよい。

さてさて、一口啜ると…。

お…。

おお〜。

なるほど。

適度な弾力。強すぎず弱すぎず。

いい塩梅にスープを絡め口の中に旨味を広めてくれるがそれ以上に自己主張が強くない。

味も食感も決してスープの邪魔をしない。

なんとなく素麺に近い感覚だろうか?

これはなかなかおいしいな。

全体的にとにかく

優しい味わい。

スルスルと喉を通り過ぎていく。

喉を過ぎたら香りがふんわりと漂いなんとも言えない気持ちの良さ。

まさに五感を刺激する…いや、五感を働かせる一杯だと思う。

舌に感じる旨味を探っていくような感覚でしょうか。

具材はシンプルにネギ、チャーシュー、メンマのみの少数精鋭。

具材はあれこれ飾るのではなくごくシンプルな布陣である。

ネギ、チャーシュー、メンマである。

むしろこのシンプルな佇まいが麺とスープを引き立たせビジュアルを洗練させている気がする。

まさに

『これでいいのだ、これで』

の究極の形だと思う。

ファミリーレストランデリシャスの限定『零雨』の総評は!

また出逢いたいラーメン!

本当にこれに尽きる。

おそらくは再会した時はより洗練された味わいに昇華しているに違いない。うん、絶対にそうだ。

デリシャスの限定ラーメンは常に進化していくのが通例だ。

その味を一つ一つアップデートしていく。

その時にしか味わえないラーメンなのである。

一期一会なのだ。

だからこそ、思う。

また食べたいと!

この瞬間に出会えたことを感謝したいと思った次第である。

ファミリーレストランデリシャスの店舗情報

住所:〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号:0225-93-0163

駐車場:店舗前に広い駐車場あり

営業時間:昼11時〜14時45分 夜17時〜20時

定休日:毎週火曜日

席:テーブル席、お座敷席。

注文方式:着席のち対面での注文。呼び出しベルあり。

【 宮城のラーメン 】石巻市の ファミリーレストランデリシャス の 限定麺 『 K.O.K.O 』大盛り!!

石巻の人気店 ファミリーレストランデリシャス で遂に 限定麺 が登場!!

石巻はとても地域色が強いラーメンがある。

魚介系、鶏ガラ系のあっさりスープに細縮れ麺。

いわゆる『昔ながらの中華そば』である。

ここ近年は二郎系と呼ばれるラーメン屋も台頭してきており、仙台っ子ラーメンも進出してきたので選択肢はたいへん増えてラーメン激戦区となっている。

その中でも石巻市民なら誰もが知るお店がある。

それが

ファミリーレストランデリシャス

当ブログでも何度も登場しているお馴染みのお店である。

説明不要な気もするが、中華を得意としファミリー向けの多様なメニューが強みだ。

カウンター席は無く、家族連れが多いと思いきやお一人様も気軽に入れるので意外とお一人様の客も多いのが特徴。

そして特筆すべきは

『とてもボリュームがある!!』

これは大きな利点!

無論、価格は安いが量に対してはそれなりと言える。

だが世の中には大盛りと言いながらもちょっともの足りないと思ってしまう量の店はゴマンとある。

だがデリシャスは大盛りにしたことを後悔してしまうのではないか?と思うくらいの量を提供してくれる!

どんなに腹ペコでも満足してしまうボリュームなのでお一人様でもためらうことはないのだ。

そしてもう一つ、デリシャスには特定のファンが存在するのだ。

二郎が好きな人はジロリアン!

渡辺が好きな人はナベリアン!

デリシャスが好きな人はデリ、デリ…デリ〜…デリデリアン?とでも言っておくか…。

いつの日か広まるかもしれない可能性を考慮してそう言っておこう。

そのデリデリアンを魅了してやまないのが

限定麺の存在!!である。

通常メニューでもかなりの種類が存在するデリシャスだが、店主が研究熱心なことから限定麺が登場することがある。

これは公式Twitterでフォローしているフォロワーのみが先行で知る情報であり、限定麺が登場するとお店は多くのフォロワーが押し寄せて、その限定の味わいに舌鼓を打つのだ。

当然、私も限定麺が登場したならいかねばなるまい!と使命感を奮い立たせ、労働を早めに終わらせて店に向かった次第である。

ファミリーレストランデリシャスの限定麺!『K.O.K.O』登場!!

お店に入り、いつもの挨拶が飛び交う。

お店に来た!というよりは帰ってきた!という感覚の方が近いのかも知らない。

つまり故郷を離れ、遠くの街で働き、帰省の際に子供の頃によく食べた店に来るあの感じだ。

味の記憶とはとても大切だ。

懐かしい味というのは心を豊かに、そして優しい気持ちにするものだ。

席に着いて

「限定大盛り!」と颯爽と注文する。

これだけで通じるので悩むことはない。

楽しみだ。

注文を終えたことで安心し、創業者の肖像画を見つめる。

相変わらず輝いてますな!

そして10分くらいで着丼!

お、おいしそう〜!

この見た目がたまりませんね。

きつね色のスープに見える白い細麺。

なんとなくあの、とてつもなく頑固で腕組みしながら厳しい眼差しを向けるようなラーメンのカリスマを彷彿とさせるような丁寧な仕上がりのラーメンだ。

だがこれを作ってるのはイケメンハンサム店主なのだ。

なんともこれがギャップ萌えというか。

芳醇な香りのスープ!優しい味わいである!

スープは良い色が出てる。

飲む前から味が想像できる。

これは絶対においしいだろう!

口に含むと…お!

うん、これは優しい!

塩味は極度に抑えられているが決して物足りなさを感じない絶妙な加減。

ほんのり醤油、ほんのり出汁、ほんのり香るというもので、一口ならず二口、三口と運んでは唸るようなスープ。

これはもう首を縦に振るしかあるまい。

薄味と言えば薄味だが、単純に薄いのではなく薄いのに深い味なのだ。

これはうまい!

醤油のほどよい塩味が舌の上を流れるとほんのり鶏ガラの旨味を感じる。

そして昆布の甘み、それからふんわりとカツオの香りが舞い上がるのだ。

麺は細麺。半生麺で独特の食感が特徴的!

それに合わさる麺は細麺。

半生麺で日持ちが良いらしい。

一口啜ると独特な食感がある。

表面はややモチッとしてるが芯は柔らかい。

やや素麺に近いか?

小麦の風味はほぼ感じないがこの淡麗なスープを引き立てるには最適の選択と言える。

決してスープを邪魔せずに主張は弱め、しかしスープと合わさることでこの旨さを一気に引き立てるのだ。

限定麺『K.O.K.O』はそれぞれの素材の旨さを引き出した至高の一杯!

至ってシンプル!

具も必要最低限!

だがその素材の一つ一つがキラッと光る絶妙な味付けでした。

これが限定麺なのは実に勿体ない。これだけでも別店舗出せるんじゃないかってレベルだ。

デリシャス店主(イケメン)の研究心が生み出したこのラーメンを食すことができて実に幸いであった。

冗談やお世辞抜きにして大盛りにしても千円ちょっとで長年培った経験と研究によって生み出されたラーメンを味わうことができる。

これ以上に楽しいアクティビティなどそうそう人生にあるものではない。

このおいしいラーメンを食べるためにわざわざ石巻に出向く…

それでいいじゃないか。

ファミリーレストランデリシャスの店舗情報

住所:〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号:0225-93-0163

駐車場:店舗前に広い駐車場あり

営業時間:昼11時〜14時45分 夜17時〜20時

定休日:毎週火曜日

席:テーブル席、お座敷席。

注文方式:着席のち対面での注文。呼び出しベルあり。

【 ラーメン 】ケンチャンラーメン山形の中華そば!

山形県はラーメン消費日本一は伊達じゃない!ラーメン王国だが温泉も凄い!!

その日、なんとなくふらっと山形にでも行ってみるかと奇特な気分になり車を走らせた。

プロレスリングDEWAの興行『タッグトーナメント2022優勝決定戦』の余韻に想いを馳せていた。

あの大会は本当に時間盛り上がったし、社会人プロレスというものがあんなに凄いものなんだと実感した試合ばかりであった。

いわきのIWPから参戦したファイテング原田大二郎&ザ・ビッグ・バクエイを不動&軍荼利の明王兄弟が破り優勝した。

その凄みは十分過ぎるほどに伝わり、私はまだその興奮に浸りつつもなんとなく身近に感じた山形に足を運んでいた。

いつものように関山峠のドライブイン泉やに立ち寄り軽く食事を済ませる。

ここに来ると山形に来たんだなと実感する。

とりあえず温泉にでも入るか…。

と向かったのは上山市にある

『下大湯共同浴場へ』

この昭和な佇まい…なんか…萌える!

こういう雰囲気は最高だね。

入浴料150円!安い!

山形県は温泉王国なのでかなり安価に手軽に温泉に入ることができる。

独り身なら自宅の風呂に入るよりも安いかもしれない。

おっと、こちらの温泉施設では入浴料の他に『洗髪券』というのがあり、髪を洗うなら別料金かかるのだ。

洗髪料を払うとデカい札と蛇口のハンドルを受け取り浴室の蛇口が使えるようになるというわけだ。

私は予め事前に調べていたので自宅でシャワーを浴びてきたので問題ない。

番台の人の良さそうなおばちゃんにお金を渡すとすぐ目の前の扉を開ける。さすぐに

浴槽は結構大きく20人は入れそうだ。

ぬるい方と熱い方がある。

どちらかといえば熱い方が良いのだ。膝の裏を抑えてシズシズの入っていく。

うぬぬ、結構熱いぞ!44〜45度はありそうだ。

でようやくアソコを抑えて入ってたら地元のおんつぁんらしき人がザバザバ入ってきて熱い波を発生させる。

アチャチャチャ!ホアチャーッ!

ナイフが命中した黒ひげ危機一発みたいに飛び出すと一旦上がり仕切り直す。

こりゃたまらん…!結構熱いな!

再びチャレンジしてようやく肩まで浸かることができた。

湯は無色透明で臭いも無い。

だがじんわり体に沁みる心地よい湯ざわりだ。

人の良さそうな番台のおばちゃんに癒やされながらも上山温泉を後にし山形市内へと向かった。

ケンチャンラーメン山形は舌の肥えた県民もうなづくおいしいラーメン屋。

到着したら既に満車近い…!

運良く出る車とすれ違いに駐車できたがタイミングが悪ければ何度もスルーするはめになる。

私は路上待ちする勇気はない。

人気店において路上待ちするとご近所トラブルに発展しお店と揉める原因にもなるので運を信じて何度も通るしかない。

車に鍵をかけ、颯爽と歩き店の前に行くと並びが少々。

入り口でアルコール消毒を行い、入って左側にある券売機で食券を購入する形だ。

券売機ではメニューを選び、味の好み(濃いめか普通か)を選択し、油の量も選べる。トッピングの有無を選んで発券。

券売機で全てが完結する。

あとはお店の指示に従って店内で待つか外で待つかになる。

食券には番号が振られているのでその番号を呼ばれるまで待てば良い。なんの不安もない。思考停止してても問題ない。

オペレーションはとても手慣れており迷うこともない。

初めての店だとどこで待ったらいいものか迷うものだ。

食券購入から20分ほどでカウンター席へと通された。

しかし次から次へと人が入ってくる。

気が付けば外まで並びが発生しているようだ。

タイミング良かったんだな…とぼんやり店内を眺める。

見た目からしておいしいとわかる!山形県民が愛してやまないラーメン登場!

うっほ♪

これはうまそうだ!!

なんとなく見た目は福島の喜多方ラーメンに近い気がする。

香りも煮干しが強い魚介系。

それにガラやら何やらたくさんの素材が溶け込んでいるような香りがする。

食欲をかき立てる匂いだ。鼻穴を全開にしてフガフガと吸い込む。

鼻歌混じりに割り箸を軽快に割りレンゲを手にする。

眼鏡が一気に曇り真っ白になるがレンゲをきつね色のスープに沈めてすくい取る。

エグみのない完璧な煮干しスープはクセになる味わい!

レンゲのスープをやや下品にズズズと吸うとフワッと香る煮干し。

口の中に含むとそれほど主張は強くはない。

昆布か?何かの甘みが加わりトゲトゲしていない。

一口目から何度も頷いてしまう深い味わいだ。

鶏油も効いているのかため息が漏れてしまう旨さ。

ここまで来た甲斐があったなぁ〜。

人生では初対面から好きになるという場面は度々訪れるものだ。

それはラーメンでも起こりうる。

一口目のスープにガチ恋なんてよくあること。

では肝心の麺はどうだろうか?

プリプリ縮れ太麺も絶妙な歯応えと舌触りで最高にうまい!!

麺リフトおぉぉぉぉ!!

引き上げるのに少し力がいるくらい麺が縮れて太い。

これも喜多方に近い見た目。

当然、期待は高まり唾を飲み込んだ。

さて、一口…。

これまたやや下品にゾゾゾと吸い込む。

く、唇が…プルンプルンしやがるッッッ!!

め、麺が舌の上でダンスする。

そして広がるスープの旨味…!

程よい弾力が歯茎に伝わる。

う、うまいぞッッッ!?

あまりのうまさに下顎がガクガクと震えた。

こんな1000円ちょっとの値段でこんなにおいしいものが作れるのか…。

日本は世界から取り残され30年間給与が上がらずに税金ばかり上がってきた。

それぞれに不満があるだろうがラーメンだけは庶民の食べ物であり続けた。

そして多くの人が不満を抱えることなくおいしいラーメンを食べることによって経済の下支えをしてきたのだ。

これが一杯2000円とかになり、上級国民だけの食べ物になったならきっと庶民は一揆を起こすかもしれない。

政治とラーメン…。

深いものだ。

二口目からは掃除機のように麺を啜った。

うますぎだろ!!

顔面に付いてるパーツが氾濫を起こし福笑いのように笑みを浮かべながら食べてしまう。

たくさん入っているチャーシューも肉感が強くて好きだ。

肉を食ってるって気持ちになる。

味もしっかり付いていていくらでも食べられそうだ。

気が付いたらあっという間に平らげてしまい賢者タイムが訪れていた。

もう…何も…言うまい。

麺王国山形の実力をまざまざと見せつけられた気持ちだった。

もし近所にあったら毎週来てるかもしれない…。

ごちそうさまでした!

また来ようっと♪

ケンチャンラーメン山形のまとめ

最初の券売機で食券購入したらあとは身を任せて待つだけ。

山形県のハイレベルなラーメンを堪能できる一杯。

煮干しをメインにした香り高いスープは絶品。

そして手打ちプリプリ縮れ太麺も啜るのが止まらない美味しさ。

山形に行ったら一度は食べてみる価値あり!

ケンチャンラーメン山形の店舗情報

住所:〒990-0831 山形県山形市西田2丁目1−17

電話番号:023-647-0086

営業時間:火〜金11時〜14時 土日11時〜20時

定休日:月曜日

駐車場:店舗前に有り

注文方式:入口入ってすぐの券売機で購入

【 ラーメン 】石巻市のファミリーレストランデリシャスのエビチリあさりまぜそばの大盛り!!

エビチリあさりまぜそばはTwitter限定の裏メニュー!!

その日私はなんとも言えぬむしゃくしゃした気持ちだった。

だからと言って誰でもいいなどと言って暴行を加えるようなおっかない真似なんてしやしないさ。

大人の不機嫌は自分で解決せよ!!

と私は言いたい。

当然のごとく、私の不機嫌は大抵

美味いものを食べれば上機嫌になるから安心!!

どんなに絶望しても悲しんでも怒っても腹は減るものだ。

人生の悩みは様々だがその一因としては腹が減っていることと寝不足、運動不足である。

食う、寝る、遊ぶは人生においてとても重要なアクティビティなのだよ。

つまりはこの順番通りに自分に投資すれば大体の不機嫌は解決される。

食って栄養をとり、寝て休息し、元気になったら遊ぶ!

人生はこれでいいのだ。

悩んでばかりの人生なんてつまらないじゃないか。

さて、そんな腹を減らした私の欲求を満たしてくれるのが宮城県石巻市蛇田にある

『ファミリーレストランデリシャス』

である。

かなり昔からある石巻市では老舗と言っても過言ではないお店なのだ。

ファミリーレストランと言ってもチェーン店では個人経営のお店でここにしかない。

そしてファミリーレストランらしく様々なメニューが存在するが、中華料理がメインとなる。

麺類、ご飯塁、定食、単品、デザート、ドリンクとかなり豊富な品揃えであるにも関わらずメニューに記載されていない裏メニューが存在するのだ。

これはTwitterをやっている人か、常連でその存在を知っている人しか注文にたどり着けないもの。

別にTwitterをやってフォローする必要はないのだが、知っていれば注文できる。

さて、その裏メニューとは

『エビチリあさりまぜそば〜♪(ドラ○もん風)』

みんなが大好きエビチリにあさりが添えられたメニューとなる。

それにまぜそばとなればなかなか楽しめるものではないだろうか?

少し興味があったので勇気を出して注文してみようと思った。

まず私がデリシャスに行くのは大体平日である。

土日祝日は近付かない!!

なぜなら…大人気店でめちゃくちゃ混雑するのである。

提供はとても早いのだが、食べる客が遅いのである。

遅いというか…居心地の良さに加えて他飲食店とは異なる

圧倒的なボリューム

である!!

これじゃあ遅いのも致し方ないのである。

ファミリーレストランなのでサッと食ってサッと出るなんて味気ないじゃないか。

家族の団欒が最高の調味料なのである。

が!!

全てのメニューが他飲食店の大盛りレベルだ。

価格は安いと言えば安いがそれなりで不満もない価格設定。

美味しくてボリュームがあるなんて最高じゃありませんか!!

と思ってましたが、この日はどうしても我慢できなくて日曜日の夜19時ちょい過ぎくらいの微妙な時間に訪れました。(お店の営業時間は20時まで)

駐車場はかなり大きいのだが日曜日ともなると満車になるのだがこの日は…相変わらず混んでました。

というわけでいつものようにエビチリあさりまぜそば大盛りをチョイスしました。

エビチリあさりまぜそばのビジュアルはまさにアレッぽかった!!めちゃくちゃ美味しそう!!

ビジュアルからしてカラフルで美味しそう♪

あさりがとても良い仕事をしているね!

あさりが殻ごと入っていると豪華感がマシマシです。

エビチリのやや酸味が効いた香りが食欲をそそります。

こいつは絶対にうまいやつだ。

麺は平打ち太麺!ピロピロ食感でモッチモチでエビチリと相性抜群!!

このピロピロ平打ち太麺である。

デリシャスはメニューによって様々な麺を使い分けているのも特徴だ。

中華そばは縮れ細麺、味噌ラーメンは平打ち太麺などスープに合わせてチョイスしている。

このピロピロ平打ち太麺と具材と相成って思ったのは…

これはパスタみたいだな!と。

あの、アレ…えーと、

ボンゴレ!!

ウィキペディアより

この芸術的な盛り付けを壊してしまうのはいささかもったいない気もするが豪快にグッチャグチャに混ぜます。

徹底的に混ぜます。

うむ、これぐらいならいいだろう。

早速一口…。

むむっ!?

想像していた通りのピロピロの舌触りとモッチモチの食感!

それにピリ辛のエビチリがとても刺激的だ。

私は辛いのは苦手だが、これはまだ大丈夫!

あさりも貝柱まで取っていただく。

これは美味いぞ!

大盛りにして正解だ。

絶対にもっと食べたくなる。

無論、並盛でも相当な量である。

おそらくは200g。

大盛りになると一気に400gだ。

400gを食べられる人はなかなかいないと思う。

それこそ腹ペコにしてこないとなかなか平らげるには骨が折れる量だ。

私がデリシャスが好きなのは大盛りにするとそれだけで大満足になるということ。

大盛り食べたけど、もっと食べたいなぁ…というちょっと残念な気持ちにならないのが良いのだ。

この容赦ないボリュームこそデリシャスの真骨頂と言える。

エビもプリプリで噛むとパチンと弾ける。とても面白い。

しかし、このエビチリあさりまぜそばはなかなか出ないレアメニューだそうで注文数がとても少ないとか。

たぶん知らない人が多いのか、或いはなんとなく地味な印象を受けるのかしてめったに出ないらしい。

もったいないなぁ〜…。

まとめ

エビチリあさりまぜそばはTwitter限定の裏メニューです!

ピリ辛のエビチリは適度な辛さと酸味で食欲をビンビン刺激してくれます。

ピロピロ食感も平打ち太麺もクセになるおいしさ!

是非一度は食べてみてほしいです!

ファミリーレストランデリシャスの店舗情報

住所:〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号:0225-93-0163

駐車場:店舗前に広い駐車場あり

営業時間:昼11時〜14時45分 夜17時〜20時

定休日:毎週火曜日

席:テーブル席、お座敷席。

注文方式:着席のち対面での注文。呼び出しベルあり。

【 ラーメン 】山形県上山市の 熱烈中華○武 のサンラータンメン!

開店前から行列ができる超人気店!その人気メニューとは!?

その日、私は社会人プロレス『プロレスリングDEWA』いわゆるデワプロの観戦を済ませた。

タッグトーナメント決勝戦ということでおおいに盛り上がり、その余韻に浸りながらも腹は減っていた。

上山温泉を観光しデワプロのスポンサーとなっている熱烈中華そば○武にお邪魔することにした。

ちなみに○は伏せ字ではなく『まる』と読む。

だから平仮名表記にすると『まるたけ』なのだ。

お店は上山市民が誇るタワマンの近くにある。

あのタワマン…本当にすげえんだよねぇ。

周りが田んぼや住宅地の中にズドーン!!とでっかいのが建ってるんだもの。

リアルナニコレ珍百景だよこりゃ!

遠くからでもわかる巨大な建造物。周りの景色とのギャップに驚いてしまう。

んで、開店にはまだ早いので駐車場に前乗りして待機することにした。

お昼寝してなかったから眠気が…少し睡眠をとるかとシートを倒し薄暗くなっていく空を眺めてたら浅い眠りについた。

ポツリポツリと雨が降ってきて辺りは暗くなっていた。

まだ店の明かりも点かない内から何か暗闇の中で動いている。

よく見たら人だ!

開店前の暗い店前ですでに行列ができている!マジかコレ!!

颯爽と車を降りて最後尾に接続する。

一番先に駐車場に着いてたのに最後尾に並ぶハメになるとはまるでうさぎと亀の話だな。

しかし、冷たい雨が容赦なく頭の中地肌に叩きつけられる。

こんな悪天候にも関わらず開店前から大行列だて凄すぎないか!?

店も凄いけど並ぶ人達も凄いわ…。

期待をしながら待つも頭頂部には容赦なく雨の雫が叩きつけられる。こりゃ、寒い…。

そしてお店がオープンすると

「今日はワンオペなのでメニュー縮小で営業しております」

とアナウンス。

なんとまぁ…致し方ない。

メインのメニューは絶対に外さないから大丈夫だろう。

カウンター席に座るとメニューを眺める。

サンラータンメンに決めた!!

当店一番人気だから間違いない!!

ただ…あまりこういうことは言いたくはないのだが私しゃ辛いのは苦手なのだ。

辛いのって…食べるときよりも翌日がツラくて食べたら後悔することがあるんです。

こんな辛いものをイチオシするなんて相当な自信があるわけですよ。

颯爽と注文をし、水を飲み唇を潤したら店内を見る余裕ができた。

綺麗な店内。

掃除が行き届いておりカウンターには髪の毛一本も落ちていない。

続々と人が訪れる人気店にも関わらず清潔感がある。

カウンター、お座敷、テーブル席とあり、家族連れでも安心だ。

これはかなり期待してしまいますね。

10分くらいで着丼しました!

ギリギリまで入れられたたっぷりスープが目を引くめちゃくちゃ美味そうなサンラータンメン登場!

うおぉぉぉぉッッッ!?

すんごいビジュアルだ!!

ハラペコな私のテンションが爆上がりするではないか!!

なんて素っ晴らしいスープの量だ!

湯気は出てないな?

横から撮影すると…なんだろうな…カップ麺の蓋にプリントされた写真のように立体感を感じない!

とにかくこれを初めて見たら驚くよ。

香りもいいねぇ、やや酢の匂いがあって目に少し沁みるわ。

でも湯気は出てないんだよね。

スープは激熱ッッッ!湯気出てないからと油断ならぬ!

スープを一口…。スープと一緒にもやしと溶き卵が入ってくるね。

いいねいいね!

さて、ズズ…。

アチャチャチャ!!ホアチャアッッッ!!

めちゃくちゃスープが熱い!!

湯気が出てないからと油断していた…久々に舌を火傷するところだった…。

スープのお味はとてもうまい!!

鶏ガラ系かな?とてもしっかりした味わい。

そして、熱さの中に酢と辣油が上手く調和しててピリ辛の中に爽やかさが前面に押し出されている。

ご飯が欲しくなる味わいだ。

塩味そのものはそんなに強くなく、やや薄い?と感じるくらい淡麗だが塩味に頼らず旨味を引き出してるあたりが人気店たる所以かもしれない。

麺は至って普通の中華麺だがスープへの親和性がとても悪い高い!

麺は至って普通の中華麺。

特に変わった感じはしない。

おそらくはどこでも誰でも食べたことがある麺だと思う。

しかし、スープとの相性はとても良い。

あんかけでとろみがあるスープをよく絡ませてくれる。

茹で加減もちょうど良く食べやすい。

若干の歯ごたえの物足りなさを感じたがこのあんかけならさほど気にはならないだろう。これは好みの問題だ。

それにこのボリュームでは固めにしてもすぐにやわらかくなってしまう。 

ん?

実はやわらかくなりにくい麺なのだろうか?

なにはともあれこれは箸が進む。

ピリ辛酸っぱいスープがやみつきになってしまう。

食べても食べてもなかなか減らない幸せ。

この幸せが長く続くんだ…。

口の周りがジンジンしてくるがとてもおいしい!

普通盛りでもかなりのボリューム!味と量で大満足!山形のラーメン恐るべし!

食べ進めていくが全くぬるくなる気配がない。もうかれこれ10分経過しているがフーフー息を吹きかけながらハフハフと食べる。

スーラータンメンはあまり好んでは食べないのだが、この一杯でスーラータンメンに対する先入観が無くなった。

私は辛いのと酸っぱいのは苦手なのだ。

その2つの条件を満たしているスーラータンメンはあってもほぼ選ばないメニューだと言える。

だが人気ナンバーワンとくれば選ばない理由はない。

大は小を兼ねると聞く。

将を射んとすれば馬ごと一刀両断である。

店が一番自信あるメニューを食べずしてその店を語ることなどできないのだ!!

完食する寸前まで熱いままでした。

まだ口の中には辛味と酸味が余韻を残している。

うまかったなぁ〜。

人気に納得したのだ。

しかし、調理はワンオペな感じなので提供にはやや時間がかかる可能性もあるのでそこのところを考慮した方がいいかもしれない。

ところで山形のラーメンにかける費用は東北一らしい。

それだけラーメンに愛を注いでいる県民性だ。だからこそ中途半端なものは許されないのだ!

山形県にはまだまだ発掘出来る店があると確信したのであった。

ごちそうさま!

また来ようっと♪

熱烈中華○武の店舗情報

住所:〒999-3125 山形県上山市金生東2丁目17−27

電話番号:023-673-2650

営業時間:11時半〜14時 17時半〜20時(いずれもスープなくなり次第)

定休日:月曜日

駐車場:店舗前にあり

席:カウンター、小上がり、テーブル

注文方式:着席後対面で注文

【 ラーメン 】山形の 手打ちらーめん紅花 の ジャンボチャーシューメン

峠でひっそりと営業している 手打ちらーめん紅花 は優しい味わいのラーメン!

山形で行われた社会人プロレスのタッグトーナメントを観戦し終えて帰路に着く。

ちょうど関山峠の中心付近にあるのが

手打ちらーめん紅花

である。

かなり年季の入った建物に色褪せた看板だ。

こんな辺鄙な場所で客がわざわざ食べに来ない店で永く営業している。

少なくとも私が小さな時から存在していた峠のラーメン屋である。

何年も通りながらも一度も入ったことがなかった。

山形ではあまり食べる時間がなかったので真っ直ぐ宮城県に帰ろうと思っていたが想定よりも東根が混んでいたためにすでに日は落ちて暗くなっていた。

それに国道48号線仙台方面はやたらに混雑する。

帰りが遅くなると必然的に寝る間際までお腹が一杯では睡眠に支障がある。早めに済ませていくかと気まぐれに立ち寄ってみたのだ。

駐車場はトラックも停められるくらい広大なものだ。

トラックの運転手には重宝する店だろうなぁ。

ということはかなり期待しても良いということだ。

店に入るとテーブル席は満席だった…。

うーむ、身体的な問題で座敷席は得意ではないのだが仕方あるまい。

店内はそこそこ広く客入りもなかなか多い。

手打ちらーめん紅花のメニュー

メニューに目を通すと一瞬で気になるメニューを見つけた。

『ジャンボチャーシューメン』

である。

私はジャンボとかメガとかの語句に弱い。

まずここを攻めておけば間違いはなく、その店を攻略したと言っても過言ではないだろう。

大は小を兼ねるとはよく言ったものだ。

スタッフのお姉さんを呼ぶと迷うことなく

「ジャンボチャーシューメンで!!」と満面の笑みで注文した。きっとマスクを透けて私の全力の笑顔が伝わったに違いない。

他のメニューも結構豊富だ。

定食や単品ものもある。ラーメンと合わせるちょこっとメニューが嬉しいね。

注文して安心したら店内を見渡す余裕ができた。

日曜日ということもあり家族連れも多い。

山形からの帰りだろう。ということは同じ宮城県民かもしれないな。

あとはトラックの運転手とおぼしき男性が数人。

ふむふむ、食べてるラーメンを見るとなかなか美味しそうだ。

店内は年季が入っており壁にもシミなどが広がり年月を感じさせる。

それにしても店主さんは若く見える。

もしかして代替わりしたのかな?

席からは厨房は見えないがこれだけの箱と客入りで一人で捌いてるなら料理のスキルは高いと思う。

水で唇を湿らせ準備していると10分ほどで着丼!

ほほーっ!デカい!!さすがジャンボ!!

結構独特な風味のスープ!

さて、早速スープを一口…ズズ…。

ふむむ?

これは?

なんか変わった風味のスープだ。

なんだろう…鶏ガラ…でほんのり牛骨ダシっぽいよーな…宮城県ではなかなか味わえない独特の風味だ。

塩味はきつくなくほどよい。かえしの塩梅も良く飲みやすい。

醤油味だけどちょっと唸ってしまうスープだ。悪い意味ではなく良い意味で。

これはなかなかおいしいな!

手打ちの麺はとても弾力があり、とても楽しい食感!

麺は中太麺。

こういう麺は結構好きだなぁ。食べごたえがあっていいよね。

一口啜ると、おや?これもまた良い食感!

手打ちらしい弾力に富んだモチモチ感がたまらない。

これがスープと良く合っている。

これは好きになりそう!

スープの風味といい麺の旨さといいなかなかバランスが取れてていいじゃないか。

この峠で永く営業しているだけあるな!!

チャーシューはとてもジャンボ!きちんと味付けしてあり食べごたえがある逸品!

チャーシューはデカいし、結構厚みもある。

噛むと旨味が口の中にジュワ〜と広がり思わず頬肉がつり上がった。

こりゃあいいな。ジャンボにして正解だ。

これなら足りなくなることはなさそうだ。

しかし、一つだけ気になったのはコーンの存在だ。

個人的にコーンは甘いので邪魔かなぁ…味噌ならいいけど醤油スープにコーンは合わない気がする。

まぁ、それでも美味しく食べることができるからいいか。

コーンが好きな人も多いと思うし。

量的にはボリュームあるもののペロリと平らげました。

スープも麺も高水準で実に美味でした。

さすが年季が入ったお店の期待を裏切らない味!

また機会があったら立ち寄っていろいろ食べてみようっと!

手打ちらーめん紅花の店舗情報

住所:〒999-3724 山形県東根市関山3094−1

電話番号:0237-44-1122

営業時間:11時〜19時

定休日:毎週火曜日

駐車場:店舗前、脇に広大な駐車場あり。

注文方式:席に着席後に対面方式

席:テーブル席、お座敷席

【 ラーメン 】山形の大滝ドライブイン泉やのチャーシューメンとずんだ団子で休日を満喫♪

関山峠にあるドライバー達の癒やしスポット!滝を観ながら食べられるチャーシューメンが絶品!

とある日曜日。

山形の関山峠にある

『ドライブイン泉や』

に立ち寄りました。

ここは宮城県から行くと関山トンネルから東根のほぼ中間地点にある峠のオアシスです。

実はここのチャーシューメンがとても好きなんですよ。

休日ともなるとフラッと訪れたくなるスポットです。

駐車場は店舗前、道路向かいに大きな駐車場とトイレがあります。

多くのドライバー達のオアシスとしてとても重宝されているお店です。

注文方式はレジで注文して精算し席で待つスタイル。

こちらの注文方式は独特でレジで注文して精算し食券を発行してもらい席に食券を置いて待つスタイルです。

特にストレスは無いので安心です。

水やお茶はセルフですが店員さんが用意してくれることが多いです。

メニューはこちら!

ドライブイン泉やは滝を見ながら食事できる癒やしスポット!

食事をする席からは滝が見えます。エメラルドグリーンの水が勢いよく落下していき豪快な音を立ててます。

紅葉時期なんかはとても映えるスポットになりますね。

階段を降りていけば近くまで行くことが可能です。

窓際の席は結構埋まってることが多いので空いてればチャンス到来ですよ♪

チャーシューメンは昔ながらの中華そばって感じのノスタルジックメン!!

注文して10分くらいで到着!

ウッホッホ♪うんまそぅ〜♪

豪快に乗ったチャーシューがまた目を引きますね!

こちらのチャーシューは石巻のデリシャスととてもよく似ている。

柔らかい部分と筋張った固い部分が混在して噛むとじんわり旨味が滲み出てくるのだ。

ネギ、ナルト、メンマ、チャーシューと最強の布陣です。

この見た目だけでもめっちゃおいしそう!

スープは淡麗な味わいのやや薄めなスープ。

スープは透明なきつね色の王道的なスープ。

白レンゲだったら良かったのだけど…このレンゲは私はちょっと得意じゃないんだよねぇ。

角度的にスープを飲むのが難しい。

なんかスープを飲む恰好がなんか滑稽な感じになるんだよね。

魔女がグツグツ煮てる謎のスープの味見をするような感じがして…。

一口飲めば「これでいいんだよ、これで!」と納得するうまさ。

鶏ガラがメインかなぁ?他にもいろいろ入ってると思うけど、ほっこりするこのうまさはいつまでも変わらないでいてほしいな!

親父殿が元トラック運転手だったのでよくこういう店に連れて来られた。

かつてはたくさんあったドライブインもかなり少なくなり、こんなノスタルジックなラーメンは貴重な存在になりつつあるのだ。

麺に特徴はないが安心する食感に舌鼓♪

普通の中華麺でほんのりウェーブ麺。

大きな特徴はないが以前はよく食べられた麺で懐かしいという気持ちを起こさせてくれるもの。

これがスープにとてもよく合っている。

チープといえば言葉は悪いがラーメンが庶民の食べ物の代表格時代はこういうラーメンがどこででも食べられたのさ。

今は多種多様な麺があって進化はしている。

ともすればカップ麺だって生麺に近いものが出ている。

こういうのでいいんだよ、こういうので!

肉厚で筋張った部分と柔らかい部分が混在するおいしいチャーシューがたまらない!

チャーシューはこんな感じ。

この筋張った固さがとても良い。それなのに噛みつくとホロホロ崩れるところもまた良い。

噛むとじんわり豚の旨味が染み出してきておいしいんだなぁ。

最近は炙りチャーシューだのトロトロチャーシューだの多種多様なチャーシューが開発されている。

それらを卑下するわけではないが、王道のチャーシューといえばこんな感じのチャーシューだ。

普段はチャーシューはあまり食べないのだが、こちらのチャーシューは好きでよく食べる。

当然、山形へ行けばおいしいラーメン屋はたくさんある。

それなのにここでオーソドックスなチャーシューメンを食べてしまうのだ。

あっという間に完食!!

山形といえば団子!ずんだ餡たっぷりの団子を堪能!

このずんだがたっぷり乗っかった団子♪

もう10本は余裕で食べられるけどまだ先があるので二本に留めました。

決して貧乏だからとは…ッッッ!!

この鮮やかな緑…!

山形は枝豆の産地でもあるのでずんだはめちゃくちゃ美味しいのですよ。

山形ときたら団子!!美味しいものがたくさん溢れていて私の胃袋が4つくらいあればいいのにと思う。

…まぁ、胃袋よりも給料袋をパンパンに満たしたいところであるが…。

一口食べればモッチリとした団子とずんだの良い香り、ほどよい甘み、つぶつぶの食感!

これらが一気に口の中に広がるのだ。

うーまい!!

ガチで10本食べたいな。

他にもあんこ、ゴマ、みたらし、くるみなどがありますのでぜひぜひご賞味いただければと。

山形の関山峠でひっそりと営業しているドライブイン泉やは山形の入り口にふさわしいドライバーにとって最高のオアシスでした~♪

また来ようっと♪

大滝ドライブイン泉やの店舗情報

住民:〒999-3724 山形県東根市関山3166−4

電話番号:0237-44-2354

営業時間:9時〜19時、水曜日のみ18時まで

定休日:毎週木曜日

駐車場:店舗前にあり、道路向かい側に大きな駐車場あり。

補足:トイレは2階。トイレのみの利用禁止!

【 ラーメン 】女川ラーメンあらどっこいの油そばと新鮮刺身を食べて豪遊!

渡波の女川ラーメンあらどっこいはラーメン居酒屋で楽しめる名店。

ざわ…ざわ…ざわ…

来る日も来る日も必ずやってくる労働。

私はその日も少ないペリカを稼ぐために汗水垂らし働いていた。

季節はもう秋だ…。

行楽の秋、食欲の秋…。

そんなものは私には一切関係ない。

先の見えないマラソン…42.195キロを走り完走するのではなく死ぬまで働く事を宿命(さだめ)として今日を生きるしかなかった。

42.195キロ…

死にに行くGOーっ!!

そんなストレスを抱えながらも油と埃とカビにまみれていたがたまには息抜きもしなければ窒息死してしまう。

死んでは元も子もない。

この世界にはあの世も何もない。

生きてることが全てなのだ。

そこで思いついたのが石巻渡波(渡波)に存在するラーメン屋。

『女川ラーメンあらどっこい』

これはかつては女川を中心に軽トラックを改装したキッチンカーと呼ばれるもので移動販売をしていたのだが実店舗を構えることになり、先日ようやっと行くことができた。

【ラーメン】あらどっこいの醤油ラーメンと限定塩ラーメンとお刺身!

たまに豪遊するかと車を走らせた。

アクサスは意外と良い!渡波駅から徒歩数分!車は女川ICから約20分!

結構場所は辺鄙な所にあるのだが、アクセスは意外と悪くないです。

渡波駅から徒歩数分。車で行く場合は三陸自動車道宮城女川ICから約20分で行くことができます。

渡波駅の通りを真っ直ぐ牡鹿半島に行く途中にあります。

結構特徴のある建物なので発見は容易だと思います。

駐車場は店舗前にありますが、結構日中は車の通りが多いのでチャンスを伺いバックで駐車するのをおすすめいたします。

注文方式は券売機、刺身やドリンク、アルコールは席での注文です!

ラーメンなどは入口入ってすぐ左側にある券売機で食券を購入しての注文となりますが、刺身やドリンクなどは席での注文となります。

精算は店舗奥にあるレジで行います。

油そばはこってり滑らかな味わい。太麺とタレが絡み合うも優しいまろやかな味わい。

最初に注文したのは『油そば』だ。

実は私は油そばやまぜそばなどはめったに注文しない。

なぜか?

汁がないとなんとなく損した気持ちになるからだ!

同じ価格帯ならば汁があった方が得な気がする。

なんとなくそういう貧乏気質が抜けなくて(リアルビンボーだが…)店舗では冷やし中華、焼きそばを筆頭に汁がない系は基本頼まない。

同じような理由で冷たいものも注文しない。

冷たいものはガリガリ君だけでいい!

だが、なんとなく気になっていた油そばを食してみたいと思ったのだ。

客入りはそこそこでテーブル席もほぼ埋まっている。

こんな辺鄙な所にあるにも関わらずわざわざ訪れてくれるお客さん…。

そりゃあ、おいしいからね。本当にここのラーメンはおいしい。

ノスタルジックなのにじんわり染み込む熱いラーメン。

あの寒い女川の夜に食べた一杯を思い出す…。

【 ラーメン 】女川の 移動販売ラーメンあらどっこい の醤油ラーメンと塩ラーメンを連食!!

いや、二杯かw

懐かしいなぁ。ちょっと前の話なのに遠い昔に思えてしまう。

油そばを待っている内に刺身も注文した。

ここはラーメン居酒屋なので刺身を食べながらアルコールも飲める店。

残念ながら私は車で来るので飲酒はできないのだが酒を呑むなら新鮮な刺身は嬉しいだろう。

日々の労働で稼いだペリカがあるので豪遊できるのだ。

これが大人の暮らしだ。大人最高!!大人舐めんなっ!!

子供の頃に戻りたいと思う時もあるのだが、子供時代は何かと不自由だったし、お菓子だって妹と折半だ。

お兄ちゃんというだけで我慢しなければならないということもあり、『おしどりミルクケーキ』を立て続けに3枚食べるなんて贅沢の極みだった。

大人になればそれが可能になるのだ!これが大人の…ッッッ!と思っていると着ドン!!

トッピングで温玉入りにしました!

ウッホ!うまそう!

でも私がイメージしていた油そばとはちょっと違う。タレが多い!!

これは嬉しいぞ!タレが多いと損した気持ちにならないからだ!

これをグッチャグチャに混ぜていく。

油そばってこれが楽しいよね!

せっかく完成された盛り付けを瞬く間に破壊している。

うどんのような太さの麺にこってりしたコクのあるタレが絡んでくる。

一気に口の中に吸引すると…

うんまぁァァァ!

これはうまい!!

タレは濃厚だがしつこくない。むしろキレが良い。こってりしてるのに…なんというか…こっさりしてる!うん、こっさり!

私の口で成分を分析して魚介云々、豚骨云々がどうとかなんとも言えないのでこれは食べればわかる!と言っておきます。

他にはない油そばではないでしょうか?

一食の価値あり!

新鮮な刺身も自慢の逸品!なかなか市場に出回らない珍しいものも?

ラーメン屋でありながら刺身も自慢なのである。

私は普段は刺身なんて高級なのであまり食べられないのですが、今回は豪遊する気満々なので臆することなく注文しました。

カナガシラ…??

カナガシラってなんぞや??とスタッフのお姉さんに聞いてみたら

「これはホウボウという魚ですね!」

と言われて

「なるほど…ホウボウか…」と呟いたが実は

ホウボウという魚すら知らなかった。

とりあえず食えばわかるか!

エンガワも好きなのでそちらも合わせてヒラメ、エンガワ、カナガシラの布陣を迎えることにした。

「こちらヒラメでーす!とエンガワ!」

スタッフのお姉さんが持ってきてくれる。

先日もヒラメを食べたがとても美味しかった。前回は昆布〆だったが今回はなかったので普通のヒラメだ。

さてさて…。

んーっ!うまい!!やはり新鮮な魚はうまいねぇ!!と舌鼓を叩いていたらスタッフのお姉さんが

「すいません、こちらカナガシラでした~」

ほえ??

これがカナガシラなの!?

さっきまでヒラメだとばっかり思って食べていたわアタシ!!

てか前回もヒラメ食べてるからわかるよね?って話よ!

食ってもわからなかった!!

だからアタシの舌って信用できないのよ!!

んでカナガシラ。

ほどよい固さがあってなかなかおいしい。結構淡白な味わいだが臭みも無く、これはフルーティーな日本酒に合いそうだ。

そうだな、例えば『女川街道』とか!

【 日本酒 】宮城の酒『女川街道』を堪能す!

これは針の浜屋でしか売っていない(私調べ)レアなお酒なのだよ!

澤乃泉で作っているので味は抜群に良くてどんな刺身にも合う味わいです!

女川の魚によく合う酒なんですよ、これが。

ぜひ日本酒も女川街道を置いてもらいたいと思っている。

…呑めないけど。

続いてエンガワを頬張ると弾力を含んだ食感にほんのり甘い脂が口の中に広がる。

ふむふむ、これもなかなか日本酒に合いますなぁ。

本当に呑めないって辛いわぁ〜!

この近辺に済んでいたらこんな美味しい刺身を食べながらおいしい日本酒をキュッとやってほろ酔いで眠れるのになぁ。

私が住んでいるところは山なので周りにこういうお店がないので必然的に宅飲みになる。

酒は呑めないのでコーラにした。

コーラか…。実は何年も飲んだことがない。

まさに数年ぶりに飲むコーラ。

でも、その味って忘れなくていつでも思い出せるんですよねぇ。

グラスに注ぐと

キ、キンキンに冷えてやがる!!

どれどれ…うん、想像通りの味。

店主さんがやたらコーラを飲むというので感化されてしまった。

久しぶりに飲むとうまいなぁ。

なにげにコーラと甘酒を混ぜてシャリコーラにして飲んでた時もあったなぁ。推奨はしませんがね。

続けてヒラメがやってきた。

上からカナガシラ、エンガワ、ヒラメです。

いやぁ、どれを食べてもうまいねぇ。こうなると本当に日本酒呑みたくなる。

吉幾三とか聴きながらね。

ヒラメは柔らかくて甘くてとても舌触りが良い。

口の中で生き返って胃袋の中で泳ぎだすんじゃないかってくらい新鮮だ。

こうしていろいろな味わいを楽しめて幸せだなぁ。働いてるってこういうことだよ。

それが例え社会の最底辺の地下労働だとしても…。

カウンターの他、テーブル席は半個室になっているのでとても落ち着く空間です。

新鮮な魚においしいラーメン…女川らしさを全面に押し出したラーメン屋さんです。

まだ開店して間もないので慣れていない部分もありますが、それらの成長も楽しみなお店です。

こういうお店って応援したくなるよね。

郷土に根付き、郷土を大切にする。

地場産品、地産地消!

これからずっと愛されるお店になってくれることを願ってます。

これから日本経済は力無く縮小していき、国民にとって冬の時代がやってきます。

この辛い時だからこそ頑張ってこの庶民の小さな幸せを守ってほしいと思う。

頑張るにはみんなの支えが必要なのです。

おいしいものを食べて元気になって、仕事を頑張って疲れたらまた食べに来る。

そういうサイクルで人生を大いに楽しもうではありませんか!!

ざわ…ざわ…ざわ…

ただ、なんとなく…もう一杯食べたいような気がする。

ちょうど待ってる人もいないし、いけるだろう!

迷わず行けよ!

行けばわかるさ!

というわけで再び券売機に立ち醤油ラーメンを注文しました!

普段から連食しているわけではなくこの店だけなんですよ。

それくらい食べやすいということですかね。

醤油ラーメンは実にオーソドックスな紛うことなき醤油ラーメン!しかしそのうまさは格別!

サンマ出汁が効いた醤油ラーメンは着実にファンを増やしつつあります。

この新しいのに懐かしいと思わせるラーメン。これを求めてわざわざここまで来たものだ。

風味豊かなスープは女川の海を思わせる深く豊かな旨味が溶け込んだ至高の味わい!

様々な素材の旨味が溶け込んだ透明なスープ。

本当に濁りがない。

表面にきめ細かい油が浮いています。

以前は無化調てしたが今回は若干化調を使っているようです。

でも私的には美味しければいいので特にそういうこだわりが強い客ではないんですよ。

まぁ、よくグーグルのレビューなんかで

「化調のえぐ味が強い!」とかレビューしてて店主の返信が

「すいません、ウチ無化調なんですよ…」

と返信しているのを見たことがあって、評論家気取りでドヤ顔で評論すると大いに恥をかくということだ。

私はただおいしければいいし、製法や食材を当てるような立派な舌は持っていない。

そんなわけでスープをすすると…。

おぉ、じんわり来る!

ガツーン!じゃなくて本当にじんわり。

まるで遠赤外線のようなスープだ。

飲めば飲むほどに味が舌に滲みてくる!

魚介がメインだろうけどそんなに自己主張は強くなくてふんわりした感じ。

それにほどよくかえしが効いてて香味が良い。

丁寧に作られたスープだねぇ。

もう店主さんの優しさが滲みたスープだよ。

麺はノスタルジックな細ウェーブ麺。黄色の中華麺が哀愁をそそる!

麺は見ただけでおいしいとわかる。

よく地方のこすけたドライブインなんかに入ってラーメンとカツ丼を頼むとだいたいこういう中華麺のラーメンが出てくる。

昭和の緩い時代なら厨房で親父さんがくわえタバコで麺を茹でてるんだ。

本当にそういう感じの昭和ノスタルジックな中華麺。

ほどよい固さに茹でられた麺はしっかりとスープを絡ませ口の中に吸い込まれていく。

くぅ〜〜〜〜〜〜ッッッ!これが!

たまんねぇなぁ!

この豊かな万石浦が近くにあるお店で新鮮な魚の刺身を食べながらうまいラーメンを啜る。

まさに大人の休日だよなぁ。

実際に休日は無くても妄想が捗るってもんよ。ちょっと涙を拭こうか…。

刺身をたいらげ、ラーメンを食べてコーラを飲み干してごちそうさま!

もう大満足さ。

お腹もいっぱい!汗水流して働いたペリカで思う存分ストレスを解消した。

働くってこういうことかな。(二度目)

自分が働いて稼いで、その金で誰かの仕事を堪能して、それで元気を貰ってまた働く。

うん、つまりこうしてお金と社会は回っているってことさ。

ごちそうさま!また豪遊しようっと♪

女川ラーメンあらどっこいの店舗情報

住所:〒986-2111 宮城県石巻市三和町7−1

営業時間:11時半〜14時半 17時半〜21時半

定休日:毎週月曜、火曜

駐車場:店舗前にあり6台前後

注文方式:入口左の券売機。刺し身やアルコールは席で注文、店舗奥のレジで精算。

席:カウンター、テーブル席

公式Twitter:あらどっこいツイッター

【ラーメン】ファミリーレストランデリシャスの野菜らーめん大盛りのチャーシュートッピング

ファミリーレストランデリシャスは石巻の大盛りで人気の中華ファミレス!

その日、私は悶々としていた。

一つの仕事が終わったと思ったら間髪入れずに次の仕事が入ったからだ。

隙間に全て詰め込むことは良くない。

例えば役者などは長期に渡る撮影が終わると『役抜き』というのが必要らしい。

無論、次々と様々な役をこなす人もいるかもしれないが真面目で役に入れ込む人ほど休養が必要らしいのだ。

私は別に役者ではないが、一つの仕事が終わると少しばかり休みたい気持ちになる。

ずーっと気を張っていると突然パチンと弾けてしまい、何に対しても無気力に陥ってしまうのだ。

それでも残酷にも気持ちを奮い立たせ仕事をこなさねばならない。

それでたまに美味しいものを食べてストレスを解消する必要があるのだ。

さて、何を食べようか?

迷ったらあそこに行けば間違いはない。

ファミリーレストランデリシャス

である。

デリシャスは石巻界隈ではボリュームのある店で大人気だ。

当然常連も多く、日曜日ともなると大混雑!

でも狙い目は平日の夜だ。

平日は中華メニューもあるため日曜日、祝日に比べれば充実しているのだ。

この日はたまたま早く労働が終わったため、残り少ないペリカを握りしめ店に向かった。

どうせなら好きな物ばかりを食べて元気をつけたい!

店に到着すると客入りはそこそこ、すぐに席に座りメニューをチラッと見るとすぐに決断した。

「野菜らーめん大盛りでチャーシュートッピングで!」

普段は蚊の鳴くような声で話すがこういうときは全力を振り絞る。

以前野菜らーめんを食べた時にその味に感動したのだ。あの時ほど大盛りにしなかったことを悔いたことはない。

ついに念願の大盛りで食べることができるのだ。

あまりにも嬉しくて頭の中で謎の踊りを踊っていた。

野菜らーめん大盛りは迫力ドーン!チャーシュードーン!

野菜らーめん大盛り+チャーシュートッピングがドーン!!

大ぶりのチャーシューが3枚乗っている。

野菜はたっぷり!

野菜とお肉、炭水化物の贅沢三重奏だ。

まず見た目がとても豪華で華やかだ。

野菜の色がとても映える。

狐色のスープに乗せられた色とりどりの野菜はとても美味しそうである。

そういや私はあまり野菜を食べないんだよね…どうしてもオール炭水化物になってしまう…。

貧乏労働者にありがちなカップ麺+おにぎりになってしまうのだ。

こういう機会に野菜をたくさん食べたいもの。

意気揚々と箸を持ちスタンバった!!

スープは淡麗な塩味。ほのかにダシ香る上品な味わい。

野菜らーめんにぴったり合う塩味スープ。程よい塩加減にほのかにダシ香る。

野菜からも甘みが出てるのか豚肉からも旨味が出てるのか絶妙な調和を醸し出している。

口をすぼめてズズズと飲めば思わずため息が漏れる。

ふぉ〜…たまんないな。

平打ち中太麺は誰でも一度は食べたことある懐かしい食感!

デリシャスはたくさんの種類の麺をスープに合わせて使っている。

代表的なのがこの平打ちの中太麺!

独特の食感がとても楽しいやつだ。ほどよい固さとピロピロの食感が唇と舌と楽しませてくれる。

隙間に詰まったスープから旨味が溢れ出す。

昭和のらーめん…それもデパートの屋上にあったレストランのラーメンを彷彿とさせる懐かしさがある。

無論地域性波あるのでなんとも言えないがそういう懐かしさがこの麺には感じてしまうのだ。

大ぶりのチャーシューは適度な固さと柔らかさが混在した旨味たっぷり詰まったお肉!

デリシャスのチャーシューは昔よく食べたチャーシューそのものだ。

最近はより拘った炙りチャーシューや極厚チャーシューなど個性的なチャーシューが台頭する中で地味で素朴な昔ながらのチャーシュー。

このチャーシューが筋張った固い部分と噛むとホロホロ崩れる柔らかい脂身がバランス良く混在し、旨味を封じ込められ噛めば噛むほど味が滲み出てくるのだ。

こりゃあ、美味い…これもまた懐古感に駆られてしまう味わいだ。

食の記憶ってとても大切な人生のパーツだと思うのだよ。

家族と一緒に食べたもの、恋人や友達と…懐かしい味…、いや、懐かしいという気持ちがあれば、あるほど人生は豊かになるのではないだろうか?

懐かしい気持ちってどうすれば手に入るのかというとやはりここは体験である。

体で覚えたことは一生忘れないものだ。

特に子供の頃に食べたものは大人になってから大きく人生に影響を及ぼすと私は思っている。

野菜はシャキシャキ!肉はプリプリ!全ての具材が良い仕事をしている!

たくさんの野菜がらーめんを色彩豊かに彩る。

野菜の甘みとスープの塩味の調和が最高だ。それに加えて肉のプリプリ食感と旨味が口の中を楽しませてくれる。

キクラゲがどっさり入ってます。私はキクラゲが好きだ。好きだけど単品では食べられない…。

このコキコキした食感は名脇役に等しい。

この丼の中では唯一無二の食感である。

主役だけの映画は厳しい。

スーパーマンとバットマンが共演してもお互いの持ち味が出せないのだ。

あまり大きな声では言えないがコ○ンvsル○ンがいい例だ。

そもそもあの二人が共演するよりもコ○ンvs金○一の方が良かった気がしないでもない。でもそうなったら物語は混沌としてしまうのだろうか?

結局どっちの推理が正しいかになって物語の組み立てが難しいのかもしれないな。

そんな無駄なことを考えながらキクラゲの食感を楽しむ。

単体では味がしないのに他のものと合わさると絶妙な美味さを発揮するキクラゲ。

一杯の丼の中にこんなにたくさんの楽しみが詰まっているのだ。

デザートにとっておいた煮卵をいただく。

プリッとしていて黄身がトロッとしている。甘くてコクがあって最高に美味い…次回はもう一つトッピングしようと思うくらいだ。

食べ終えて箸を置いた。

ふぅ〜幸せな時間はあっという間だな。こんなに美味しくたくさん食べられるのに千円ちょっとだ。

壁にかけられた名画になんとなく天使が見える気がする…!

デリシャスの野菜らーめんにチャーシュートッピングしたら幸福度が爆上げになったという話でした。

ごちそうさま!

また来ようっと♪

ファミリーレストランデリシャスの店舗情報

住所:〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号:0225-93-0163

駐車場:店舗前に広い駐車場あり

営業時間:昼11時〜14時45分 夜17時〜20時

定休日:毎週火曜日

席:テーブル席、お座敷席。

注文方式:着席のち対面での注文。呼び出しベルあり。

【ラーメン】あらどっこいの醤油ラーメンと限定塩ラーメンとお刺身!

女川発祥のあっさりラーメンが大人気!あらどっこいの醤油ラーメン!

以前、女川で『あらどっこい』という移動販売ラーメンを食べた。

その時の記事はこちらになります。

あらどっこい移動販売ラーメンの醤油ラーメン

そのあまりの美味さに連食したが、それからあまり女川までたどり着くことなく日々の喧騒の中を生きていた。

それから活動が一旦休止となり、なにやら前向きに何かが進んでいるな?と思っていたら石巻渡波(わたのは)に店舗を構えたというニュースが飛び込んできた。

その時の記事はこちら!

移動販売ラーメンあらどっこいが実店舗に!?

あの美味しいラーメンがいつでも食べに行けるのはとてつもない大きなメリット!

本当はオープンと同時にスキップしながら(めちゃくちゃ下手)オープン・ザ・アタックをかましたかったが他県での仕事につき通勤時間が片道一時間半超えという事態になり諦めていた。

しかし!ついに!行くことができた!!

女川ラーメンあらどっこいの場所は渡波駅から数百mの場所!

実店舗は以前釜飯『万石庵』があったテナントである。

一度も行ったことなかったな…。

意気揚々と駐車場に車を停める。

店舗前に6台は停められそうだ。

ぐぬぬ…扉が意外と重い…!元は自動扉だったのだろう。

お店に入るとすぐ左側に券売機がある。

うむ、最初はオーソドックスに醤油ラーメンを食べよう!

この醤油に感動したんだよなぁ。

店主さんは一度しか会ったことないのに私のことを覚えていてくれたことが嬉しかった。

カウンターに座り、ラーメンの到着を待つ。

しかし、渡波かぁ…。

ここは私の母方の祖母が暮らした町だ。

生前は松島の磯崎に住んでいて山や海が好きでよく連れて来られた。海や山は遊び場だった。

とても優しくて力持ちな祖母で自宅をDIYで建てた人だった。

晩年は渡波に移住したが、脳梗塞を患い寝たきりになった。よく口にしていたのは

「渡波に帰りたい。もう一度、渡波で暮らしたい」だった。

山も海もある渡波をとても気に入っていたのだ。

そんなむかしのことを思い出して感傷に浸っていたらラーメンが到着した。

これぞ女川のラーメン!豊かな海が育てたあらどっこいの味わい!

もう見た瞬間に笑顔が自然と溢れた。

これだよ!このラーメンだよ!

上品な香りがする。一概に材料はこれだ!と断定できない。

なんせ私の感覚はあてにならない。知ったかぶりをすると恥をかくのでここは控えておこうと思う。

このビジュアルこそが食欲を一気に高めていく。

紅いナルト、ワカメ、メンマ、チャーシュー、ネギとそれぞれが配置されいい仕事をしている。

立ち上る湯気がまた優しい気持ちにさせてくれる。

ふんわりと香る、じんわりと沁みる、舌に感じる熱さのスープ。あらどっこいの優しさがにじみ出てる!

適度な油と深い醤油の色。

以前は無化調を全面に押し出していたが今回は多少化調を使用しているらしい。

まぁ、私なんて特に化調、無化調、人工、天然のこだわりは特に無いし、出された飯にあーだこーだ言うのは好きではない。

美味しく食べられることが全てなのだ。

このスープにはノスタルジックなものを感じる。

新しいのに懐かしい。

ここで食べられることがとても嬉しい。

スープを啜ると豊かな出汁の旨味が効いてる。

熱々のスープがまた冷えた心まで一気に温めてくれるようだ。

これはうまい…。うまいよ!

麺は黄色の縮れ麺!これぞラーメン!

麺は私の好きなやつ。縮れ気味の黄色い中華麺。

食感、スープを含んだうまさ、固さ、どれもが完璧だ。

このスープにしてこの麺あり!

このコンビネーションは最高だな。まるでキン肉マンとテリーマンのマシンガンズみたいな感じだ。

最高のスープには最高の麺!

マッスルドッキングのようにそれぞれの威力が増している。

チャーシューもやわらかくておいしい。

最後まで飽きずに食べることができました。

ごちそうさまでした!

…と、待て!まだだ!まだ終わりではない!!

普通の胃袋を持っている人ならばこの一杯で満足するはずです。

ですが、力士並みに大食いな私はまだ余力があった。

なんとなく塩ラーメンも食べてみたい気持ちになった。

せっかくここまで来たんだから大いに楽しもうではないか!!

私はラーメンは休日にしか食べない上に普段はカップ麺すら食べないのだ。

普段はねこまんまばかり食べて生きているのだ。

颯爽と立ち上がり券売機にて塩ラーメンの食券を買う。

ちょうどその時は限定の鯛出汁らしい!

な、なぬーっ!?鯛出汁だと!?しかもラスト!!

ぐぬぬ…食べなければ一生後悔してしまう。

人間というものは手に入ったものは手にした瞬間に飽きてしまうのに手に入らなかったものは一生心のなかで燻り続けるのだ。

例えば

初恋の人とか…。

鯛出汁塩ラーメンは高級料亭の味!!

そしてラーメン二食目!

鯛出汁塩ラーメン!!

ほほぅ〜…これはうまそうだ!

海老で鯛を釣るってことわざがある。

私は海老も好きなのだが、その海老を食べた鯛だからなおさらうまいだろう!

鯛を餌にしたら何が釣れるんかね?

などとくだらないことを考えながらレンゲを手にした。

スープは確かに鯛!こりゃ驚いタイ!!

透明感の高いスープにほんのりと脂が浮いている。

もう匂いが素晴らしい!!

鼻の穴が3つくらい欲しくなる。

私は慢性鼻炎で年がら年中鼻詰まりなのだが、それでも豊潤な香りを感じる。

さすがは鯛だ。

一口すすると…

うん?

薄い?

思いきや!

ジワジワと広がる旨味と味わいが口の中へ広がっていく。

飲めば飲むほど味が濃くなっていく。

うまぁ〜い!!

なんて清廉なスープなのだろう!

パッツン系の細麺は食べごたえ抜群!鯛に惚れタイ!

麺は醤油とは違うストレート細麺。

わかってるねぇ、これぞ塩ラーメンって感じだ。

まるで高級な料亭で出される温麺が入ったお吸い物のような上品な味わいだ。

麺は程よく固く細いのにパッツンと嚙み切れる面白い食感の味わい。

これはたまらん!

これだけのために渡波に来ても十分に満足できる。

ズルズルと食べていると店主のご厚意によってご飯をいただきお茶漬けにすることに!

おいおい、こんな贅沢して明日死ぬんちゃうかな?と余計な不安をよそにご飯をいただく。

鯛出汁をかけてワサビを溶かしてかきこむと…

くぅ〜〜〜〜〜〜〜これがまたっ!!最高!

これはもう最高でしょ!うますぎ問題!

なんてこった…こんな僅かばかりのお金を出してこんなに贅沢な時間を過ごせるなんて

お値段以上!!

でもヒトリ!

新鮮なお刺身もあらどっこい自慢の逸品!ラーメンのお供に…ヒラメの刺身!

そして思い出したのはこのお店はお刺身も自慢のメニューだ。

新鮮なお刺身なんて久しく食べていない…では食べよう!と早速注文。

お刺し身は直接注文して店舗奥にあるレジで精算する流れだ。

私が注文したのは

『ヒラメの昆布〆』

ヒラメはあまり刺身では食べたことがないと思う。

寿司ネタにも乗ってる記憶がない。

それだけ高級だ。

これは楽しみ。

ここいら界隈はぽつんと飲み屋はあるがそんなに賑わう場所ではない。

メイン通りから離れているために知らなきゃ来ないと思う。

でも住宅地は多いので近隣の人達は〆にラーメンを食べられる店ができて嬉しいと思うんだよねぇ。

ゆっくりと鯛出汁塩ラーメンを堪能しながら待つ。

こういう時間の過ごし方もいいな。

每日毎日時間から時間まであくせく働かなければならない。

一つのゴールを迎えた先に新たなスタートラインがあって、その繰り返しで一年が終わる。

よく言えば仕事では達成感を味わったことがない。そして仕事が終わったという解放感も日常感じるものではない。

今日が終わったら明日が来る。

明日の次は明後日。

その繰り返しな人生だと思う。

それでいいのかと葛藤しつつもと思っていたらお刺身が到着した。

おお!美味しそう!

あ刺身はおろか魚自体食べることが減っている気がする。

昔はタダみたいなサンマが高級魚になっちまった…。

獲れ過ぎて溢れていたイカでさえも高級だ。

環境の変化は確実に生活に大きな影響を及ぼしている。

さてお味は…。

おん!やわらかくて甘くておいしい!

口に入れた瞬間に歯の間を滑っていくようなやわらかさ。

昆布の風味もあって実においしい。

そして、鯛出汁塩のスープで…

しゃぶしゃぶ…♪

おほーっ!!

こりゃまた美味しいねぇ。

スープはもう温かったのですが鯛出汁と合わさるとまたうまい!

私はただなんとなく今日まで生きてきたが、つくづく思ったよ。

とりあえず今日まで生きててよかったと。

どんなに絶望しても失望してもどこかには小さな希望や楽しみがあるものだ。

ほんの少しだけ足を伸ばしてみればきっとそれは見つかると思う。

大きな幸せはないが…小さな幸せを積み重ねていこう。

そしてこういう時間を与えてくれる人達も大切にしつつ生きていこう。

ごちそうさま!

また来よう♪

おいしいラーメンと新鮮なお刺身も楽しめる女川ラーメンあらどっこい。

場所は辺鄙だが、なんとなく場末的な雰囲気もとても良いのでぜひ食べていただきたいですね。

食べればきっと何も言わずに頷けますよ!

渡波の夜は穏やかにふけていったのだった。

あ、外観の写真撮り忘れた…!

女川ラーメンあらどっこいの店舗情報

住所:〒986-2111 宮城県石巻市三和町7−1

営業時間:11時半〜14時半 17時半〜21時半

定休日:毎週月曜、火曜

駐車場:店舗前にあり6台前後

注文方式:入口左の券売機。刺し身やアルコールは席で注文、店舗奥のレジで精算。

席:カウンター、テーブル席

公式Twitter:あらどっこいツイッター