出来ることから少しずつ

最近は民間の仕事が増えて時間的に余裕が生まれている。以前は公共事業ばかりやっていたので現場は朝8時朝礼だ。ゆえに朝はとにかく忙しい。朝5時に起床し6時には出勤だ。ともすれば5時半に会社出発なんてこともあった。

当然工事が遅れてくれば日曜日も関係なしに何週間も連勤が続く。34連勤なんてのもあった。とにかく建設業なんて労働基準法なんて適用されない業界なのだ。まるで犬鳴村だ。

だが民間は大体は9時からスタートだ。これは朝早くに来られて対応をするのが大変なのと騒音関係もあるだろう。正直週休二日制に出来ないなら一日の労働時間を短くしてほしいと思っている。金は欲しいがそれ以上に時間が欲しいのだ。もっともにして長時間働いても金なんか稼げやしない。

以前公共事業をやっていた時は部屋の掃除すら出来なかった。極端な話だと風呂に入る体力と気力もないのだ。当然運動なんかするわけが無い。ジャンクなフードを食い、携帯いじりながらベッドにいると寝落ちするパターンだ。そして極めつけは日曜日だ。公共事業だと大体日曜日も労働を強要される。だから予定など全く組めないのだ。下手に計画を立てようならば日曜日出勤のダメージは計り知れないものになる。

はっきり言えば人間的な文化的な生活など全く無縁だ。公共事業などやってもピンハネされて中抜きされて絞りカスみたいな賃金しかもらえない。残業代なんか出るわけがない。毎日10時間も働き、週7日稼働するのだ。そういう生活を何年も繰り返していたら気が付いたら自分は歳を取り、友人はいなくなり、同期は結婚して家を立てて人間らしい生活をしている。

私は?

何年も変化の無い生活、収入は住民税、所得税、健康保険、年金を払うので精一杯。どうしたら貯金出来るのか?と考えたら休まず仕事して金を使う暇を潰せばよいという地獄の選択しかなかった。

今は少しだけ余裕が生まれた。日曜日も絶対ではないが休めるのは嬉しい。週一の休みでもこんなに輝くのだ。今まで出来なかったことが出来るようになってきた。

部屋の掃除、お風呂、読書は少しだけ、あとは空を見上げることとゆったりと散歩できる少しの時間。

長時間働いたところで幸せにもなれるものでもない。それどころか確実に死に向かっていたのだ。

一日の労働時間は6時間でいいよ。マジで。

 

今日という日

世の中には同時にたくさんの仕事をこなせる人がいる。それは天才的だ。私には到底真似出来ない。趣味で書いてる小説でもそうだ。ひとつのストーリーで精一杯だ。一時期は同時にいくつかのエピソードを書いていたが現在は無理だなぁ。これが老化ってやつか。

今日は夏本番の前に劣化して穴が空いた網戸を交換した。出来ることから一つだけやる。田舎暮らしなので例年だと網戸にする程夜は暑くはならないのだが今年は少し暑いかもしれないと危惧してのことだ。

もっともにして猫によく破壊されてしまうので網戸の張替えは夏の風物詩みたいなものだな。猫を飼うと本当に大変だ。掃除だって頻繁にやらねばならないし、買ったばかりのソファーもほつれや穴だらけになってしまう。正直猫を飼うことに反対だったのだがね。私は家の中に植物すら置きたくないのだ。つまり人間以外に命あるものは入れたくない。

植物など家の外にべらぼうに生えてるしわざわざ家の中に引き込むこともないだろう。どんなに綺麗な花だっていつかは枯れるし、家の中にあるのは自然ではない気がする。これは屁理屈だが、分かりやすく説明すると『世話をするのが面倒くさい』のだ。自分が生きるだけで精一杯なのに自分以外のものに時間や労力を使えるくらいに余力がないのだ。

でもこの気持ちは年間休日が70日未満のブラック企業の傘下に籍を置いてるから心のゆとりがないだけかもしれない。もう少し稼げて休日もあればまた変わるかもしれないな。

ああ、そうだ。ワクチン摂取の予約を済ませた。本来は打ちたくはない。

『注射は痛いから怖い』からだ。別に思想やなんたらかんたらの複雑な事情ではない。それにワクチン摂取の証明書とやらがないと仕事をやらせないとかいう高圧的なことをされる気がする。もっともにしてそういう現場では働きたくないのだが零細労働者としては選ぶ権利がないのだ。

今日も何事も無く1日が終わろうとしている。実に緩やかな人生とも言えるが刺激がないといえばそれまで。

出来ればもっと小説を書く暇と体力を残しておきたいものだな。とりあえず睡眠はとても大切だ。早く寝よう。

そういえば今日は一度しか空を見上げなかったな…。

リトルスターってコンビニ知ってるか?

私は今日は本来なら仕事の予定だったが恵みの雨で作業が中止になり休みになった。日曜日に休めるのは最高に嬉しい。これは皆様には当たり前かもしれないが私は特殊な業界で働いているために週に一回の休みも約束されたものではないのだ。運が悪ければ何週間も働かされる…。

さて、ぼんやりと惰眠を貪り7時半に目を覚ます。ああ、昨夜は遅くまで起きていた。どうも交通事故で負った腰の怪我が病んで満足に寝れやしない。ここ最近の睡眠時間は3時間だ。これは自慢でも何でもない。単純に痛くて寝れないのだ。ベッドに入ってから右を向いて左を向いてを繰り返してるうちに朝になってしまう。

日曜日の朝は特別だ。まずは朝からラーメンを食べる。これが非日常への入口だ。食べ終えた後は缶コーヒーを購入してぼんやりと過ごす。ほんの僅かな時間だが人生においては必要な時間だ。

そこで思いついたのだが宮城県に一店舗しかない超レアなコンビニがあるのを思い出した。というのも朝ラーを食べた店が元のコンビニの居抜きだったからだ。そのコンビニとは

『リトルスター』である。

かつて日本には様々なコンビニが存在していた。ampm、セーブオン、サークルK、サンクス、ホットスパー…あとセブンメルシー!!

セブンメルシーとはまんまセブンイレブンのロゴを少しだけ改変したようなやつで店もレンガ調で本家と間違えそうな佇まいなのだ。それが本家の目の前にあったのだから驚きだ。もっともにして私が発見した頃には既に閉店していたのだが…。

宮城県に一店舗だけある超レアなコンビニがリトルスターなのである。早速行ってみようかと車を走らせた。

場所は宮城県の北部に位置する古川にある。主要幹線道路より外れ寂しい町を走っていくとそこに存在する。

看板はこんな感じである。知ってる人が見ればおお!となるが全く知らないと「なんだこれ?」って思いそうだ。

店舗はこんな感じ。さすがに撮影許可とか取るとか大袈裟なことはしていないので店内撮影までは出来ません。撮影許可取るとか言って一日に1人しか来ないホームページ持ち出されても困るでしょうに…。このホームページは私専用の日記みたいなものだからね。

とりあえず分かりやすく説明すると

『コンビニの形している日用品等を扱ってる個人商店』みたいな感じです。特にここでなきゃ買えないとか店独自の商品というものはないと思います。ただ…

『金ちゃんヌードル 』が普通に売ってました!九州地方とか沖縄ではポピュラーなカップ麺ですが宮城県ではなかなか入手が難しいカップ麺です。宮城県だとペヤングヌードルが主流なので金ちゃんヌードルはレアな存在です。それが棚に普通に陳列されてて驚きだ。それ以外は特に特筆すべきものがない。まぁ、客が私しかいなかったので長居するのも気まずいということもあり缶コーヒーとチーズ蒸しパンを購入して店を出ました。店を出たら駐車場内に自販機コーナーがありました。コンビニと言っても24時間営業ではないので自販機があると助かる。

地元に愛されるコンビニですね。かつてはもっといろんな場所にあったと思うんですけどね。

今は主要三店舗が占拠してしまって地域性も無くなり面白くなくなってしまった…せめて山形のセーブオンは看板を変えずに営業した方が利益を生み出せたような気がする。サンクスもあの営業形態のまま続けて欲しかったなぁ…と思うのであった。

宮城県大崎市古川に存在する超レアなコンビニ『リトルスター』は末永く営業してほしい!!

雨の休日には太麺を

梅雨も終盤だ。朝からシトシト雨が降る金曜日だが今日は休日だ。というのも交通事故の怪我による通院日だ。こういう天候の日は何故か怪我した箇所がやたらに病む。あまりの痛みに呻きながら目を覚ました。

病院は高齢者の集会所のようだ。見れば周りは顔見知りのようで病院に似つかわしくなく笑顔で会話している。一体どこが悪いのだろう?と思ってしまうな。

待ち時間よりも診察はあっという間に終わる。たっぷり1ヶ月分の痛み止めと鎮痛剤を貰う。なんか雑な感じだな…1ヶ月も放置されるのか。その間に良くなればいいが…。

とりあえず体を休めるのも仕事の一つだ。休みなく働くなど美徳でも何でもない。むしろ休日を充実させて方が生産力や精度も上がるし事故の予防にもなると思っている。なので休日はもっぱら掃除や整理整頓に費やす。雨の日はこれが一番良い。どうせ出かけても濡れるだけだ。

そうこうしている内にお昼になっていた。昼食どうすっぺ?と考えていたら平日の雨の日など滅多にない機会だ。超絶人気店のあの店に行ってこよう!と向かった先は仙台泉区にある宮城ラーメン人気ランキングにおいて常に上位の名店

『自家製太麺渡辺』である。

この店は日曜日ともなると1時間は並ぶ超絶人気店である。だが私は滅多に来ない!なぜなら一日しかない休日をラーメンに並ぶことに費やしたくないからだ。同じ理由で洗車も嫌いである。どうせ洗ってもすぐに汚れるのに貴重なる休日を洗車に費やしたくないのだ。

なので必然的に気を使わなくていい車になる。さて、並ぶことなくすぐに入店出来たが店内にはまだ待ち客がいた。手指の消毒をして券売機にて食券を買う。選んだのは『らー麺大』である。こちらは麺300gだ。デフォルトで200gだから相当な量だ。

味玉をトッピングしました。相変わらずスープが少ないのですが濃厚な煮干しダシなので十分とも言える。さて麺を一口…うむ、ゴワゴワの太麺だ。そして硬い!イメージとしては10秒どん兵衛だな。太縮れ麺が濃厚な煮干しダシのスープをよく絡ませており、小麦の甘い風味と香りが口と鼻の中で混ざり合う。久しぶりに食べたけど美味しいなぁ。もちろん好き嫌いは分かれるかもしれない。この日は平日で雨という事で行列も出来ていなかった。いつもだと小一時間ばかり並び休日が台無しになってしまう。

メンマは穂先メンマでシャキシャキの歯応えが特徴的。これも適度に柔らかくて繊維の中にスープが含まれていて絶妙な味わいを生み出す。チャーシューは歯が無くても顎で食べられる柔らかさ。口の中で溶ける脂身と肉感がある筋が適度に残っている。

味たまは少し誤算だった…黄身が半熟ではなかった。ゆで卵だった。ポサポサの黄身がマイナスかな…。それ以外は総じて満足のいく一杯でした。

コロナ対策は入口のアルコールのみで仕切りも何も無く隣の人とも相当近い。でもお客は店内では会話もなく黙って食べているのでさほど気にする程でもないと思う。もっとも休日はわからんがね。

20分程で完食し退店。

午後はたっぷり昼寝を楽しむ。痛み止めが効いてる日中は意外な程に眠くなるのだ。

雨音が心地よい眠りを演出してくれる。昼寝と言えば車にはきちんとお昼寝グッズを搭載している。枕にアイマスク、寒い時に羽織るブランケット、耳栓を常備している。もちろん窓に付けるカーテンもだ。何時でも何処でも快適な眠りを得られるようにしているわけだ。

人生が豊かになるのはまずは眠りだと思う。眠りの質を上げれば人は幸せを感じるセンサーがよく働く気がする。寝ないで仕事をするなんてのは自慢にならない。

『起きてる時よりも寝てる時の方が幸せなのだ』

どんなに現実が不幸でもきちんとよく眠れれば幸せってもんだ。極端な話になると死ぬまで寝てていい夢を見続けたいとも思っている。

そういうわけで雨の休日は何気なく過ぎていくのだった。

あわや大事故に…!

午前の仕事を終えて次の現場に向かおうと車で走っていた。比較的のんびりと。すると対向車がやけにセンターラインに寄ってる?一瞬ドライバーを見たら…なんと!

普通に視線を落としてスマホ(?)を凝視しているようだ。これはまずいと路肩に回避準備を始める。すると普通にセンターラインを超えて私の方へ突撃してきた!

ああ!まずい!!と左にハンドルをきって回避しようとする。左側は田んぼだ。正面衝突よりも田んぼに落ちた方がマシだろう。無論、稲作の損害賠償はあるかもしれないがこれ以上怪我して痛い思いするのは嫌だ!と車体がガタガタと揺れる。相手はまだ下を見ている。もっと寄ってくる気か!?もう落ちる!!とサイドミラーを見ると接触まで僅か3cmというところで掠めていった。

私はなんとかハンドルをきり車線に戻ると過ぎ去った対向車は後続車両にクラクションを鳴らされ車体を揺らして車線に戻った。

危うくまた事故に遭うところだった…どうなってんだこの世界は!?もしかして…本当は去年の事故で私は死ぬ運命だったのでは…死の運命から逃れられない的な映画あったよね!?ファイナルデッドコースターとか…あんな感じなの?

今日は回避したが本当に恐ろしかった。死ぬかと思った。サイドミラーがすれ違う時は本当にスローモーションのようにはっきり見えた。人間の集中力が極限に達すると脳の情報処理能力が倍加するのか…。

とにかく…公道を走っているのは必ずしもまともな人とは限らないのだ。ますます道路を走るのが怖くなってきた。

車はもう『グランツーリスモ』で十分かもしれないな。