カテゴリー: 地域ネタ

【ラーメン】 五福星 のだし中華そば

その日は健康診断で労働はお休みだった。いや、休んだ。

お休みだったのですこぶる体調が良かった!突き抜ける青空と共にテンションも爆上げである。

健康診断当日は朝食を抜かねばならぬ。はっきり言って腹が減りすぎて死にそうだ。

というわけで向かったのは泉区にある人気ラーメン店

『 五福星 (うーふーしん)』さんです。

こちらは宮城のラーメン店のレジェンド的なお店でいつも大行列なのだ。

実はこちらに移転してまもなくの頃に一度訪れたことがあるのだが二時間くらい並んだ記憶があり、足が遠くなっていたのだ。

だが朝ラーをやっているということでやってきました。まずは入り口で手指を消毒します…ん?おや?これは…。なんかハッカの匂いがするな。

朝ラーは三種類ある内から基本となる『だし中華そば』をオーダーしました。

待ちもなくすんなり入れましたね。久しぶりだな~…こんな内装だったっけ?月日は随分流れたんだなぁ。と感傷に浸っていたら

五福星 だし中華

着ドーン!!見た感じはうどんっぽい。ワカメが入ってるせいだろう。

スープは全く油が浮いてないあっさり系。

さて一口…むむ?

薄いなっ!?全く風味が…おん?もう一口…おろろ?更に一口…あらら?

味がわかるようになってきた!!いろんな味がする!最初の一口からかなり味を強く感じるようになってきた。

これは美味い!!

節系の後味が強く尾を引きます。

麺は中太のピロピロとした柔らか麺。

これかあっさりしたスープとよく合う食感。舌触りがとても優しくて柔らかさがスープの出汁の邪魔をしない絶妙なバランス。

ここまで到達するのにどれだけの時間と労力を費やしたのか想像出来ない…。

スープまで完飲!本当に美味しかった!

ごちそうさまでした!

後半にかけて味のビッグウェーブが押し寄せてきて最後の一滴まで飽きずに飲み干せました。さすがはレジェンド…!

だが…一つだけ気に入らないことがあります。

入り口で行う消毒なんですがハッカの匂いがして辛いです!

せっかくのラーメンの香りが全く楽しめませんでした…歯磨きしながら食べてる気がして…。自分の手からプンプン匂ってきてかなりのストレスを感じました。

そこが残念なところでした…。

今度行く時はマイ消毒液で対応することにしよう…!

【 ラーメン 】女川の 移動販売ラーメンあらどっこい の醤油ラーメンと塩ラーメンを連食!!

女川の 移動販売ラーメンあらどっこい で美味しい醤油ラーメンと塩ラーメンを食べてきました!

その日、整骨院での治療を終えて腹を空かせていた。近くのコンビニでパスタでも買って食べるか…とも考えていたが治療を終えたばかりで調子がいい内にもっと体をほぐしておくかとウォーキングへ出かけた。

場所は女川町。

私は女川が大好きです。なので度々足を運んでは夜歩きをしてストレスを解消しております。交通事故の怪我のリハビリのためにも良い。

女川って優しいんだよね。この夜の町にフワッと灯る光がさ。

これからもっと整備されて綺麗になっていくのだろうけど、以前の女川からは想像もつかないほどリゾート化されています。新しい女川町へと変化していってるのですね。

寒さは厳しいが空気は優しい。

こういう町のエネルギーを補充するだけでも怪我の治りは早いと思います。無理は禁物で軽く港を歩きます。

普段ならたくさんの人がいるんだろうなぁ…そういう場所に一人佇むのが好きだったりします。

すると町の方にポツンと赤い明かりが見えました。観光協会前です。おやおや、あれは…

移動販売ラーメンあらどっこい』さんです。

女川を中心に移動して歩くラーメン屋さんです。

実は…何度か訪れてはいるのですが、一度目は奇跡の平日休みに町の唯一のスーパー『おんまえや』で営業していると聞きつけ向かったのですが途中から雨が降ってきまして…女川に着いた頃には本降り…そして、手前の交差点で赤信号で停まっていると目の前を通り過ぎて行きました…嗚呼…残念無念。

ですが二度目はなんと塩竈に出張してくるそうで午前中に所用を済ませ塩竈に車を走らせました。塩竈なら庭だからウッホホイ♪と軽い足取りで向かいました。佐浦町にある駐車場で行われていたイベントは大盛況でした。

まさかの午前中で売り切れwww

なかなかご縁に巡り会えないものです…。

だが、ここに今まさに絶好のチャンスに恵まれているわけです。これは食わねばなるまいと意気揚々とお邪魔しました。

優しそうな店主さんの話によれば無化調であさりなどを使ったスープだとか。

先客のおじさんがおりまして油そばを召し上がってました。なるほど美味そうだ。

でも寒いので熱々の醤油ラーメンにしました!

アサリが入ってても大丈夫ですか?ときちんとアレルギーの確認をする優しい店主さん。

移動販売ラーメンとは珍しいし挑戦的だと思うな。ただ家賃など発生しないからその分ラーメンに手間と労力をかけられるわけだ。

しかし箱を構えないと固定客というのがなかなか掴めないのではないだろうか…あと天候にも左右されるし商売的には結構ギリギリなのかもしれない。

 

などと下世話なことを考え女川の夜景を見ながら待っていると

移動販売ラーメンあらどっこい 醤油ラーメン

着どーん!…照明の関係で写りが悪かったですが、肉眼だとこの何倍も美味しそうなビジュアルですよ。寒い空気の中で舞い上がる湯気が美味そうだ。

そして香りが良い。万年鼻づまりの私がこんなに鼻を活躍させることはなかなか無い。

麺は王道の細縮れ中華麺。私が大好きな麺だ。

レンゲは無いので丼ごと持ち上げてスープを飲みます。ズズ…

う、うまあぁぁぁぁいっ!!

寒さで凍えた体に染み渡る~頭の先から足の爪先まで染みるような美味さ。これは一本取られた…て言うか一本どころか百本取られた感じだ。

移動販売というので高速SAのフードコートチックなもの(あれも美味いが)をイメージしていたが全く別物だった!

超本格的に丁寧に作られたラーメンでした。

ここ最近鬱々とした日々を送っていたが感動した!

感動したッッッッ!!

まずスープにえぐ味など全く感じず塩分も程よく、あっさりしてるのに味が濃い!濃いと言うよりも様々な味が一気に押し寄せあまりの情報量に舌のサーバーがダウンしてしまうのではないかと思うくらいだ。それでいてくどくなくキレが良い。飽きずに飲み続けることが出来るスープ!

それに合わさる王道の中華麺はスープの旨味を存分に絡ませて口の中をお祭り騒ぎにしてくれる!

すごく女川を感じる一杯!もはや寒さは感じない。その神経すら口の中へ集約し目の前のラーメンしか見えなくなった。

そして夜のはずなのに女川の海が見えた気がした。その中で暮らす魚たち…海よ、ありがとう!私の口の中は女川の海になっています。

気付いたら丼が空っぽになってました…。本当に美味かった…。量も結構なボリュームなので普通の人なら満足すると思いますが…。

だが私にはもっと食べてみたい欲求があった。今度はいつ食べられるかわからない。今の内に食べておこうと思い

塩ラーメンを追加注文しました!!

人生初!ラーメンを連食です!

このブログでもラーメン連食するなんて初めてで編集カロリーが地味にヤバい!

普段の倍くらい書く羽目になるだろう。私の少ない自由時間がさらに無くなってしまう。それでもこの感動を伝えたいという想いが強くなった。

女川の穏やかな夜にラーメンを啜るなんて贅沢だなぁと待っていると

二杯目着どーん!チャーシューサービスしてもらいました~!

ありがとうございます♪

写真だとちょっと暗くてイマイチですが、肉眼だとこの100倍は美味しそうに見えますよ!

麺は醤油より若干太くなってます。

まずはスープを丼ごと持ち上げて優勝した力士のように飲みます。

うんまぁぁぁぁ…!!

醤油よりもマイルドでありながらきちんと出汁が舌にビンビン感じる!こんなに美味しいラーメンを食べてる時は日常の嫌なことを全て忘却してしまう…。

そして昨日食べたものまで忘れてしまう。何食べたっけ?

二杯目なのにめちゃくちゃ美味い!スープまで飲み干せる優しい味わいに感嘆しっ放しです。

女川の夜に食べる贅沢な一杯…なんかすごくいい体験をしてますね。何年か過ぎて今日の夜のことを思い出して懐かしむ時が来るのですよ。

女川の夜に外で熱いラーメンを食べるという人生の楽園絶賛満喫中♪このシチュエーションもまた美味しく感じさせるのでしょうね。

スープまで完飲!ごちそうさま!

今回はコロナ禍というのもあるのかお客さんは少ない印象でした。しかしそれは味ではなく認知度がまだ低いということ。

味は本当に超一級品でした。私的にはメガヒットしてテンションはもうワールドカップで優勝してブブゼラ吹き鳴らし汗が染み込んだユニフォームを振り回してる感じだ。

こうしてまた女川に来る楽しみが増えました。

後日、 あのラーメンの美味さについて鼻穴を膨らませて語る私がいた。

「いや!あのラーメンマジヤベェッス!美味すぎてマジヤベェッス!!」

まずは語彙力がほしい……。

 

【ラーメン】麺屋燈花の味玉金目鯛らぁ麺

金目鯛という魚をご存知だろうか?

キンメダイ目キンメダイ科の深海魚である。結局金目鯛かよっ!と言いたくなるが人間はホモ・サピエンスである。

ホモって付いただけで大きな誤解を招くが

『人類全てホモである』

小さな認識、大きな誤解と某自動車メーカーのキャッチフレーズのような感じだが学名というものはいろいろと調べると面白い。

例えばゴリラなのだが

と語っている内に到着したのが石巻市蛇田にある

麺屋燈花』さんです。

ほほう、金目鯛ラーメンとな…否、らぁ麺ですな。

なんとなく佐野イズムを感じる響き。

この前の店舗は火山という鍋焼きラーメンの店でした。私は結構好きだったんだけどなぁ…飲食の経営って難しいんだなぁ。

まだ新しい店舗なので綺麗です。

照明が明るくて清潔感のある配色のインテリアです。

颯爽と注文したのは

『味玉金目鯛らぁ麺大盛り(替え玉)』です。

スタッフのお姉さんに注文するとセルフの水を汲み喉を潤す。

ん~、店内には金目鯛の香りが漂っている。金目鯛は高級魚であり、日本人なら味を記憶していて思い出すのは容易だと思う。

小骨が少なく身がほぐれやすい、その上脂が乗っていて身がぷりんと皮から剥がれ食べやすいのだ。

ただ若干甘めの味わいのためにご飯のお供というよりは酒の肴というイメージの方が強い。

そしてゴリラの学名についてなのだが

とか言ってる内に着ドーン!!

ん~、いい香り。まごうことなき金目鯛。

そしてこのビジュアルの美しさよ。大きな穂先メンマと半生のチャーシュー、刻み紫玉ねぎと色とりどりに白い器とまるでアートのようだ。

スープは透明な塩。一口飲むと…

「キキキキ、金目鯛いぃぃぃーッッッ!!」

く、口の中で金目鯛が泳いでやがる!!

金目鯛の独特の旨味と脂っこさがあって割烹で出される高級な出汁感がある。

ちなみに金目鯛と名前が付いているが全く鯛ではない。親戚ですらない。名前に鯛が付いてるから鯛だと思われているなんとなく風評被害的な魚である。

体が小さいのに名字が大柄とか、猫なのにポチとか、実はめちゃくちゃ怖いのにピロリ菌とか名前で損してるのだ。

それで鯛出汁なのに云々というレビューもあるとかないとか。

例えばゴリラなのだが

おっと麺が伸びてしまう。麺は全粒粉入りの細麺、

これがスープによくあっている。固さも程よく喉ごしも良い。穂先メンマも大きくて食感もフニャフニャとコリコリが混在しており面白く美味しい。

チャーシューは薄切りでハムのような柔らかい食感。まるで豚しゃぶのような雰囲気で食べられる。

味玉はふんわりとした味わいにプリッとした白身と濃コクな黄身の味。これに関しては特別なものを感じなかった。

替え玉投入しましたが結構お腹が膨れましたね。でも替え玉システムはいいかもしれません。

麺大盛りにすると茹で汁でスープの味も変わってしまうので正解です。

ごちそうさま!

値段は高級魚を使っているし立地的にも妥当な範囲だと思う。たまに自分へご褒美という意味でも高級なラーメンを…らぁ麺を食べたい方にはおすすめですね。

何よりも金目鯛というのが新鮮ですね。こういう様々なジャンルがあるのもラーメン食べ歩きの醍醐味でもあるのだ。

また来ようっと♪

ところでゴリラの学名についてなのだが

【スイーツ】道の駅上品の郷のミックスソフトクリーム

とある日に上品の郷でソフトクリームを食べた話。

 

支那そばや石巻で美味しいラーメンを食べたあとはそのまま北上して河北町へと行きます。

道の駅『上品の郷』です。

上品と書いて『じょうぼん』と読みます。

上品の郷は個人的にお気に入りの道の駅でかつては併設されているレストラン栞でランチバイキングを楽しんだものです。

キャラメルプリン食べ放題!でした。他にも一杯あるんですけどそれが一番好きでした!!

それがにっくきコロナウイルスの影響で無くなりましたが刷新したフードコーナーはなかなか賑わっています。

こちらの道の駅には温泉が併設されているされており県内では珍しい鉄泉となっています。

新鮮なお湯は透明ですが酸化が進むと茶色に変化しますのでその日によって色が違います。使ったタオルはきちんと洗わないと翌日錆びだらけになります。

入浴料は平日550円でかなり安い。休日は750円です。

私の経験上温泉施設は1000円でもいいと思ってる。あまり安いと民度が低くなりますので…。洗面所の場所取りやトイレから浴槽へのダイナミック入浴!など。

でも本当は体を洗う前に一旦入浴してから洗った方がお肌にはよろしいとか。冬にはヒートショックなどもあるので頭や体をシャワーで流してから入りたいものですね。

無料休憩所でのんびり人の流れを眺めて休日気分を味わいます。ここ最近こういう流れで休日は心の中を空っぽにしてしまいます。

いろんな人がいるなぁ~こんなに人がたくさんいるのに自分の人生に関わる人は皆無なんだよなぁ…。不思議だよね。

 

私自身コミュ障ですし…いなくなった時の喪失感がとても辛いので避けてる部分もあります。

併設されているコンビニで肉まんと缶コーヒーを買いましておやつを堪能…って30分くらい前にラーメンを食べたばかりなのに…!

こんなんじゃいつまでも経っても痩せれない!

このままボンレスハムかドラム缶になっちまう!

頭は空っぽなのに腹は満タンです。

そしてメインのソフトクリームはフードコートの奥にあります。券売機で購入。

350円払っておばちゃんに渡します。

んん…正直に言うと私の方が捻り方が上手いと思うな。すたみな太郎で高さ約40センチのソフトクリームを作ったことがある。

チョコミックスです。こちらのソフトクリームはひじょ~うに美味しいですっ!!滑らかな舌触りと濃コクな味わいがたまりません。一緒に舌まで溶けて無くなりそうです。

そうしたら余計なことまで喋らずに済みそうです。口は災いのもとと言います。

たった1日しかない休みを十分に堪能し一週間のエネルギーを補充しました。

【孤独飯】レストランカープルのハンバーグ

世間はあと少しでクリスマスだという頃のお話。

私は日々の労働を終えて空きっ腹で帰路についていた。

なんとなくラーメンという気分ではない。例年クリスマスには一人でラーメン☆ビリーでラーメンを食べているのだ。

鼻息荒くして背中丸めて極太麺を啜っていると脳内ではかぐや姫の神田川か赤ちょうちんが再生されているものだ。

クリスマスも近い。ここは一つシャレオツなお店にするかと車を走らせた。

向かったのは南中山である。泉の長命ケ丘から愛の鐘通りを走り抜けた先にある。

レストランカープル』さんです。

むっちゃオサレな建物なのですぐにわかります。しかし、駐車場は狭いので要注意です。

ちょっとおじさんが一人で来るにはハードルが高いお店かもしれませんね。

店内もめっちゃオサレ…。お一人様ですと人差し指を立てるのが恥ずかしくなりますがマスクが透けて見えるくらいの笑顔で出迎えていただき安心しました。

席に座り周りを見ると家族連れやカップルが…隅のテーブルに一人でポツンと座っていると私の席だけネカフェな感じですね。さて、オーダーは…『ミラノ風ハンバーグセット』にしました。

注文し終えるとドッと疲れが溢れでてきました。浦島太郎みたいに老けていくのがわかる。

ぼんやりとしてるとあっという間に配膳されました。

おお、これがミラノ風ハンバーグ!!

めっちゃ笑顔のポテトがいい感じですね!では早速いただきます!

お!!ハンバーグがフワッフワ!こんな感じなのは初めてだ。おからみたいな柔らかさ。

口に含むとフワッと広がる肉の旨味とソースの濃く深い味わい。

歯が無くても食べられる柔らかさ…お、美味しい!ポテトもいい感じに香ばしくて美味しい。

この不思議な食感のハンバーグはここだけだと思う。とにかく柔らかくて口当たりが優しい。豆腐に匹敵する柔らかさ。

これは他のメニューも気になりますぞ。

お店の雰囲気もなんとなく家庭的で温かい。とても安心する空間。

お一人様なのでここは素早く食べてサッサッと退店。またいつかゆっくりと味わいたいものですね。今度は誰かを連れて……

行けるのか?

南中山ということで若干アクセスしにくい場所ではありますがここにしかないハンバーグがあります。とても良いお店なので足を運んでみてはいかがだろうか?

【仙台】作並定義さんの定義豆腐店の三角油揚げ

とある日。

なんとなく頭の中に過る思いがあった。

ー油揚げが食べたい!!

宮城県民なら誰もが思うのではないだろうか?

大倉ダムの脇を走り山を超えて行くと西方寺というお寺があり、そこの仲見世通りにあるのが

『定義(じょうげ)豆腐店』である。

仙台のソウルフードと言えば『ひょうたん揚げ』とこの『三角油揚げ』である。

このドでかい三角油揚げがたまらないっ!!揚げたてサクサクジュワっといただきます!!

備え付けの七味唐辛子と専用かけ醤油をたっぷりかけていただきます。一応お土産用の三角油揚げがあるのですが、この専用かけ醤油じゃないと本来の味がしません。この油げ専用に作られた醤油はどれほど長い時間をかけて研究してきたのかわかりませんが完璧な味わいなんです!

周りはサクサクアツアツで不用意に噛みつくと上顎火傷しますよ。

近くには自販機があるのですが…ほぼ選択肢がありません…もう選ばせない!って感じ。

もう一つの名物はこの『やきめし』です。

味噌とニンニクが塗られてまして、焼くとまた香ばしくてたまらないんですよ。

日曜祝日となると結構な賑わいでしてたくさんの人が訪れます。こんな山奥に…。

腹を満たしたらついでに参拝していきます。

この定義如来にはある謂れがありまして…

お参りすると一生に一度願い事が叶うそうです!

ちょっと待てよ…私は何度も参拝してるけど願い事をとても下らないことに使ったんじゃ……。

私『あー…ラーメン食いてぇ』

仏『叶えてしんぜよう』

私『ラーメンうめぇ!!』

ってな感じではないだろうか??

そういう意味では一生に一度の願い事ってなんだろうねぇ?

こちらが本堂ですね。とても立派です。

この雪を見てわかる通り、豪雪地帯です。仙台に雪は無くともこちらはどっさり…奥羽山脈を背負っているので当然と言えば当然。

こちらには立派な五重の塔があります。雪が似合うね~。なんか日本!!って感じがする。

定義さんと呼称され仙台市民からも愛されているパワースポットです。

ちょっとした旅行気分を味わうには丁度良い距離なので美味しい油揚げを食べて温泉地である作並や秋保でゆったりと温泉に浸かり英気を養うのが定番コースとなっているようです。

宮城にはまだ見つけていない浪漫がありますのだ!!

【石巻】北上運河と旧北上川

宮城県石巻市。

西の横綱が仙台市なら東の横綱は石巻市だ。

石巻は海に面した土地で地形的にも実にユニークだ。東北一の河川『北上川』が通っているので市内を小さな川がいくつか縦断している。

昔から運河として活躍したのが北上運河だ。

↓今回の場所はこちら!

Google Earthより

かなり広域な地図になりますが…。本当はGoogleマップなどを埋め込めばいい話なんですが…実はまだシステム面の整備が進んでなくてはめ込めませんでした…。

目の前は旧北上川。その奥に見えるのが上品山(じょうぼんさん)ですね。

なぜかこの場所に来ると心のパワーが補充される私的パワースポットです。

旧北上川の穏やかな流れと水鳥を眺めては心を落ち着かせます。缶コーヒーを傾けてね。

缶コーヒーってめちゃくそ不味いのにシチュエーションを彩ってくれるというか、その場を意味あるものにしてしまうよねぇ。

こうして缶コーヒーを飲んでるとしみじみと思うわけさ。

おっさんになったなぁって。

川に沿って歩道が整備されています。ウォーキングやランニングなどに最適です。

ここは走ったことはないけど元気に体が回復したら全力で走りたいなぁ。

これは旧北上川交流館。今は改装に伴って閉鎖中?

まぁ特に開いてたって何かあるわけじゃないけど…なんか写真か何か展示されていたんだっけ…?

この場所だと喫茶店とかなら案外いけそうな気がする。緩やかな川の流れを見ながら…。

まぁ、喫茶店なんて儲からなくて趣味みたいなもんだけどなぁ。大変な割に儲からないのが飲食店の辛み…。

私はなんの努力もしなくてただお金を出すだけでとにかく美味しいものを食べることが出来る。それが働く気力にもなっている。

食材を生産する人、それを運ぶ人、卓越した技術と知識と経験を基に調理してくれる人。全ての人の努力の結晶を私はお金を出すだけで食べることが出来て幸せになれる。

無論、犠牲になった命にも感謝します。命を繋ぐためには命を食べなければなりません。

その命のためにもくだらない人生にしてはいけないと思っている。

ほら、川沿いでのんびりしてるとこんな感じで一人であれこれ考えてしまう。

交流館の上は歩けるようになっていて小高くなっています。

絶景という程ではありませんが石巻はほぼ平らな土地なので結構遠くまで見渡せます。

なんかこうして見てると平和だなって思う。

北上運河にはたくさんの水鳥がいました。

運河沿いにはお洒落な喫茶店もあります。この界隈の雰囲気が好き。

わずかな時間ですが気持ちを落ち着かせました。

なんてことない川の風景でしたが自然に少し触れるだけで人間本来の生きる力を呼び覚ます効果があるのではないかと思ってます。

【食レポ】お持ち帰り処丼助新境町店の海鮮丼とイカ盛り丼!

世間的にはどんと祭。

地域によってはどんと焼きとも言う。宮城県ではあちらこちらの神社で行われている恒例行事だが私は全国的に行われているものだと思っていた。

正月飾りなどを神社で焼き払い、その煙を浴びると無病息災で一年過ごせるというものだ。

私も毎年どんと祭に行っては屋台で出してる甘酒を飲みながら焚き火にあたる。

我が町では焚き火が一切禁止されており、違反し見つかった際には罰金10万円を課せられるのだ。

なので生の火を見れるのはどんと祭ならではの醍醐味だ。そして裸参りが行われ褌締めた男達が焚き火の周りをグルグルと回るというダイナミックな競技が行われる。

だが今年は昨年に引き続きコロナ禍なのでかなり縮小した形で開催され人も集まらずに終わろうとしていた。

私は人集りを避けるために夕食はテイクアウトにしようと心に決めていた。

数日前に偶然グーグルマップで見つけた石巻市のテイクアウト専門のお店の

お持ち帰り処丼助新境町店』である。

もとは渡波地区にあるのだがその二号店として新境町にオープンしたのだった。

寿司屋が始めた海鮮丼屋ということで大いに期待が高まる。

蛇田を走り抜け国道45号線に合流、ファミリーレストランデリシャスの前を走り…おお、やはりお客さん入ってる!!相変わらずの人気ぶり。

ミニストップの交差点を右折して右側にある。ちょっと、照明が暗くて見落としてしまいそうだ。

お店に入ると爽やかな青年が応対してくれる。

予め注文は決めていたので

『海鮮丼とイカ盛り丼』を注文。

オーダーしてから5分足らずで提供された。めちゃくちゃ早い!!先客がいなかったとはいえ想定外な早さ!!

椅子に座った瞬間に起き上がり小法師のように立ち上がった。

帰りは高規格道路を走り急いで帰宅。

おお!!540円とは思えないクオリティー!!イカ盛りの方はご飯特盛です。

どんと祭の日にこういう海鮮丼が食べられるとは…いい時代になったものだ。寿司屋クオリティーな海鮮丼だ。

古来より寿司はお祝い事で食べられていたことで元の名前である『酢し』があて字によって『寿司』になったという。

寿を司るなんてなかなか粋なネーミングセンスじゃないか。

私がその時代に生まれていたら『刺身乗せご飯』としか思いつかないだろう。

最初にこの名を考えた人はご存じないがどんと祭ついでに裸参りで讃えるべきではないかと思う。

これが540円である。テイクアウトならではの低価格!

ネタは結構新鮮。ご飯も結構ボリュームある。マグロ、サーモン、イカ、イクラ、コハダ、ホタテ、甘エビ、ネギトロ、ガリ、ワサビで540円!!

これを観光地で食べたら1500~2000円くらいはすると思う!

でも別に観光地がボリ過ぎということではない。あれには調理する人、配膳する人、片付ける人、食器を洗う人など全ての人件費がかかっているのだ。妥当な価格なのだ。

それをテイクアウトにすることにより、人件費を削減し実現している安さだと思う。

イカ盛り丼はイカがたっぷり!!でも鮮度が若干落ちている感じ。

でも昨今においては不漁続きのイカ。スーパーの刺身盛り合わせにも入ることなく欠員となっているイカをこんなにたくさん食べられるなんて贅沢の極み…。

ご飯は特盛なのですが本当にめちゃくちゃ量があってぎゅっと詰められている。大飯食らいも大満足な量だ。

早速イカ盛り丼から…。

突然箸が折れますた…!!

いやぁ、それにしてもイカも甘くて美味しい!

続いて海鮮丼もいただきましたがどのネタも美味しくてあっという間に完食!

540円とは思えないクオリティーでした。この値段とクオリティーなら毎週食べられますし、家族で回転寿司に行くならこっちの方が安上がりで済みそう。

メニューもかなり豊富なので選ぶ楽しみもありますね。

これはしばらく通うことになりそうです!!

石巻の大満足なテイクアウト海鮮丼ごちそうさま!!

【旅日記】茨城編最終回『大洗アクアワールド水族館…そしてさらば!茨城県!』

千波湖公園で黒鳥を初めて見て興奮していたが日も傾いていたのでその姿を鮮明に捉えることはできなかったのが残念だった。

夜は水戸市にある安宿にて酒を呑みながら茨城のローカル放送を観て楽しんだ。

翌朝、早朝に宿をあとにしすき家にて朝食を済ませる。

そして気になっていた建造物を見に行く。ずっ見えていた奇妙な建物。

水戸アートタワーだ。遠くから見るとウネウネしてて面白いなと思っていたのだ。水戸にいればどこからでも見ることができる。芸術館のシンボルタワーとなっていて内部の見学もできるようだが早朝なので断念した。

そして再び進路を大洗町へと舞い戻る。

流れ行く景色が懐かしさすら感じるほどにこの町の魅力にとりつかれていた。

大洗アクアワールドの駐車場に到着。天候が少し良くない…おかげで殆どの駐車枠が空いている。ラッキーうっほほーい♪と小躍りしながら駐車場を闊歩する。そして来たのがガルパン劇場版でカモさんチーム(風紀委員)が撃破された場所。

戦車が走行できるくらいの砂浜は無いんだな…。満潮なのだろうか?

そしてここは聖グロのダージリンとプラウダのカチューシャが四号戦車を陽動した場所。

しかしダージリンとカチューシャって仲が良いんだな。阿吽の呼吸であの作戦を完成させるのだから。

大洗シーサイドホテルからもらった割引チケットで入館するとその大きさに驚いた。

実は水族館はそんなにあちらこちらと行ってるわけではないので比べることはできないが迷子になるには十分な広さと言える。

圧倒的なイワシの群れ。ぐるぐると周回して泳いでいる。照明に照らされた体がキラキラと光って綺麗だ。

幻想的なクラゲ。クラゲって良いよなぁ…ゆらゆらと海の中を海流に乗って泳いでいる。クラゲだから悩むこともないだろう。死ねば水に溶けて無くなるのだ。転生するならなりたい候補の一つだ。

この魚…名前は忘れたが身近にこういう顔のおっさんいるわ。『パッチンコ♪パッチンコ♪』と週末になるとパチンコ屋に行って惨敗し週始めから憂鬱になっているおっさん。あまりに似ているために人面魚のようで気味が悪いな。

タツノオトシゴだ。不思議な形してるよな~。未来で絶滅してて図鑑か何かに乗ってたら未来の人はこういう生物がいたとは絶対に信じないだろうな。どこぞの地域では食べるらしいが美味しいのだろうか?

バックヤードから水槽を見下ろしたりも出来る。館内はさまざまなギミックがありいくら見てても飽きない。

水族館の人気者ペンギン。まず名前からして可愛いというのが反則だ。こんな可愛いのにその生涯はとても熾烈を極める。絶対に転生したくない候補の一つだ。まず寒いのが嫌いだから無理だろう。子育て期間はオスもメスも満足に餌も食えやしない。愛らしい姿からは想像できないプロジェクトXな生涯だ。

ペンギンに生まれるくらいならハゲデブメガネな人間に生まれたことでさえラッキーだと思える。

五十鈴華さんが活けた花があった!これはTV版で見ることができる。五十鈴流とはまるで違う自分だけの華道を見つけたのだ。

ガルパンは作中で様々なキャラクターの成長を感じることが楽しい。

ここにも大きな看板があった。もう街全体でノリノリだな!

外に出るとなんとなく寂しくなった。もう旅は終わりなのだ。

ただなんとなくふと思いついて飛び出してきた。その旅が今終わったのだ。

大洗町は本当に良かった。住んでもいいかなって思えるくらいに。町の人も優しくて一緒にガルパンを楽しんでいるようで温かい町だった。

ガルパンは永遠には続かないけど、町の賑わいを忘れないようにしてほしいな。

また来るよ、大洗!!

この町に来れたことは一生忘れない。

この風景も賑わいも…。

また来れる日まで~

パンツァーフォー!!

終わり

【ラーメン】らーめん奉蘭のG風ラーメン

日曜日。世間的には三連休らしい…。

さ、三連休だと…?

超ド底辺奴隷労働者の私には三連休なんて一年に片手で数えられるくらいしかない。インフルエンザにでもかからない限り連休なんてあり得ないのだ。

窓を見ると気持ちの良い青空が広がっていた、

なんとも行楽日和なのだがオミクロン株が蔓延してるのでここは自粛するしかない。

でも、家には飯がない。

朝にはのんびりNHKを視聴して日曜日の朝を実感していた。日曜日っていいよなぁ…。

昼に近づいてきたので出掛けることにした。気になっている石巻のお店に行こう。

高規格道路をビュンビュン追い越され向かったのは石巻の中里地区から少し牧山方面に向かったところにある

『らーめん奉蘭』さんです。

パークイン石巻というホテルの一階に入っている店舗です。非常に目立つ建物ではあるのですがなかなかここには来ないのではないかという立地です。

店に入るとすぐに券売機があるので、そちらで食券を購入。こちらは事前に調べてきたので、迷うことなく購入。

注文したのはG風ラーメンです。

味が濃すぎる場合に調整スープがあるようです。優しいな。

気が付けば昼前だというのに満席!!結構辺鄙な場所にあるのに人気なようだ。

元々は女川で営業されていたようだ。

さて、少し待ったのち配膳されました。

着ドーン!!おお!まさにG風だ。

あえてG系ではないのか…野菜増しは出来ないようだ。にんにくはトッピング可能!

スープは背脂浮いてる乳化していないタイプ。

一口…うむむ!G系みたいにドギツイ塩分ではないぞ!?これは角が立ってなくてマイルドだ。優しい味わいだな。意外にもいける!

麺はワシワシ系の極太麺。かと思いきやモッチモチの麺だ。これは美味いなぁ。食感は玉子麺に近い。

肉がデカイ!!引き上げたらその大きさに驚いてしまった!ごろっとしている。まるで岩だ!!

箸でも切れる柔らかさで歯に優しいな。歯が無くても歯茎で食えそうだ。

野菜は多くはないが十分にボリュームがある。

少しモヤシに酸味を感じる。だがこの酸味が上手くスープと調和しており、こってりながら爽やかな味わいに落ち着いている。

もっちり太麺は私の好みだ。腹が空いてるとがっつりいける。

空っぽだった胃袋に流れ込んでいく。開店休業状態だった胃袋が驚いててんやわんやだろう。

ここ最近遠のいていたがっつりラーメンの消化の仕方を忘れてしまったのかもしれない。

最後まで美味しく食べることができました。

あえてG系ではなくG風!スポーツではなくスポーティー!

ここは他のメニューも食べたくなりました。次回は王道の中華そばでいきたいね!

ごちそうさま♪また来ようっと♪

【旅日記】茨城編第15話『太古の海水温泉からの水戸市です!』

広大な国営ひたち海浜公園を満喫した私は後ろ髪を引かれる思いで歩き出した。

花が咲き乱れる季節っていいよね。厳しい冬を乗り越え、風が強い春を我慢してようやく心が落ち着いてきて夏に向かっていく高揚感を演出しているようで…初夏の風は私を癒してくれた。

日々のキツイ労働からの解放!

ヒャッホーッ!最高だぜ!!

もう昼過ぎには訪れる人も少なくまるでコンサート会場のようになっていたゲート前も人の流れはまばらだ。

国営ひたち海浜公園…また来たいな!季節ごとに違う表情を見せてくれるだろう。

再び南下して大洗町へ舞い戻る。向かったのはここ

潮騒の湯』である。

そうガルパンではお馴染み入浴のサービスシーンがある神聖な場所だ。

劇中にはパンチラすらないのにここのシーンではなんとも目のやり場に困る展開。でも全然えっちぃくないのはさすがである。

実はここに来るまで少し迷ったのだ。案外と複雑な経路を辿ってきたのだが、それは私が天性の方向音痴のせいだと思う。

中にはこういう横断幕がある。なかなかシャレが利いている。このノリと勢いは見習うべきだ。

でも中にはガルパンを快く思っていない人もいるはずだ。万人に愛されるコンテンツなどあり得ないし、水面下では何らかの形でアンチが存在しているのかもしれない。

それもこれも戦車が戦争の道具だということだが、戦争の道具が女子高生の部活動に使われるのは平和な証ではないだろうか?

施設内はガルパン一色…!!ほんの隅っこにコーナーを設けるわけでもなくいきなりガルパン尽くし!!

まさに西住流のようだ。迷うこと無く前進あるのみ!

キャストの皆様のサインがたくさん展示されてました。

ガルパンでブレイクした声優さんもいるし、たくさんの人が笑顔になれるんだからこのビッグウェーブに乗らない方が損だよなぁ。

おふぅ…まほ姉さんが!!最終章では出番が無くて寂しい…。結構クールな印象なのに実はめちゃ妹思いというのがギャッブ萌えってやつである。

さて、ひとっ風呂浴びていきますか!

内湯は高濃度炭酸泉のジェットバイブラバス等がありゆったりできる。

目玉は展望露天風呂だろう。目の前に広がるは太平洋!なんたる解放感!!

目の前のビーチには子供達や家族連れで賑わっている。無論、立ち上がるといろいろと見えてしまうためにワイセツ物チン列罪にならないように自粛せねばなるまい。

湯は海水が混ざっているらしく少し磯の匂いがする。そして結構塩分が濃いらしく少し肌がピリピリする。だが決して熱くもなくカチューシャのように早く上がる必要もなさそうだ。

風呂から上がると広い食事スペースがあるのだが料理はさすがに大洗!海鮮物が多い。それもめちゃくちゃ美味しそうだ。

その分値段は張る…さすがに貧乏旅なのでこのはおとなしく夕食はラーメンにするか…。このまま水戸市に赴き格安ホテルに宿泊する予定なのである。

途中にある『ゆにろーず』というゲーセンに併設されている

にんたまラーメン

で食事をとることにしました。こちらは食券制なので券売機で悩む。

注文したのは『メガ盛りにんたま』 です。

着どーん!!でかーい!!かなりでかいが普通の3倍の量らしい。

だが私はグンマー帝国のラーメン桐生のスタミナラーメン大盛を完食した(当時)

あれに比べれば全然小さい。

さて食べるか!

…昔に食べたので味を忘れてしまってレビュー出来ません…すいません…。

あっという間に完食!スープまでは飲まなかったが…。

腹も満たし一路水戸へ向かう。水戸と言えばすぐに思い浮かぶのが水戸黄門だ。

人生楽ありゃ苦もあるさってな。

途中に気になる湖を見つけた。

千波湖である。

黒鳥がいました。実は黒鳥を生で見たのは初めてだ。

いやぁ…良い景色だ。穏やかな時間が流れていた。

【旅日記】茨城編第14話『大洗の釜あげしらす丼です!』

広大な敷地に咲き乱れるネモフィラを眺め、空色の丘の上の遊歩道を歩いていく。

空色の丘が眩しい!とても眩しい!遊歩道を歩く人々の列を見ているとまるで銀河鉄道の夜のワンシーンを思い出す。

ハレルヤ、ハレルヤと聖歌が聴こえる丘の上に人々は連なって歩いていく。そう、あのサザンクロスのシーンだ。

私もその列に加わり歩いていく。天に召される時が来たのだ。ハレルヤ。ハレルヤ。

ネモフィラの花言葉は『可憐』、『どこでも成功』

どこでも成功かぁ…いつでもどこでも失敗してる転落人生を歩んでいる私にとってはあやかりたい花言葉ではある。

丘の頂上へやってきた。本当に気持ちの良い初夏の風が流れていた。一年中こんな感じならいいんだけどな…。そうしたら一年中旅をしたい。

丘を降りていくとこれまた広い野原が広がっている。圧倒的な広さ。多くの家族連れがキャンプを楽しんでいる。

うーん、もしかすると私にもこんな普通の幸せがあったのだろうか?とも思う。ここまで生きてきて選択肢を少しずつ間違えてきて、取り返しのつかないところまできてしまったのだ。

目の前に広がる長閑な景色とは裏腹に少しだけセンチメンタルになってしまっていた。でも腹は減る。

キッチンカーやら屋台が結構出ていた。その中で目を惹き付けたのは『大洗のシラス丼』だ。

実は前日に大洗港に行ったのだか生シラス丼は売り切れで食べられなかったのだ。こちらだとさすがに生とはいかないがきっと美味しいに違いない。

木陰に腰かける。お、美味しそうだ!

しかしシラス丼って業の深い食べ物だよなぁ…海の幸とは本当に尊いものだと実感する。醤油を滴し、箸で持ち上げると口の中へ放り込んだ。

甘い!口に含みひと噛みした瞬間弾けるような爽やかな甘味が口の中へ広がり、ワサビのアクセントも相成って脳みそからセロトニンが放出された。

はっきり言って人間に生まれて良かったと思った。ともすればこのシラスに生まれてきた可能性もあるのだ。

シラスは私に人生とはなんたるか教えてくれた気がした。シラス丼…本当に美味い…たぶん何年かに一杯くらいしか食べる機会ないだろうけど…。

あっという間にシラス丼を平らげると食後の運動がてら歩き出した。本当に広い公園だ…。あまりにも広すぎる。これを1日で回るのは無理だろうな。

敷地内には遊園地もあり、凄い人だ。青い空に色鮮やかな観覧車が映える。観覧車と言えばガルパン劇場版で大活躍したな。あんな巨大なものがグルグル回るのだ。戦車とてたまったものではないだろう。

古民家がある。敷地内に様々な施設があって退屈しない。ここだとたくさんの思い出を作ることができるな。もっともにしてお一人様には少し広すぎるかな?

平和を願わずにはいられない1日になった。まだまだ見たいところだが時間は有限だ。

次の目的地へと移動することにした。