ラーメン☆ビリーの裏麺!?ワシワシ麺を超えたゴリゴリ麺とは!!

二郎系インスパイヤの先駆けが送り出す新次元の麺!!

仙台には仙台二郎がある。

それ以前に二郎系ラーメンを多くの市民に知らしめてくれたのがラーメン☆ビリーだ。

もしラーメン二郎がラーメン一郎とかならラーメン☆ジミーになっていたのではないかという無駄な思考を繰り返してる内に店の前まで来ていた。

ラーメンビリー東仙台本店の外観

こちらは東仙台本店。

周辺にはたくさんの商業施設が立ち並ぶ一角にある。

ここで二郎系ラーメンが一般市民にまで知れ渡るきっかけを与えてくれたラーメン☆ビリーが誕生したのだ。

もとい二郎系ラーメンは以前から仙台に存在していたのだが、知る人ぞ知るって感じでカップルやファミリー層には全く無縁な感じだった。

狭いカウンター席でフガフガ言いながら背中を丸めて無言で食いまくるのがポピュラーだったがラーメン☆ビリーの出店で大きく変わった。

老若男女テーブル席で楽しく食べる二郎系インスパイヤが生まれたのだ。

これまでも限定麺などを出してユーザーを楽しませてくれたが先日訪れた際に気になるものを見つけた。

ラーメンビリーの裏麺

『裏麺』である。

なんと!麺が選べるのだ。

裏という字が付くだけでやましいことを考えてしまうのは心が汚れているせいだろう。

さて、意気揚々とお店に入り、バカでかい液晶の食券機で食券を買う。

この時点では裏麺の表記はない。

スタッフに食券を渡すときに合言葉があるのだ。

『ゴリゴリで〜』

中に入りスタッフさんに食券を渡し

「ゴリゴリで〜」

と言ったら

「はい、ゴリ!」

と元気よく返事された。

なんかカッケーなwww

あとはラーメンが来るまで水で喉を潤し待つだけだ。

見た目は極太麺!その食感は…あれれ?あの麺と酷似しているぞ!?

ラーメンビリーのラーメン。ゴリゴリ麺

ラーメン登場!

あえて大盛りにせずに普通盛りの全マシです。

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早速麺を引き上げ。

うむむ???

なんかめちゃくちゃ既視感がある。

この麺を見たことがある!

これはまさしく…あの麺だよな?

ズゾゾーッと吸うのではなく割り箸で口の中に押し込む感じで食べる。

ワシワシって感じだ。

この唇に伝わる食感と舌の上で舞う麺の感じ。噛むと確かに歯に伝わる硬さ!

これは

自家製太麺渡辺の麺だ!

そう、仙台市民にはおなじみの超人気店

『自家製太麺渡辺』

その麺と酷似しているのだ。

この食感といい、噛んだときの風味といい、渡辺の麺だ!

ラーメンビリーのゴリゴリ裏麺

ビリーのスープで渡辺の麺を食べられるという超贅沢な感じです。

実際は濃いめのスープに使っているので渡辺の麺と同じ味かというとわかりませんが…。

渡辺の麺は拉麺胡椒だけで食べられますからね!

裏麺はなかなか美味しいですよ!

確かにゴリゴリの食感がたまらない。

コロナ感染対策もバッチシです!

以前よりも隣との距離が若干広く取られているので安心ですね。

最後に

総評としてはとても良い印象でした。

硬めでゴリゴリ食感が好きな方は裏麺を選ぶと思います。

スープとの相性で好き嫌いは分かれるかと思いますがビリーはつけ麺や汁なしもあるのでケースバイケースで選べるのも嬉しいところですね!

ラーメンビリーの店舗情報

住所:〒983-0833 宮城県仙台市宮城野区東仙台4丁目6−31

電話番号:022-385-6383

駐車場:たくさんあり

注文方式:食券制

営業時間:11時〜22時

定休日:年中無休

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【レビュー】日清 これ絶対うまいやつ♪ 濃厚鶏白湯はビミョー?

日清即席袋麺『これ絶対うまいやつ♪濃厚鶏白湯』を食べてみました!これは…!?

日清から発売されている『これ絶対うまいやつシリーズ』より濃厚鶏白湯が登場しました。

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鶏白湯は普通のラーメン屋さんでもなかなかお目にかかれないメニューです。

これ絶対うまいやつシリーズは『国道沿いのラーメン屋』をイメージした袋麺です。

東洋水産の『マルちゃん正麺』の対抗馬として日清袋麺ではイチオシの商品ですが、そのお味はどんなものでしょうか!?

マルちゃん正麺は新発売されたときは話題になりましたね。

袋麺なのに生麺に近い食感で衝撃を受けました。

ではこちらの絶対うまいやつシリーズは果たしてマルちゃん正麺に勝てるのか!?

早速レビューしてみたいと思います。

☆食べた感想としては☆

  • 濃厚とあるがキレの良いあっさり目のスープ
  • 焦がしにんにくの絶妙なバランスで旨味がある
  • 麺はイマイチ…ちょっとスープに合わない
  • 鶏白湯としては及第点

外装はなんとなく『あの店』を彷彿とさせるデザイン!

国道沿いにあるラーメン屋…もうあのお店ですね!あの店とあの店をミックスさせたような…幸楽苑とラーメン山岡家でしょう!

確かにおいしいものですね。

旅先で何を食べるか迷ったらとりあえず知ってる味のあのお店です。

焦がしにんにくと鶏油がやべぇ

鶏白湯スープ

こんなうめぇの食うしかねぇ

これ絶対うまいやつ外袋より

鶏白湯と焦がしにんにく???

鶏白湯に焦がしにんにく必要???

一瞬そう思いました。

にんにくって、とりあえず入れるとおいしいよねって素材です。

逆に言えばやたら自己主張が強い脇役です。

もっと言えばにんにく入ってしまうとにんにくの味しかしなくなるものです。

キーワード的にも『焦がし』が入ってるのもポイントです。

つまり、なにが言いたいのかというと

『誰でも安易にイメージできる』

というところです。

パッケージのイラストといい、キャッチコピーといい、とにかく客にイメージさせることを全面に押し出しています。

しかも『こんなうめぇの食うしかねぇ』というコピーで脳内再生されたのはサモ・ハン・キンポーの吹き替えでした。

水島裕さんの声です。

これは期待が高まります!

早速調理開始。麺の茹で時間は4分間!

本来ならここでSEO対策(!?)としてアレルギーがどうとかカロリーがどうとか原材料はアーでコーデとか文字数を稼ぎたいところですが

それは各自調べていただいてですね!

私はすぐに調理を開始いたします。

べ、別に編集が面倒くさいというわけじゃないんです!

断じてはそれはない!とも言いきれない…。

栄養成分です。
原材料です。

お湯を沸かします。

お湯が沸くまで丼を用意しスープを投入しておきます。

液体スープです。

(写真を撮り忘れました…)

『この濃さがたまんねぇ』と書いてる割には量的に少ない気がしますね。

マルちゃんズバーン!だと、こんな量なの!?という量の粉スープなので…。

麺は『細麺』ですね。

ん〜鶏白湯にこの麺か。さてさて、お湯も沸いたので投入して4分間茹でます。

しかし袋麺も本当に進化しましたよね。

以前は袋麺というとラーメンっぽいお菓子みたいなものでしたが今は本格的な味が楽しめるんですよ。

麺の食感も生麺に近くなってきて、もしかすると普通に袋麺を密かに出しても気付かれないんじゃない?と思うときもあります。

まぁ、それは言い過ぎとしてそれだけ研究開発されてるんですね。

私が好きな袋麺は『出前一丁』です。

全然本格的なものではなくいかにも袋麺の代表的な出前一丁です。

あえてこの記事で書く必要ないじゃないかと思われるかもしれませんが、今更記事にも書けないので…おっと茹で上がりました。

まずはお湯を丼に入れてスープを溶かします。

そして混ぜてからの麺を投入。

麺を上げ下げしてスープを撹拌して馴染ませてマルハニチロの刻みネギをふりかけて完成です!!

照明のせいでイマイチ写りが悪いです…。

スープは意外にもにんにく感がすくない絶妙なバランスでおいしい!

まずスープを一口…うむむ?

これは…

なんと…

なかなかおいしいね!

言うほど濃くはないけど。

クリーミーな感じと焦がしにんにくの香りがうまく融合しています。

意外なほどにんにくがしつこくない。

ただ濃い鶏白湯を期待すると拍子抜けする味かもしれません。

鶏白湯というよりは鶏塩中華って感じがします。

なんとなくにんにくがないと物足りない味かもしれません。

だからあえて焦がしにんにくは別袋じゃなかったのかな。

麺は正直合わない!もっとモチモチ感がほしいの!

麺は『中細麺』

これって個人の意見ですが…

残念なくらいスープに合わない麺ですね…。

表面がツルツルし過ぎてるのとストレートなので思うほど絡んでこない。

私的には平打ち縮れノンフライ麺の方が合ってるような気がします。

鶏白湯麺ならモチモチの平打ち麺というイメージがあります。

カネボウ時代のホームラン軒の麺みたいなら良かったかも…?

うーん、これは麺は残念な感じです。あくまで個人的な意見としてですが…。

スープの出来はいいだけに少し残念な要素。

総評はちょっと全体的に物足りない印象…鶏白湯としては及第点。

ずば抜けてうまい!とも言えずあえてこれを選ぶのか?というところです。

袋麺で鶏白湯というのはなかなか珍しいのでございますが、期待し過ぎると拍子抜けするというか…。

鶏白湯に焦がしにんにくいる?という最初の疑念が確信に変わりました。

焦がしにんにくが入ってないとかなり淡白な味なんじゃないかと。

しかしよく研究されたスープだと思います。

ラーメンとして食べるよりもご飯を投入して雑炊にして食べた方が美味しいような気がします。

これに溶き卵なんか入れたら最高にうまいんじゃないかな?

麺はもう少し頑張ってほしいところかなぁ。コストの関係で専用に麺を作るわけにもいかないんでしょうけど…。

このスープで炒飯とかも美味しそうな気がします。

アレンジするにはなかなか面白い商品なのではないでしょうか?

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【石巻】ファミリーレストランデリシャスの牛ステーキらーめん大盛り

男子大好きメニューのステーキとラーメンがコラボ!?

あなたはステーキが大好きだろうか?

わたしは大好きです!

普段は穀物と味噌、多少の野菜で食事を済ませているわたしにとってステーキはご馳走である。

そんなステーキをラーメンに乗せているという実にけしからん店がある。

石巻のファミリーレストランデリシャスである。

ステーキとラーメン…嫌いになる要素が全くない!

これは主役がコラボするようなものだ。

例えばワンピースのルフィとドラゴンボールの悟空!

例えば仮面ライダーとウルトラマン!

例えばルパンとコナン!

あ…最後のやつは実際にコラボしましたね。

お店に向かったのは日曜日。ゆっくり休むつもりが台風14号の対策で裏山の木を切ってほしいと依頼があり労働に駆り出されていた。

「…今日、休みだったよな?」

とにかく汗びっしょり…湿度も高く気温も高い。

ラフレシアのような異臭を放っているせいかヤブ蚊がプンプン飛んでいる。

すでに20か所以上刺され痒みで気が狂いそうだった。

こうして労働を終えて夕食へ向かったのだ。

もうすでに空腹は限界だ!

テンション爆上げ!牛ステーキらーめん!!登場!!

当時スズキのアルトが新発売するときにこんなキャッチフレーズがあった。

『好きになるのに一秒もいらない』

まさにその通りだ。

このビジュアルを見れば一瞬で好きになる。

ラーメンの上にステーキが乗っているのだ。

これには中国人もアメリカ人も驚くに違いない。

『アイヤーッッッ!』

『イッツクレイジー!!』

二か国語が店内に響き渡るに違いない。

わたしはジャパニーズなので

『ウッホ♪』とだけ言っておいた。

麺は極細縮れ麺。中華そばと同じ麺。

麺は石巻ではよく見られる極細の縮れ麺。適度にスープを絡ませてくれる。

食感も独特ではある。

普通量でも満足感が得られる麺なのだが、大盛りになると途端に凶暴になるやつだ。

とにかく食べても食べても減らない!スープから無限に出てくる麺は並大抵の腹ペコさんでは太刀打ちできないだろう。

でもわたしは金欠の大食いなので無問題!

スープはあっさりだが肉からの旨味が溶け込みコク深い味わいに!

基本的な中華そばに牛ステーキがのっている感じですが、スープはステーキからの旨味が溶け込みコク深い味わいに変化しています。

これはまた趣が違っていておいしいものだ。

超やわらか牛ステーキはとろけるうまさ!

ファミリーレストランならではのコラボメニューの牛ステーキ。

ミディアムレアの絶妙な焼き加減です。

一口食べると…

ンマーイ!!

歯がなくても食べられる柔らかさ!歯ぐきで食える。

ラーメンスープと絡むことで今までに食べたことのないうまさを体験した。

肉の旨味とスープに溶け込んだ様々な食材の成分が複雑にからみ合い味の共演が成すミュージカルのようだ。

ステーキとラーメンって合うんだね?

異色な組み合わせに驚きを隠せない。

これはライバル同士が手を組んだら相乗効果により単純に1+1=2になるわけではないということだ。

例えばアントニオ猪木とジャイアント馬場!

例えば橋本真也と小川直也!

例えば武藤敬司と三沢光晴……見たかったよ。

日中の過酷な労働が嘘のようにわたしの記憶から溶けてなくなりそうな気がした。

最後に

牛ステーキらーめんは疲れた心にも作用し元気になれるのでおすすめです!

他にもステーキ丼などもあるのでそちらも気になるところですね。

チャーシューをトッピングしての肉肉しいラーメンにするのも面白そうです。

ファミリーレストランデリシャスの店舗情報

住所:〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号:0225-93-0163

駐車場:店舗前に広い駐車場あり

営業時間:昼11時〜14時45分 夜17時〜20時

定休日:毎週火曜日

注文方式:着席のち対面での注文。呼び出しベルあり。

デリシャスの公式ホームページ

【四コマ漫画】若作りは大事なのだ!

親父殿はいつだって心は若い!でも肉体は正直だ…!

いろいろ若作りをしているがけっこう空回りしていたりする…。

いくら頑張っても肉体は確実に老いるのだ!

もう本当にここまで来たら100歳まで生きてくれ、マジほんまに…。

\超ド底辺労働者の物語!/

四コマ漫画 あいらぶ日曜日!

ファミリーレストランデリシャスの限定麺『冷製バジトマ粉チー担々麺』

デリシャスの限定麺!担々麺の旨さの新境地へ!

Twitter界隈を賑わせている飲食店がある。

石巻の人気店

『ファミリーレストランデリシャス』

である。

ファミリーレストランと表記しているがガストやジョイフルなどのチェーン店ではなく個人経営のお店。

石巻では大盛りのお店として有名なのだ。

そしてファミレスでありながらラーメンが美味しいのである。

しかもラーメン専門店でもないにも関わらず『限定麺』なるものを企画し、ラーメンファンのみならずラーメン屋店主も訪れその舌を唸らせる実力店だ。

ある日、私は意気揚々とお店に向かう。

すでに日も落ちかけ暗くなり、看板に明かりが灯る頃に到着したら…

駐車場が満車状態ではありせぬか!?

ぐぬぬ…なぜに?…と思ったらその日は日曜日だった…。

私は鋼の連勤術師になっていて曜日感覚が喪失していた。その日も当然仕事であったが、偶然にも早く終わり帰宅することができたのだ。

お盆休みすら奪われ、ボーナスも支給されることなく、日曜祝日関係なく毎日馬車馬のように働き続けたのだ。

日曜日くらい早く帰れるくらいの恩恵があってもいいじゃないか!

と思ったが、私と世間との処遇の違いに愕然とし肩を落とした。

その日はあっさりと諦めて、近所の公園でひたすら走り気が付いたら10kmもの距離を完走していた。仕事もプライベートも馬車馬そのものである。

きっとブランコがあったら一人でキィキィ揺れていたかもしれない。

あとは素直に帰宅し冷凍食品のパスタを食べた。

そして翌日月曜日。

この日も仕事が奇跡的に早く終わり、帰宅するなりヤッター○ンよりも素早く着替えて再び外へ飛び出した。

こうして店にたどり着くと車が1台も駐車していない。店舗の明かりはついているが客がいないのだ。

あれ?もしかして異世界転生したって感じ?と思い店に入るといつもの女将さんが出迎えてくれた。

安心した。異世界人が出てきたらどうしようかと思った。

店は貸切状態だった。

飲食店というものは誰も客がいないと入りづらいという傾向がある。

誰かがいるとなぜか安心して入ることができるのだ。

これはコンビニにも採用されており、日光によって劣化が進むのに窓際に本棚が設置されている理由がそれだ。

貸切状態で自由席なのに大体いつもの席に座る。

すぐにメニューを見ることなく『限定麺大盛り』を注文した。

ここはトッピングで温玉とご飯を追加すべきなのだろうが、なんとなく麺をたくさん食べたい気分だった。

デリシャス限定麺!冷製バジトマ粉チー担々麺登場!!

圧倒的ビジュアルの美しさ。

とても色彩に富んでおり、情熱的な赤が映える!

ふんだんに振りかけられた粉チーズの柔らかみはまるで朝日のようだ。

その光を浴びて青々とした葉のカイワレは喜んで舞っているようにも見える。

その中心のトマトは太陽だ。

まさに太陽の光を浴びて赤々と実り、この皿の中では自らが太陽になっている。

ここにあの孤独のグルメの井之頭五郎さんが登場し

「ほほう、なかなかいいじゃないか!こういうのでいいんだよ!こういうので!」などと言ったら怒り狂ったアントニオ猪木氏が往復ビンタを食らわせるんじゃないかと思えるほどの出来栄えだ。

そうだ、アントニオ猪木といえばタバスコだ。日本に最初にタバスコを持ち込んだ男。

タバスコをかけたら美味そうだ。それくらいイタリアンに見えるのだ。

これをグチャグチャに混ぜて食べるのだがとてももったいない気がする。

しかし、日本の文化には一瞬の煌めきに全てをかけるものがある。

そう、花火だ。

花火のように一瞬の美しさを魅せる。

まさしく夏の終わりにふさわしいメニューだと言える。

さて、渾身の力で割り箸を割り、いただきます!

刀削麺が織りなす食感と様々な食材の味の狂宴!

グチャグチャに混ぜると一気に様相はカルボナーラになった。

しかし、冷製なので当然冷たいのだがとても香りが豊かだ。

まずにんにくの香り、それに乗ってほのかなトマトの爽やかな匂い。包み込む粉チーズの匂い。

まるで夏の日の夕立の時に立ち上る匂いのように混ぜると香りが立っていく。

ニンニク、トマト、バジル、ゴマ、花椒…とにかくいろんな香りがする。

ここで言及しておくが、私は基本的に冷たい食べ物はあまり食べない。そして汁がないのも好まない。

なぜか?

温かくない上に汁がないとなんとなく損した気持ちになるからだ。

生来から貧乏気質で、基本的に家で食べられるものはわざわざ外食では食べないのだ。

代表的な例を言えば冷やし中華だ。

冷やし中華など家でも調理して食べられるし、錦糸卵を除けば比較的簡単に用意できるし。

さて、刀削麺を一口啜る。ピロピロとした感触が唇を震わせる。

その瞬間にトマトの風味と粉チーズとニンニクの香りが辛味と痺れと共に一気に押し寄せた!

あっという間に私の舌は情報過多によりサーバーダウンしてしまった!

私の舌は今年何回もサーバーダウンしてるからきっと私の舌はよほどポンコツなのだろうと思われるだろうが実際にポンコツである。

味のレビューに関しては参考程度に留めていただき、実際に食べていただいたほうがわかると思う。

これは食べないとわからない!私が持ちうる最大限の語彙力をもって表現するならば……

う、美味いぞ…!

ファミリーレストランデリシャスの底力を感じる計算され尽くされた味の共演!

肉味噌のコクのある味わいと胡麻ダレの風味が合わさりまったりとしていてコクがあるのにしつこくない。それだけじゃない!

カイワレが実にいい仕事をしている。キレの良さはカイワレによるものだろう。

ネギがひっそりと味を整えている。

食欲をかき立てるニンニクの香りから始まり、満足感を与えるコク、味に飽きさせないための変化に富んだ薬味、食べる楽しさを与える食感の麺、病みつきになるカラミとシビレ…ありとあらゆる計算がなされデリシャス流にカスタマイズされた至高のメニューだ。

さんざん冷やし中華をディスった美味しんぼの海原雄山先生だって何も言わずに頷くのではないだろうか?

あまりの旨さに刀削麺を掬う箸が止まらない。

画像

モチモチのアルデンテな食感はくせになる。

まるでダイソンの掃除機のようにズルズル吸い上げる。吸引力は衰えることなく丼の刀削麺がみるみる無くなっていく。

しかし麺の量は400グラム。

常人ならなかなか平らげるのが厳しい量だが金欠なくせに大食いな私にはさほど問題ではなかった。

こんな美味しいものがたった1000円ちょっとで食べられるのだ。

私が一人でこれを作れとなったら300年くらい必要だと思う。

まずは中国四川省に行って担々麺の歴史から調べる必要がある。そして麺打ちの修行だ。

刀削麺は熟練した職人の腕が必要だ。なんなら小麦粉から栽培しなきゃならん。

仮に私がレオナルド・ダ・ヴィンチのような天才ならなぜ舌が味を感じるのか?などと解剖学から始めるだろう。

私がアリストテレスならば『味を感じ我の存在を知る!』なんて当たり前なことをそれらしく言うだろう。

私が夏目漱石なら『坊ちゃん』の小説の中で蕎麦の代わりにこの麺を食べているだろう。

私が太宰治なら…。

結局は途方も無い時間がかかるがプロの料理人は経験と卓越した技術によって調理し、それぞれの食材の持ち味を最大限に引き出し客へ提供する。

私はふんぞり返って席に座っていればよいのだ。

人は幸せに慣れてしまう生き物だ。どんな幸せでも満たされてしまえば慣れて当たり前になってしまう。

だが食というアクティビティは慣れることはない。

腹が減れば新鮮な気持ちで食べることができるのだ。

一生涯続くアクティビティなのだ。

終盤、なんとなく味が濃く感じてきた。

なるほど!ここで温玉を加えて追い飯を投入すればさらに美味しく食べられるということか!?

とてもよく考えられている。完食までの導線を点と線で繋いでいる。人の好奇心をビンビン刺激してくれるのだ。

残り少なくなった刀削麺を吸い上げながら頭の中では森山直太朗の『夏の終わり』が聴こえていた。

食べ終えて。何も言えなくて…夏。

そう、夏は終わったのだ…。

働きっぱなしで何一つ夏の思い出を作れなかった2022年の夏。

これからも夏はやってくるが2022年の夏は一度しかやってこないのである。もしかするとその時にしか会えない人もいるのかもしれない。

人生は一瞬一瞬が大切なのだ。

残された一本の刀削麺を箸で挟み持ち上げる。

毎回思うのだが、デリシャスさんでご飯を食べてもう少しで食べ終わるという気持ちは満足感の他にほのかに寂しさを感じてしまう。

それはなんとなく夏の終わりのような気持ちに似ていたんだ。

私の夏は…

始まることさえなく終わっていたのだ。ただやたらに暑かったことだけは覚えている。

…チーン。

いや〜、それにしても美味しかった!語彙力の無さが悔しい限りだが、毎回毎回楽しませてくれます。

通常ではなかなか食べられない味の新体験をさせていただいてますよ。

食のボキャブラリーというか働いてるといつも同じものを食べてしまいがちなんですよね。

普段はカップ麺とおにぎりとか。コンビニのお弁当とか。

たまに外食してもいつもの牛丼とかになってしまう。

人って刺激が無ければ同じものを無難に選んでしまいがちで味が大体想像できるものを好んでしまいます。

その最たるメニューがカレーとかなんですがね。

デリシャスの限定は自分で作った概念を全て破壊し尽くすくらいのオモウマイメニューを創作してくれるので驚いてしまいます。

次は何が来るのだろう?と期待もしつつ全メニュー制覇に向けて私は腹を空かせるのであった。

その後、当然のようにランニングをして10km完走していた。

いつもより重くて走るのめちゃくちゃツラいwww

次の限定は何になるのだろうと期待もしつつ全メニュー制覇までの道のりは長く遠く感じたのである。

ファミリーレストランデリシャスの店舗情報

住所:〒986-0861 宮城県石巻市蛇田新下沼32−5

電話番号:0225-93-0163

駐車場:店舗前に広い駐車場あり

営業時間:昼11時〜14時45分 夜17時〜20時

定休日:毎週火曜日

注文方式:着席のち対面での注文。呼び出しベルあり。

デリシャスの公式ホームページ