日: 2021年9月26日

【ラーメン】支那そばや石巻のかけらーめん

先週は地獄だった。仕事たるものは段取りが大事である。段取りが出来ていれば技術的なものはなんとでもなる。心労がたたり体力も気力も底を尽きかけていた。

まだ眠気と倦怠感が残る体を起こし時計を見たら時刻は9時になろうとしていた。いつもなら5時に起きて活動しているのだがさすがに気力を消耗し過ぎていた。

身支度を済ませて朝食を取ることもなく車に乗り込んで向かったのは

『支那そばや石巻』さんです。

片道40分なので決して近くはないのだが毎週のように通っている。店に到着すると開店前にも関わらず多くのお客さんが訪れていた。いつもの光景に嬉しくなり食券を購入し風除室の椅子に腰かける。

この待っている時間でさえも非日常の一部だ。

開店と同時に奥から詰めて着席する。このらーめんを待つ高揚感がたまらない。このために1週間食費をケチってきたのだ。

今回注文したのは『かけらーめん大盛り+味玉』です。

もちろん普通のらーめんも好きなのだが

貧乏だから安いかけらーめんしか食べられない…

結構他の具材も主役級の美味さなのでいろいろ楽しめるのですがシンプルなものが好きなのです。

二代目店主さんの仕事ぶりは一切の無駄が無く次々とらーめんを完成させていく。

気持ちよく飲食するにあたってオペレーション、調理の連携はとても大事だ。例えば醤油ラーメンを注文したはずなのに味噌ラーメンが出てきた。或いはアレルギーがあってある食材を抜く必要があるのに出てきたなどが頻発すればいくら美味しくとも客は離れていく。

このお店はオペレーションも良い。なので行列が出来ていても回転が早い。客もまた会話をしながらダラダラと食べるのではなく、味にうなずきながら麺を夢中で啜り続ける。

よって意外と待ち時間は思ったほど長くはないのだ。

もう写真からもいい匂いがしてきそう…。こうして記事を編集してる今もまた食べたくなってしまう。

全粒粉入りの細麺ストレート。これがたまらんのですよ。口に運び入れた瞬間にスープの豊潤な香りが鼻腔に広がり歯と舌で味わう食感、そしてするりと喉を通り抜けていく喉越しは最高だ。これが麺がある限り味わえるのだ。

週に1回だけの超贅沢な瞬間だ。

麺を啜り、目を瞑り視覚を制限することによってよりその味と香りを強く感じることができる。

スープは塩分の角がない。丸いのだ。いや、柔らかいスープだ。全ての原料が融和して尖っていない。九条ねぎのアクセントがレンゲで飲む度に変化させていくので飽きることはない。

お楽しみの味玉。ここの味玉はとても味が染みてて黄身も濃厚な味わい。白身はプリプリで唇に優しい。今日はトロッとしていなかったのでスープに浸して食べました。スープとよく合いますな。

またもやスープまで完飲!!いやぁ…美味かった…。

例えば家系ラーメン、G系ラーメンに比べれば至って“普通の”ラーメンです。具材が分厚い肉とか爆盛り野菜とかそんなものはない。

だけど普通を究極なまでに昇華した結果、こんなに美味しい普通のラーメンが出来上がったのだ。

そしてこの味を今の時代に食べれてとても嬉しい。

ごちそうさまでした。また行こうっと♪


関連情報

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死神対シリアルキラーの構想

小説『デス・ドアーズ』で死神とシリアルキラーが戦う構想はあったのですがインパクトのあるキャラクターが思い浮かばなかったので現在も保留中…。

シリアルキラーと言っても殺人を嗜好とするなら結構薄っぺらいなぁと思って…「ヒャッハー!」とか叫びながらナイフを振り回す的な?

単純にシリアルキラーとして生み出すのは簡単なのですが…もっと殺人鬼になるまでの過程を煮詰めたいのもあるけど現実世界で起きてしまった事件などを参考にするのは非常に難しく、社会的にも許されるものではないだろうと。

あくまで敵となる『不浄』は元々悪人でもないんですよね…そもそもデスドアには善悪が無く死神は不浄の魂を狩ることを仕事としてるわけで正義ではない。その中でもシュクレンは自分の中で何らかの答えを出そうと葛藤はするのですが、シュクレン自体も正義に乗っ取って行動しているわけでない。自分の正義で行動しているのはキリコになるのですが、死神の中では一番人間くさい。そもそもデスドアの存在自体がまだ物語の中では明確化されていない部分なのですが…。

ジェイソンっぽいのと戦わせるか!と思っても喋らないキャラクターを小説に出すのは難しい。バトロワの桐山和雄みたいなもんだ。

多くの人に読まれているわけではない作品なので私の好き勝手に書けばいいんですが、なかなか構想がまとまらずに試行錯誤しています。

あとはサメとかワニとか…あ!ワニは出てたわ。

ヒット作なんぞ一生出来そうもないけどこうして物語を考えてれば現実世界の辛さなんて悪夢みたいなものさ。明日もいろいろと考えてるだろうか?

もともとは主人公は少年だったし本来死ぬはずだった『鬼』の魂を狩りにきた死神が悪の妖怪と戦い倒すことで魂の寿命を延長するという話でした。

でも人生の時間の流れと体験(?)によってこの世界には善と悪といった明確な線引きはないことや主人公が少年であると刃物を振り回して小さな子供の妖怪と戦うという力のバランス?を考慮して少女に変更した次第。それから大きな鎌と少女の組み合わせなどが生まれて現在の形に。

その作風の変化はゲームの『サイレントヒル』に大きく影響を受けまして現実とは異なる世界があり、それは死の世界である『デスドア』のアイデアが浮かびました。

そして死神はその死の世界に落ちてきた魂と戦うという構図になりました。

自分の生前の生活を守ろうとする不浄の魂とその魂を狩ることを仕事としている死神。どちらも譲れないものがあり、お互いが悪意がなくとも存続をかけて戦うという話です。

そういうのもあり単純に殺しを趣味とするシリアルキラーを出すのは難しいんですよねぇ。

デス・ドアーズはとても長い作品ですが時代と共に変異して加筆修正を繰り返してきました。なので当初考えていた物語とは大きく変化している。私自身もその変化を楽しんでいる。

気が付けば私自身がデスドアに落ちた不浄の魂のようになってしまった…。現実はかくも辛いものだ。

シリアルキラーの構想としてはソウシリーズでお馴染みのジグソウ辺りが面白そうだなと思いました。殺しを目的とするのではなく結果的に殺してしまう(被害者自身が死を選んでしまう)というもの。ただその過程において死に至るまでの描写が難しくて頭の悪い今の私では書ききる自信がないのです。

いつかは書けたらいいなと思うキャラクターはたくさんいます。もっと創作に時間が確保出来たら嬉しいな。

私がお金を欲しがるのは物を買うためではなく

『創作する時間を確保するため』

です。