【孤独飯】ピザカルボ米沢中田町店のスペシャルクワトロフォルマッジオ

今日はめちゃくちゃ忙しかった…現場二つかけ持ち…交通事故の怪我なんて治る暇もないくらいに腰をいじめている。

朝起きたと思ったらあっという間に夜になっていた。多分気絶していたのだろう。

今夜の飯は…と。

『ピザカルボ米沢中田町店』のピザにしました。

家の近くにピザ屋があると太るという説は正しいのかもしれない。

颯爽とカウンターのメニューに目を通し、太い黒縁の眼鏡がよく似合う可愛いスタッフさんに向かってオーダーする。

「スペシャルクワ…トロ…フォ、フォ…あ、これください」とメニューを指差す。めちゃくちゃ噛みまくって発音できなかった。

それとチキンバスケット6個。実はピザカルボはピザだけではなくから揚げも美味しいのだ。とにかく好みの味付けで大好きだ。

10分ほどで焼き上がり外まで見送られ気持ちよく店を出る。このでかいピザ箱を持って歩いてるとワクワクするなぁ…とホクホクしてたら後ろから「すいませーん!」と先程見送ってくれた可愛いスタッフさんが追いかけてくる。

何事かと思った。釣り銭受け取り忘れたか!?と思ったら

「メイプルシロップを入れ忘れたかもしれません」と息を切らしながら確認すると確かに無い…へぇ、メイプルシロップが付くのかぁ。再び見送られ部屋へと帰る。

チキンバスケットとハイボール。

前回は日本酒で失敗したのでオーソドックスにハイボールだ。それも大好きなハニー&レモン。私は角よりもトリス派だ。

安いからね!

これがスペシャルクワトロフォルマッジオ!耳にソーセージが入っているのだ。

これが890円だなんて信じられないだろう。

サイズも圧巻のボリューム。とてもいいチーズの香りがたまらない。

早速ハイボールを喉に流し込む。プハッ!美味い!レモンのスッキリさとはちみつの上品な甘みがクセになりそう。

チキンバスケット6個。一つ一つが大きいのに6個で390円。安い!けど美味い!

衣の味付けも良くてカリカリの食感と噛んだ瞬間に溢れ出るチキンの旨みがたまらない。500円未満で手に入る幸せ。

そしてピザを口に放り込む。チーズたっぷり!4種のチーズの香りが部屋の中に広がり幸せ空間の出来上がりだ。

三角の先の方から食べていくと最後は耳に入ってるソーセージはパリッパリ!そして耳はサクッとしながら中身はモッチリ!美味い!

最後まで飽きさせない。一切れ二切れと次々食べてハイボールで流していく。ピザとハイボールは合うなぁ。エンドレスループできるんじゃないかなぁ。

おいおい、人生こんなに幸せになれていいのかい?と誰もいない部屋の中心で問いかける。

スペシャルクワトロフォルマッジオはとても贅沢な味わいだ。本当に美味しい。こんな低価格でこんなに美味しいピザと可愛いスタッフさんの接客受けられるなんて最にして高であると言わざるを得ない!!

あっという間にピザを平らげハイボールを飲み落ち着いたところで箱を片付けたら

あ…

完全に忘れていた…せっかく走って追いかけてきてくれた可愛いスタッフさんの思いを不意にしてしまった…。

さて、こんなに低価格で美味しいピザを提供してくれるピザカルボですが山形県にしかありません。

ですが、なななんと!!

宮城県にも進出予定だそうです!!

ヒャッホー!最高だぜ!!

おっと、思わずピッツァーハイになってしまった…。どこに出店するかはまだわかりませんが利府町辺りに出店してほしいです!!

ピザカルボ最高だぜ!!

【カップ麺】支那そばや監修のカップ麺が発売されるぞ!

↓↓↓元記事

https://gourmet.watch.impress.co.jp/docs/news/1360244.html

あのラーメンの鬼、佐野実氏創業の支那そばやが監修したカップ麺がファミリーマートで発売されるそうです!

支那そばやファンとしては買わないといけませんね!

でも当たり前な話なんですが、実際店で食べるのとは全然違うんですよね。これは仕方がない話なんですが、完全に再現されたら店で食べるメリットがないですもんねぇ…。

過去にも支那そばや…というか佐野実監修のカップ麺はありました。私は何度も購入して食べたものです。

まぁ、正直な感想を言うと…それほどでもないかな?って感じでした。まぁ、当時はガチンコの『怖い佐野実』のイメージでしたのでややアンチな感情はあったのかもしれません。

カップ麺は限界があると思いますね。コスト的な問題もありますし、300円に達するとカップ麺である必要がないのではないかと。

もう店で食べろ!って感じですよね。

袋麺でもみずさわ屋さんのも全然味が違いますし、あくまで入浴剤の各地の名湯シリーズみたいなものなのかなと。

カップ麺はどれも美味しいのですが名店の監修シリーズはちょっと胸がときめきますね!

【孤独飯】ピザカルボ米沢中田町店のピザ

さて、仕事で米沢まで来てしまった。

米沢というと有名なのが米沢ラーメン。米沢ABCなどあるが私には無縁そうなので今回はスルー。

仕事を終えて晩飯と行きたいところだがさすがに二万歩近く歩くと脚は棒のようになってしまった。

ここはテイクアウトで部屋でゆっくり食事をとることにしようか。

そこで考えていたのが山形にしかない激安ピザ屋の

『ピザカルボ』である。

これはテイクアウト専門のお店でありながら焼きたてを食べられるのだ。価格は500円~というピザとしては激安。しかもクオリティはそこらのピザ屋と遜色ないということだ。

お店に入ると元気なスタッフに出迎えられカウンターのメニューを見る。

どれも美味しそうだ…。しかも安い。

今回選んだのは

ベーコンとたっぷりマヨコーンのピザ

特製ペパロニのピザ

である。

オーダーしてから10分ほどで提供された。

眼鏡がよく似合う可愛いスタッフさんに店の外まで見送られて気分良く部屋に向かう。

1000円ちょっとしか買ってないのにこんなに丁重に扱われるとは嬉しいなぁ。

部屋に戻ると買っておいたカップ酒を取り出してご機嫌良くテーブルに置いた。

箱が可愛い。かなり大きいものだ。

特製ペパロニのピザ。…てかめっちゃ焦げとるやん!?

でも私は細かいことは気にしない主義だ。人生は長いようで短いものだがつまらないことで腹を立てていたら人生なんてあっという間に過ぎ去ってしまう。時にはこういうシチュエーションがあった方が良い刺激になるのだ。

それにチーズは焦げ目が美味いものだよ。

早速いただきます。

うん、熱い。生地も外はサクサクで中はモッチリしてるが弾力が強い。歯槽膿漏なら歯が取れてしまいそうだ。

チーズの香ばしさがたまらない。美味しいな。

でも…絶望的に日本酒と合わない。

これは私の選択ミスだ…。

せめてハイボールにしておけばよかったか…。

続いて2枚目…うむ、実はもうすでに腹一杯になってしまった…でも明日になると固くなって美味しくないのだ。部屋には冷蔵庫も電子レンジも無い。ただ寝るだけの独房みたいな部屋なのだ。

ベーコンとたっぷりマヨコーンのピザ。

ピザカルボでは最安値となる500円だ。500円でもこのクオリティだ。圧倒的な耳のボリューム…!

ベーコンとマヨコーンの組み合わせは反則的で背徳感のある味わいだ。

更には日本酒だ。とにかく口の中がスッキリしない。

でもマヨコーンピザは美味しい!近所にあったら間違いなく太るな…それくらい頻繁に通ってしまいそうなお店なのだ。

2枚食べてお腹はパンパンで脱いだズボンが入らないくらいだ。あとはたまに早寝をして明日に備えるとしよう。

米沢の夜は更けていく。

【心霊】開けるな

幼少の頃、母と暮らした貸家は小さな平屋の木造建築だった。

台風となれば天井から水が染み出すボロ屋だったが決して裕福ではないので雨風が凌げるだけでも十分だった。

その日も雨が降っていたと記憶している。パタンパタンとトタン屋根を雨が叩く音が聞こえていた。

その音に紛れて低い男の声が外から聞こえた気がした。

「…てくれ」

確かに聞こえる。それは酷く弱ったような掠れて細い声だった。

黒いすりガラスの玄関の扉からは何も見えない。人の姿は確認できない。

恐る恐る近寄るとその声は徐々に鮮明になっていく。

「開けてくれ」

なんとなく聞き覚えのある声だ。扉を開けようと鍵に手をかけた瞬間に背後から母に制止された。

「何してるの!?」

その表情は鬼のように恐ろしい顔をしている。それは怒りと言うよりも恐怖に歪んだような顔だ。

「開けてくれってゆってるよ」

そういうと母は眉間にシワを寄せる。私と玄関を交互に見ている。

「開けちゃ駄目!」

「でも…」

私が迷っていると突然風が吹いたように扉がガタガタと揺れだす。

「開けてくれ!」

男の声はさっきよりも大きい。

「開けちゃ駄目!」

母の声も強く大きくなる。

「開けてくれ!!」

「駄目!!」

扉はおろか家全体までがガタガタと震え出した。まるで地震のように家が軋む。

男は扉を無理矢理開けようとしているのか。私は恐ろしくて耳を塞ぎ身を丸くしていた。

どれほど続いたろうか。風の音も雨の音も止み、部屋の中は壁掛け時計の針の音だけが鳴っていた。

母は何事もなかったかのように

「早く寝なさい 」と言った。

あとから聞いた話は親戚のおじさんが焼身自殺をしたらしい。

そうだ、あの声は親戚のおじさんの声だったのだ。

おじさんは亡くなった後に何を言いに家に訪れたのかはわからない。そしてあの日に聞いた声は私にしか聞こえていなかったらしく、母は「台風の夜に遊びに出ようとしていた」と言っていた。

あの夜、扉を開けたら何が起きていたのだろうか?

【夢日記】美声に憧れて

いつものようにベッドから起き上がると軽く伸びをする。

なんと気持ちのいい朝だろう。まるで日曜日だ。

ぼんやりとした頭を掻きながら洗面所に向かうと顔を洗い近寄ってきた猫に挨拶をする。

「おはようニャ!」

ってその声は明らかに自分の声ではない!!この声は…

大塚明夫さんの声だ!!

え…いつからこんなイケボになったの?普段の私の声なんて牛のゲップみたいな声なのに…こんないい声になったら人生変わりそうだな!

ちなみに大塚明夫さんとはメタルギアソリッドのスネーク役やブラック・ジャックの声を担当している渋いイケボの代表格である。

ここから先は大塚明夫さんの声のイメージでお読みください。

「しかし私がこのイケボを手にする時が来るとはなぁ。この声さえあれば…」

脇を見下ろすと猫がこちらを見上げている。

「ふふ…実に面白いじゃないか。この声ならあのセリフを言えるな」

そう、あのセリフとはスネークが登場する時に放つあの言葉である。

おっとこんなことをしている場合ではない。時計を見ると既に始業時間を過ぎている。この声なら多少遅刻しても許されるはずだ。

私は早足で自宅を出ると我が目を疑った。庭に赤いフェラーリが駐車されてあるのだ。

そこで私は全てを察した。

残念だがこれは夢であると!

私の車は20年落ちのボロい軽自動車だ。赤いフェラーリなわけがない。

ここで夢だと気付かなかったらきっと渋滞に巻き込まれてすごく焦ってあのセリフを言う機会もないに違いない。いや、絶対にそうだ。

こんな幸運が続くわけがないのだ。だって私だぞ?

車で走れば交差点全ての信号機で赤信号で停まるはめになるし、ラーメン屋で並んでいれば自分の前でスープ切れだし、プリウスに突っ込まれて怪我をするような運の悪さだ。

私はとりあえずあのセリフだけは言っておこうと決意して振り向いたら猫の顔が一番嫌いな奴の顔になっていてあまりの恐ろしさに悲鳴をあげて走った。

現実でも怪我してて走れないが夢の中ではもっと遅い。まるで水の中を走っているように動作が鈍い。

後ろからはさっきまで猫だった得体の知れないバケモノが走って追いかけてくる!

もぅだめだ!!捕まる!!

「ひゃうっ!?」

夜中に体をビクつかせ目を覚ました。時計を見たらまだ午前3時を差していた。

朝までもう一眠りするか…それにしても自分の声が大塚明夫さんになるなんて…。

「おやすみ…」

そう呟いた私の声は牛のゲップのようだった。

翌朝。

私「待たせたな!」

職人「いや、おめぇ遅刻だから!」