大人になってからの休日は退屈だが楽しい!朝からラーメンを食す!
とある日曜日。
ふと目を覚ますと外は明るくなりかけていた。
いつもの習慣で朝5時にはアラーム無しで目を覚ます。
カーテンを勢いよくシャッ!と開け放つと空を見上げる。
散歩に行くかと車を走らせ日本三景松島を散歩し軽い運動をこなす。
人生も折返しとなり、ここまで駆け抜けてきた人生を穏やかな海を眺め振り返りながら思った。
「なんてひでぇ人生だったんだろうか…」
と。
適当に腹が空いたところで朝食を摂ることにした。
向かったのは梨の里利府にある
中華麺亭 むらさき屋さんです!
むらさき屋は利府の超人気店!あっさりながらコクのある中華そばが大好評!
日曜日は朝7時から営業しているので朝食難民はおすすめです。
朝から人気といえば宮城では『太平楽(たいへいらく)』ですがいかんせん私の家から遠い上に本当に朝から行列です。
だけどむらさき屋は
ガラガラです!
昼は行列ができるほどに人気なのになせ朝は誰も来ないのか不思議なんですよね〜。
意気揚々と駐車場に車を停めて軽い足取りで店に突入します。
先客は3人ほど。
意外と多かった!
しわくちゃな千円札をピンと伸ばして券売機に差し入れる。
当然押すのは中華そば。
こちらは太麺と細麺が選べます。
味の濃いめ、薄め。
油の多め、少なめなど好みに応じて調整してくれます。
私のおすすめは中華そばには細麺です!
むらさき屋さんの麺はコシが強くて細麺でも十分な食感を楽しめます!
宮城県産小麦の『ゆきちから』を使っています。
油そばは自動的に太麺です。
細麺だとスープがよく絡むので美味しいのですよ。
水はセルフなのでスタッフさんに食券を渡してカウンター席に座ります。
水うめぇ~!
混んでないので10分もしないうちに着丼!
見た目からしてめっちゃ美味しそう!香りも最高!
ベスト・オブ・中華そば!って感じのビジュアルです!
香りがとても良いんですよ。
表面にかけられた魚粉もあってか豊かな出汁の香りが。
私の成分分析は全くアテにならないのでぜひ自分で食べていただきたい!
このラーメンならネギだけの『かけ』で食べてみたいものだが、具材から滲み出る味も計算されているのでどうなのかな。
スープは朝からスッキリ飲み干せる洗練された絶妙な出汁のブレンド!
スープから一口…ズズ。
う、まぁーい!
口に含んだ瞬間に訪れる多幸感!た、たまらねぇ!
とても複雑な味わいが一気に舌の上を滑って喉へ流れ落ち行く。
口から飲んで鼻から匂いが突き抜ける。
人生折返し地点まで生きたのに口と鼻はやはり繋がってるんだなと今更ながらに実感する。
鶏、豚、魚の三重奏による旋律は私の心をブルンブルン震わせてくれる。
何万匹の蚊を叩き殺せるんじゃないかと思うくらいの拍手喝采を心のなかで繰り返した。
なんて美味いんだ…。
麺は絶妙なコシが織りなす歯ごたえ抜群でアゴが喜ぶ!
麺は細い。
最近ではなかなか脚光を浴びることがない細麺。
どうしても紙面を飾るのはブリブリの太麺のラーメン。
地味な醤油ラーメンは普通過ぎて紙面を飾れないのだろうか。
だがむらさき屋の細麺は美味い!
一口啜ればわかる。
啜ればわかるさ!迷わず啜れよ!
ズズズ!と啜り噛むと弾力とはち切れるような食感。
それに伴って広がるスープの旨味。
顔面の穴という穴から香りが噴出してそうだ。
これは美味い!!
もうさっきから語彙力の無さを発揮しているが他に思い浮かぶような言葉が見つからない。
これは唯一無二の味だ。
というかラーメン屋ってそうなんですよ。
一軒一軒味が違う。チェーン店でも微妙に違う。そこ味の違いを楽しむのもラーメン屋巡りの醍醐味でもあるんだなぁ。
ごちそうさま!休日はまさにロケットスタート!!
いやぁ、あっという間に平らげました。
スープがね、なんとなく鯖出汁みたいなまろやかな味わいが口に余韻として残り水も飲みたくないという心理に駆られる。
以前は昼に並ばないと食べられないむらさき屋でしたがコロナ禍以降朝営業しているので本当に助かります。
やはり並ばずに食べられるのって大きなアドバンテージですよ。
私はあまり並ぶの得意ではないし。
空っぽの体にいきなり美味しいものをぶち込む贅沢!
人生なかなか捨てたものではないね!
こうして私の休日は始まったのです。
日曜日を大いに楽しむぞ!
人生は日曜日があるから輝くのだ!
中華麺亭むらさき屋の店舗情報
住所:〒981-0103 宮城県宮城郡利府町森郷惣ノ関北10−2
電話番号:022-767-3272
営業時間:11時〜14時30分 土日祝 7時〜10時 11時〜14時30分
定休日:月曜日、火曜日