日: 2021年12月2日

【悲報】新型アルトにはMT設定がない!!

スズキの新型アルトがついに公式から発表された。

パッと見8代目を少し丸くした感じだが、大きな違いはリアテールランプがバンパーではなくボディ両端に配置される形となり原点回帰した感じ。

アルトはデザインに一貫性はなく代を追う毎にまるで別な車に変化する。その中でも特異なデザインはHA24Sだろう。

のブリキの玩具みたいなデザインが可愛いですよね。色もパステルカラーが多くて明らかに女の子が乗ることを意識したような作りです。

それでも質感や収納はまさに質実剛健で低コストで最低限の装備でした。カスタムパーツは確か日産パオになる顔パーツがあったと思います。形もレトロなのでアルトクラシックを作ってほしかったのですが、既にアルトラパンが出ていたのでキャラ被りするかな?

この24系をベースにクラシック仕様で作っていく楽しみもあるのかもしれませんね。

私の愛車はアルトCというレア車です。ミラジーノに対抗して作ってみたものの全く売れず飛ばずで2年程度で生産を終えてしまった悲劇の車です。

形はアルトワークスだが大きな違いは全車ATということ。これがもしMT設定があったならばまた違う形で今頃人気が出ていたかもしれません。

昔はアルトというとおばちゃん専用特別輸送機で助手席にはスーパーの名が印字されたレジ袋に詰められた日用品と食料を積載し、タイムセールに遅れそうならばフェラーリだろうがランボルギーニだろうがGT-Rだろうが煽って煽って追い抜くという爆走してるものでした。

それがいつの間にかエコカー気取りになって低燃費寄りに方針を振りエンジンスペックは緩やかに下降しながらもありえない程の軽量化を施して進化してきました。

その同時期にダイハツは燃費スペシャルの車『ミライース 』を投入しアルトの売りである低燃費をさらに超えた低燃費を実現してしまった。

既に減量末期のボクサーのように究極なまでに軽量化を計ったにも関わらず燃費で負けてしまったアルトは禁断の

『燃料タンクを小さくする』

なんてセコい手段で逆転するが

ダイハツに『燃料タンクが大きい』

というわかりやすいセールスポイントを示され再び惨敗する。

8代目アルトは更なる軽量化を施しエンジンスペックこそ下がったものの純ガソリンエンジン低燃費ナンバーワンの座を獲得する。

そして遂にアルトワークスの復活が実現した。

『今マニュアルに乗る』というキャッチフレーズは大いに歓迎され売れに売れた…のか?

アルトワークスの生産が終了しベーシックなアルトの生産も終了した。その中でなんの告知もなく『アルトバン』がひっそりとカタログ落ちしていた。

そして今回の新型アルトの発表となったがMT設定は無いらしい!?全車CVTだとぉ!?

ワゴンRとアルトにはMT設定が残っていたのはスズキの良心だったのかもしれない。

信じられないかもしれないが長年MTに乗ってきた人にとっては2ペダルは怖いのだ。おじいちゃん世代になるとMTは乗れるけどATは怖いという人も現実にいるのだ。

しかし、時代は流れそんな人も少数派となりMTは必要ないという判断に至ったのだろうか?

そして3ドアのバン設定も無し。グレード展開を一元化することでコストダウンに振ったのだろうか。

この決断が吉と出るか凶と出るかは発売してみてからでないとわからないな。

果たして…?