第2R 武尊の焦りか!?意外なラフファイトが展開されジリ貧に…!
2Rも武尊は前に出る。減量によるスタミナ不足は懸念材料の一つだったが何より1Rでダウンを奪われたのは心理的にも負担が大きい。武尊としては2Rでポイントを取らなければ勝ち目はない。
その焦りが前に出すぎたのか1分経過したところでバッティングをしてしまう。ここで試合が中断し時計が止まる。
天心の右目が腫れている。相当なダメージだ。
決して故意ではないだろうが武尊を更に追い込んでしまうのではないだろうか?
不穏な空気が会場に漂う。
天心の回復を待ち試合が再開される。バッティングによるダメージは大きかったのだが天心は的確に武尊にパンチを当てる。
ボクシング転向を意識してかパンチを多用する。その技術はメイウェザーと戦った時よりも洗練されているように思える。
とにかく速く、パンチを打った後の戻りも速い。
ほぽノーモーションで射出されるパンチに武尊は対応しきれていない。
そして今度は武尊は天心を抱き抱えたかと思うとそのまま投げ飛ばしてマットに叩きつけた。
亀田大毅も驚くほど綺麗に投げ飛ばした。
苦悶の表情で腰を押さえる天心に。ちょっと罰が悪そうな武尊。
さすがにこれは偶然に起きた事故とは思えない。
投げ飛ばすつもりはなかったかもしれないが上手く試合を支配できない苛立ちが上回ってしまったのだろうか。
天心の表情からも余裕が消えた。それどころか怒りさえ滲ませてるような厳しい表情だ。
バッティングに投げ技と武尊にはもうポイント的には絶望的だ。手数すら出ていない。
一発を過剰に意識し過ぎたのか?
全然武尊の良いところが無いまま2R終了…。
武尊に残された勝利への道は天心をKOするしか残されていなかった。
それができるのか?
今の武尊に…。