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【カップ麺】ファミリーマートより発売の期間限定ラーメン店琴平荘の味噌そばを食べてみた結果!

ファミリーマートの PB 『ファミマル』より発売された人気ラーメン店のカップラーメンの実力とは?

琴平荘(こんぴらそう)とはご存知だろうか?

山形の鶴岡市にある期間限定のラーメン屋で普段は旅館なのだがとある期間だけラーメン屋に転身する風変わりなお店である。

しかし、その味はかなり美味しいらしく全国から客が訪れ超絶行列を生み出すことで有名である。

ラーメンファンとしては一度くらい食べてみたい気もするが、行列と聞いただけで尻込みしてしまうのでいまだかつて食べたことはない。

あるとすれば『ラーメン花月嵐』で行っているコラボ企画のラーメンだ。

無論、コラボとはいえ雰囲気を味わうだけで琴平荘そのもののラーメンが提供されるわけでないだろう。

世間は正月。

どこもかしこも正月を満喫し行き交う人々のほっぺは紅くツヤツヤだ。

きっと正月にかまけてさぞかし良いものを食べたのであろう。

私は年末にとある事件により美味しいものを食いっぱぐれてしまい多少苛ついていた。

かと言ってあちらこちらと出かけるのも面倒だ。

ええい!近所のコンビニでカップ麺でも買ってササッと済ませてしまえと車を走らせた。

ぽつんと一軒家の山奥から這々の体で下界に降り立ちコンビニに車を駐めて店内に入り、カップ麺コーナーに向かう。

頭の中では無難にPB(プライベートブランド)の醤油ラーメンでいいかと思っていたがその隣に大々的に宣伝されているカップ麺が置かれていた。

『琴平荘味噌そば』

である。

ええ?琴平荘に味噌味なんてあったんだ?と手に取る。

琴平荘のラーメンというと昔ながらの中華そばのようなイメージだったが今回は味噌味できた。

しかも蓋のところに隠し味は『鯛の旨味が隠し味』と書いてある。

鯛の旨味かぁ〜…!これは気になる次第である。

蓋に書いてある時点で隠し味もへったくれもないが鯛とはかなり豪華だ。

これは食べてみるしかない!!

パッケージは特になんの捻りもないオーソドックスな包装

作っているのはマルちゃんの東洋水産だ。

これでもう不味いわけがない!

私はマルちゃんに絶大な信頼を寄せている。

とにかくハズレがない。

でも気になるのが背景の写真だ。

本来なら店のラーメンの写真と思うのだが、どう見てもこれはこのカップ麺そのもののラーメンだと思う。

完全にチャーシューがそれだ。

これはたぶん

※写真はイメージです。

という注釈を入れないと中身がそのまま同じようなラーメンだと誤解する人もいるからかもしれない。

冗談みたいな話だが世の中には想像を絶するくらい理解し難い人も存在するわけだ。

中身はシンプル。スープは粉と液体の2種類。

側面の表記はこんな感じです。

作り方も実にシンプルでかやく、スープの袋を取り出し、かやくを入れてから熱湯を入れて5分待つだけ。

実に簡単である。

中身はこんな感じ。

2種類のスープは後入れなのでお湯を注いだ後は蓋の上に乗せて温めるのです。

麺は結構太い!

ここ最近のマルちゃんの麺は本当に美味しい。

生麺感覚なのだ。

下手したらラーメン屋よりも美味しくなる可能性だって秘めているのだ。

でもカップ麺には様々な種類があってですな、何でもかんでも生麺みたいなやつにすればいいわけでもないのだ。

ペヤングヌードルや金ちゃんヌードルなんかもあのチープな麺が美味しいわけで。

お湯が沸いたのでカップに注ぎます。

そして5分待てば完成です。

たった5分待つだけで美味しいラーメンが食べられるなんて知ったら水戸黄門だって驚いてひっくり返ってしまうだろうなぁ。

人類はここまで技術も進歩して大幅に家事にかける時間を短縮することに成功した。

洗濯にしても今は指先一つあれば終わってしまう。

多少セレブになれば乾燥機で乾かして完了だ。

なんて素晴らしい世界なのだろうか?

それくらい時短が進んでいるのになぜか現代人は忙しいのだ。

不思議なものである。

さて、5分経過しました。

蓋の上に乗せていたスープを投入しよく混ぜて完成です。

いざ実食!とても良い香りがする味噌スープ!さすが鯛出汁!

ほほう、なかなかいい感じじゃないですか。

香りはとても良い。

味噌の香りにほのかに魚介系の出汁の香りがする。

耳かき一つくらいの鯛出汁の粉が入ってもうまいに違いない。

麺は至って普通の太さだが箸で持ち上げた感じが生麺のようなしなやかさだ。

なるほどこれは期待できる!

スープは味噌でもそんなに濃度は高くない。

胡麻が少しだけ入っている。

さて一口…ズズ…

ほほう、これはなかなか…!

塩味はそんなに強くない。

やや淡麗な味わいであり、胡麻の風味が活きている。

そのあとに鯛と思われる旨味がふんわり舌の上に残る感じがする。

なんといっても麺がかなり生麺に近い。

啜り噛みつくとなかなかこれがスープにあっているではないか。

カップ麺にはカップ麺らしい作りはあるかもしれないが、これはこれでなかなか完成度は高いと思う。

琴平荘のラーメンは食べたことはないが!

興味がある方は手にとってみるよろし!

価格は

276円(税込298円)也。