ダイヤモンド日曜日は砕けない!

日曜日。

いつものように早起きだ。
平日は5分でも長く寝ていたいと思うのだが日曜日ともなると5秒でも寝ているのが勿体ないのだ。

さっさと着替えて早朝散歩へ向かおう。

今回向かったのは松島町の磯崎という地区だ。
ここは漁師町である。

漁港に向かうと既にお仕事をしている人達がいる。

とりあえず邪魔にならないであろう場所に相棒を停めて撮影に臨む。


実は車の写真って殆ど撮らないんだよね。前の車の時もその前の時も撮らなかった。

何故だろうねぇ…今頃になってたくさん写真を撮っておけばよかったと思うよ。

それは家族との写真にも言えること。
どうしても人の脳みそってのは長期保存には向いてても忘れてしまうことがあるのだ。

静かに日の出を待つが水平線近くに雲があるためになかなか太陽が上がってこない。

それに明るくなってくると漁師達の仕事の邪魔になるかもしれないとそそくさと退散した。

そして向かうは松島海岸。
言わずともしれた松島のメイン観光地だ。

いつもなら人でごった返してる観光地に人がいないのは新鮮なものだ。もとよりコロナ禍でだいぶ人出は減っている。

早くコロナは終わってほしい…。

松島海岸を横断して雄島まで歩く。
雄島は僧達の修行場所であったらしい。

雄島へ渡るには渡月橋を歩かなければならない。この渡月橋は別名『縁切り橋』と呼ばれている。

縁切りと言うとネガティブなイメージだが雄島は修行場所であるためにこの橋を渡るからには俗世から縁を切りなさいということなのだ。

気を引き締め歩くと何となく俗世から縁が切れた気がする…なんてな。

雄島には複数の岩窟がある。これは修行僧が掘ったものだ。
この雰囲気…。

ここだけ空気感が違う。

五大堂や遊覧観光船とはまた違う松島の顔だ。

ここまで来る観光客は少ないだろう。だがこの雄島には訪れてほしいと思う。

とにかく静かで岩の間を流れる水の音すら聞こえてくるのではないかと思うくらいの静寂。

雄島に関してはまた別記事でまとめようかと思う。

こうして私のダイヤモンド日曜日が始まったのだ。