【 社会人プロレス 】 石巻プロレス大崎大会を観戦してきた話!その2!セミファイナル!

前回の続きです。

こちらの記事を最初に読んでいただくと助かります!

出典:石巻プロレス

山形 対 いわき 対決!どちらが勝っても不思議ではない激熱いカード!!

試合は遂にセミファイナルへ。

今度は3対3の6人タッグマッチ!

いわき組は朱剛率いるユニット

MESSIAH (メサイア) 』である。

プロレスにはこういう団体内でユニットが作られ団体内外で抗争を繰り広げるのだ。

プロレスにしかない要素で試合だけでなく選手同士の相関関係なども含めてドラマチックに楽しめるものだ。

それぞれにファンがついておりファン同士で語り合う場外乱闘みたいな展開もあるとかないとか。

メサイアは団体の枠を超えて山形のDEWAプロのリングに上がって戦っている一大勢力だ。 

メサイアからはファイテング原田大二郎、ザ・ビッグ・バクエイ、朱剛組。

出典:石巻プロレス

ファイテング原田大二郎とザ・ビック・バクエイはタッグトーナメントで準優勝した実力派。

二人合わせて103歳のタッグチームです。

両選手共プロレス歴が長く経験に培った戦略、インサイドワークに定評があります。

ファイテング原田選手は技の引き出しがとても多く、打撃戦からストロングスタイル、ねっとりしたグラウンドの攻防まで幅広い適応力を持っています。

そしてビッグ・バクエイ選手はその名の通り長身を活かしたファイトスタイルが特徴で誰が観てもわかりやすいアメリカンプロレスを体現しています。

『二階からのボディスラム』と言われるほど高高度から叩き付ける技一つでも圧倒的な破壊力を持っています。

朱剛選手は私は今回は初見ですね!どんな戦いをするのか見ものです。

それを迎え討つはデワプロの主力とも言える軍荼利&不動の明王兄弟、そしてYU-TA選手。

出典:石巻プロレス

YU-TA選手はデワプロでももっとも勢いのある選手です。

軍荼利&不動組は10月に行われたタッグトーナメントにて優勝した強豪です。

格闘技経験者という話もあり、その強さは折り紙付き。

しかし、はるばる福島県いわき市、山形から宮城のリングに参戦してくれるなんてすごく嬉しい!

私は今まで社会人プロレスの存在すら知らずに生きてきました。

プロレスラーってアントニオ猪木や闘魂三銃士とか新日本プロレスとか全日本プロレスとかビジネスとしてやるものだと思ってました。

普段は社会人として働き、プロレスラーとしてリングに上がるのは本当にすごいことだと思う。

ファイテング原田大二郎、ザ・ビッグ・バクエイ、朱剛 VS 軍荼利、不動、YU-TA!!

まずはデワプロ組の入場。

高まる緊張感。

会場内の空気が冬の到来を知らせるがごとく冷たく張り詰めていく。

コロナ対策で換気をしているだけではない。山形の厳しい冬を乗り越え、鍛え上げてきた三人が登場すると観客達もその殺気を感じ取ったのか先程の試合の時とは違う雰囲気を醸し出していた。

この身に付いているのは戦うための筋肉だ。

しなやかで強い、軍荼利選手入場!

圧倒的な暴力と破壊のためだけに生まれてきた男、大ハンマーを持ち不動入場!

このリングの主役は俺だ!剛腕!YU-TA選手入場!!

三人がリングに揃い踏みしメサイアの入場を待つ。

モデルガンを片手にザ・ビッグ・バクエイ入場!

ストロングスタイルからグラウンドまで網羅!ファイテング原田大二郎入場!

そしてメサイアの首領!朱剛入場!

こうして6人が揃い踏みした。

何せ巨漢の不動選手とバクエイ選手が同じリングにいるだけで迫力がある。

運命のゴングが打ち鳴らされ、先行は…といきなり奇襲を仕掛けるYU-TA選手!!リング上は混沌とし両者入り乱れてのバトルロイヤル状態!

そしてスタートはファイテング原田選手と不動選手。

老獪なテクニックを持つ原田選手には死角が無さそうだが圧倒的な力を持つ不動選手とはどうか?

グラウンドでねちっこい攻防を繰り広げる原田選手に対して意外と粘る不動選手。

実は寝技も得意なのかもしれない。

続いて軍荼利選手対朱剛選手!

朱剛選手は初めて見たが、若干パワーよりのラフファイトが得意なようだ。

それに対して軍荼利選手はデワプロ屈指のグランドテクニックを持ちトータル的にはデワプロ最強ではないだろうか?

バチバチの打撃合戦から始まり投げ合いと互角の攻防を繰り広げてお互いに自軍に回帰し交代する。

メサイアはビッグ・バクエイ選手がリングイン。そしてデワプロはYU-TA選手。

どちらもパワー寄りだが体格では圧倒的にバクエイ選手。

スピードで一歩リードするYU-TA選手と思いきやメサイアの3人に入れ替わりで攻撃を受ける。

この流れは新日本のnwoを彷彿とさせるヒールの動きですね。

かなり長い時間捕まっていたYU-TA選手はだいぶ体力を損耗してしまったようだ。

なんとか自軍に生還し軍荼利選手が飛び出して一気呵成に攻めて大活躍を見せる。

だが不動選手とのコンビネーションを出すも不発に終わり流れが読めなくなってきた。

両チームともに団体のエース揃い踏みだ。どちらも威信にかけて負けるわけにはいかない。

それを観ている観客である我々も固唾を飲んで見守る。

そういえばこの大会で初めて社会人プロレスを観戦した人も多いのかと。

きっとご近所の人も興味があって来てみた人も多いのかな。

初めて観たのがこの試合じゃ誰だって社会人プロレスってすげーじゃん!!って思うわ。

新たなファン獲得に繋がってテレビのローカル局が石巻プロレスを取り上げてくれればもっと盛り上がるのになぁ!

そう思いながら固唾を飲んで試合を観る。

とにかくリング全体を使う試合展開で観てる方は楽しい!

不動選手と朱剛選手。

タイプはなんとなく近いのかもしれない。どちらも破壊の限りを尽くすパワータイプ。

社会人プロレスを観戦して衝撃を受けたのが不動選手のボディスラムだ。

職業レスラーでもボディスラム一つで観客を沸かせる選手はそうそういない。

これは文面では伝えづらいのだが、※メラゾーマ級のメラを放った大魔王バーンのような感じだ。

※漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』参照

不動選手のボディスラムはかなり説得力のある技と言える。

会場の空気を震わせるほどの振動だ。いくら鍛え抜かれたレスラーといえどたまったものではない。

とそこで驚きのバクエイ選手のドロップキックが不動選手に炸裂!!

なんという衝撃…!

不動選手の巨体が弾き飛ばされる。ここまで不動選手は体力をかなり消耗しているとはいえ、バクエイ選手のドロップキックを受けたのではたまったものではない!

そして起き上がらせるとロープへ振り原バクのダブルパンチをお見舞いする。

たまらず場外へエスケープした不動選手だったが朱剛選手、バクエイ選手が不動選手、YU-TA選手を誘導する。

リング上には原田選手。この流れは…!?

走り出すとロープを超えての『トペ・コン・ヒーロー』!!

デワタッグ優勝決定戦でも魅せた奥の手だーっ!!

両軍入り乱れての戦い!!

これはもはや消耗戦ッッッ!!

序盤にかなり攻められたYU-TA選手も疲弊しており、不動選手もフラフラだ。

唯一軍荼利選手が辛うじて余力があるか!?

不動選手のカットに入ったYU-TA選手だったが原田選手のパイルドライバーの餌食に!

そして不動選手もまたバクエイ選手のチョークスラムを受ける!!

もはや絶対絶命!!

3度目のチョークスラムで不動選手は完全に沈黙…そのまま

1!

2!!

3!!!

バクエイ選手が不動選手から3カウントを奪取し勝利を収めた!!

メサイアがデワプロの牙城を切り崩した!!

原田、バクエイ組にしてみればデワプロタッグ優勝決定戦のリベンジした形になった。

とにかく熱い試合で最後まで勝敗の予想が出来なかったと思う。

その巨体も相成ってかどの試合でも圧倒的な存在感を放つバクエイ選手。

豪快かつ巨体を活かしたアメリカンスタイルで活躍しました。

こりゃ原バクのコンビはまだまだ台風の目になりそうな予感がしますね!

そして、今回は敗北したデワプロ組も黙っちゃいないでしょう。必ずリベンジしにくるはず!

ますますこれからの展開が楽しみになる試合でした。

そして試合はついにメインイベントへと突入する。

出典:石巻プロレス

いわきプロレスと石巻プロレスのエース対決!!

KYOHEI選手は夢実の国のマットプロレスに参戦していたのですが、私は初観戦であまり記憶に残っていませんでした…。

そこでネブタ選手がKYOHEI選手に挑戦を表明したわけで実現したシングル対決。

過去にも二人は戦っていました。

その時はネブタ選手が敗北したので今回はそのリベンジという形でしょうか!?

ホームでの戦いとなるネブタ選手にしてみれば負けることにはしたくない。

意地でも勝ちを取りにいきたいはず。

だが相手は強豪でライバルのKYOHEI選手。

簡単な相手ではありません。

果たしてどうなってしまうのかッッッ!?

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