【生活】コタツを復活させます!

秋真っ盛り…なはずだったのにいつの間にか冬の足音が聞こえるようになってきた。なんとなく寒い…いや、寒いぞ!!

そろそろあれを準備するかと立ち上がり物置を掻き回す。

コタツである。漢字で書くと炬燵である。かっこいい…何も知らない外人さんがタトゥーで入れそうな漢字。

早速テーブルを跳ね除けてカーペットをひっくり返す。カーペットはニトリのNクールだ。夏には大変お世話になった。そして引き出してきたのはニトリのNウォームである。触ったところがほんのり暖かくなるものだ。

ニトリは好きだ。店内をフラフラ歩くだけでハッピーな気持ちになる。我が家の家具は一式ニトリなのだ。

コタツを設置する前に掃除機をかける。お気に入りのコードレス掃除機をかけるとタンクで埃がクルクル回っていて楽しい。気が付けば三回も捨てに行った。

どんだけ埃溜まってたんだよ…!

夢中で埃を吸っていた。やばいぞ…コードレス掃除機は楽しすぎる…これに先にカメラなんぞ付けてダイレクトに埃を吸う所を見れたら楽しいかもしれない。

更には萌え萌えなキャラクターが液晶に映り

『現在の吸引力は65%!タンク容量はもう少しで一杯だよぉ』

とか逐一掃除機の状態を教えてくれたり…いや、それはちょっとどうかな…。まぁ、いい。

とりあえず掃除機をかけてコタツを設置する。そして掛布団を広げたら綿が飛び出していた。てか、スッカスカだ!

猫が面白がって引っ掻いて穴から綿を引き抜いていたのだ。ぐぬぬ…!

私はすぐにニトリに走り掛布団を吟味していると掛布団の模様が云々で意見が合わない中年夫婦がいた。

旦那はチェックがいいと言い、妻は部屋のインテリアに合わないからクリーム色のがいいとどっちも譲れない様子だ。

価格は同じなのだが模様にはこだわりがあるようだ。だが家のことになると男は弱い。家に長くいるのが女なのだから仕方がないと言えば仕方がない。旦那は不服でありながらも妻の意見を取り入れクリーム色の掛布団を手にしていたがため息を漏らしていた。

私ならチェックを選ぶな。汚れが目立たないし…。チェックっていろんなインテリアに合うような気もするのだが…。

帰宅すると猫が興味津々に近付いてきては邪魔をする。猫の仕事はとにかく人の仕事の邪魔をすることなのだ。下手に遊んでしまうと普通に数時間を溶かしてしまう。

ここは鬼の精神で猫をスルーしてコタツの設置に全力をかける。

しかし、交通事故で負った怪我が響いてなかなか作業が進まない。とにかくテーブルの天板一つでも重くて大変だ。悲鳴を上げながらもコタツのあの魅惑的な暖かさのためならばと歯を食いしばって頑張った。

設置が終わり、スイッチを入れてコタツに足を突っ込む。ホンワカと暖かい…はあぁぁぁぁ~…いいなぁ…。

こうして早くもダメ人間製造機が復活したのだ。これからはもっと寒くなるのでこのコタツライフを大切に守るために労働を頑張るしかない!