日曜日。
ふと思い立ち名取市へ赴いた。
なんでもお爺さんが経営する食堂があり、値段が本当に安いらしい。
このご時世普通のラーメンでもワンコインでは食べられない。それなのに半チャンラーメンで600円という価格崩壊だ。それに昔ながらの中華そばを求めてしまうのも年のせいだろう。
遠路遥々やって来ました。中華そばを食べたいがためにここまでやってくるとは我ながら変態の極みである。
その店はここから少し歩いた場所にある。
『玉喜ラーメン』さんです。
このレトロな雰囲気はただならぬものを感じますね!!
さて…
日曜は休みのようですッッッ!!
オーマイガー…途方に暮れた。
腹を減らしたままトボトボと駅に戻ります…ここまで来たのに…運がないというか…まぁ、いつものことだろう。
この近くに食べるところは…あの店に行こう!!
と向かったのが
『自家製蕎麦ソバビリー』さんです!
あの言わずと知れたG系インスパイヤの先駆けラーメン☆ビリーの系列店。
まず店に入るとすぐに手指の消毒をし、奥のレジに向かってオーダーします。種類は多くないのであまり悩まずに温肉南蛮を注文。
呼び出し器を預かり席で待ちます。
腹減ったなぁ~…。
あまり混雑はしてませんでしたが結構待ちますね…空腹時の時間の流れというものはどうしてこんなに長く感じるのか…。
と呼び出し音が鳴りホップステップジャンプで提供口へ。
グッヘッヘッと盆を抱えて猫背になりながら席へ戻る。
おお!大迫力なビジュアル!田舎そば真っ青な極太そば!!そばというよりもうどんだこりゃあ!
出汁はかなり濃厚な味わい!ちょっと塩分の角が立ってて出汁の風味とも言い難いが悪くはない。結構ショッパ系かな。好き嫌いがはっきり分かれる味だと思います。
蕎麦はかなり太い!!いや、これは本家ビリーのラーメンよりも太いぞ!
丸亀製麺のうどんに匹敵する太さ。
まずは一本…ズルル。
モニュモニュ…。
うん、蕎麦の喉ごしは全く楽しめませんね。まぁ、太いから喉ごし云々は的外れだ。
食感はなるほど蕎麦だ。固さはさほどでもなくモチモチというわけでもない。若干の粉っぽさを残し噛めば蕎麦の香りを楽しむことが出来る…と思ったがさほど香りはない。
濃い目の出汁に負けてしまってる感は否めず…だがそれ以上に蕎麦の太さが際立ち腹ペコには大満足だ。とにかくたくさん食べたい人向け。
細く長いのが蕎麦だがこちらの蕎麦は太く短い。豪放磊落な人生を謳歌するが如くがっついて食うのだ。
まるで私のようだ!と思ったが私は細く短く白い白石温麺のような人生なので鼻からため息を放出した。
大きめにカットされたネギが嬉しいね。これも甘くて美味しい。普段は脇役に徹するネギだがここでは主役に抜擢されてもおかしくない存在感だ。ネギだけが際立って美味い!!ネギだけが美味すぎる!!
肉はビリーにしては小ぶりで普通な感じ。甘く味付けされてて出汁との相性はとても良い。でも肉盛りというほど量は多くなくて少し残念な感じ。
最後の一口まで楽しめた。正直、蕎麦通を唸らせるほどかというとどうかはわからないが近所にあったら通いたくなるような味でした。
しかしありそうでなかった極太の蕎麦を提供してくれるなんてさすがはビリーだなと思いました。全く新しいコンセプトの蕎麦が爆誕したわけですね。
ごちそうさま!また来ようっと♪