日曜日。
目覚まし時計に急かされることなく自然と目が覚める。
外は白い曇り空…少し残念だな。
やや腰痛気味の体を起こして着替える。
最近の日課になっている朝の散歩をする。
誰もいない観光地の松島。
澄んでいる空気。
静かな環境。
波も無い松島湾は美しい。
時に走ったりして体を目覚めさせていく。
いつもならいたずらに過ぎていく時間を堪能する。全てが愛おしい。
ああ、いいなぁ、日曜日!
やっぱりこれだよなぁ…のんびりしてて。
高い場所に行き空に近付こうとした。
より空気は澄んでる気がする。深呼吸して空に手をかざす。
生きてる。私は生きてるんだ!
ふと見下ろすと町がある。たくさんの人が生活をしている。
何となくだけど、このまま時間が止まればいいのにって思う。
ちょっと20代、30代は鬱に悩まされ自分という存在を抹消したいと思っていた。
死にたいんじゃなくて消えたいって感情。
つまり、最初から自分という存在が無かったことにしたいということ。
人間というのは面倒くさいものでただ死んだって意味もなく金もかかって損をしてしまう。
では生きるってなんだろう?って考えたら
『毎日死にたい消えたい』って思ってる奴が生き続けることに意味があるのではないか?
と思うようになったこと。
でも私は生きながらにして死んでるのと同様だと思う。ありとあらゆる関係を断ち切って孤独に徹している。
誰かと繋がりを持たない気軽さと人と接するプレッシャーのジレンマはあるけど…。
正直しんどい時もあるよ。
全て自分の中で解決しなければならないから。
でもね、これ以上誰かと関係を持ってまた切れるのが耐えられないというか…いなくなるなら最初から繋がりなど持たない方がいいと思ったんだ。
独りで過ごす日曜日…今はただ心は穏やかだよ。