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【ラーメン】支那そばや石巻の塩味玉らーめん

水曜日。天気はあいにくの雨。

青空労働者の私は突如として休みになった。

ひゃっほーい!!最後だぜ!!

助手席に乗る若造がため息をつく

「今日何しよっかなぁ…」

「おん?何も予定ないのかね?」

「何もないっス…」

「ならラーメン食いに行くか?」

「行くっス!!」

こうして職場の若造を連れて向かったのが

『支那そばや石巻』さんです。

お昼近くに伺ったので結構な行列!さすが人気店だ。

駐車場で車から

降りた時点でいい匂いがしてくる。

「行列ヤバいッスね…」

若造は並んでラーメンを食べるなど初体験だ。

私は並ぶのは慣れている。待っている間にブログの編集など諸々の作業を進めておく。

だが支那そばや石巻さんは回転が早いのですぐに入店出来た。厨房では二代目店主さんが腕を奮っている。

「匂いヤバいッスね!」

若造は顔を綻ばせている。私も思わず笑みがこぼれる。1週間の楽しみと言えばここのラーメンを食べることだ。

いつもはかけらーめんなのだがわたしがかけらーめん立と若造は気を遣うのではないかと思い二人とも味玉らーめん大盛りにした。

着ドーン!!うっわ·····もうめちゃくちゃ美味そう!!

若造はスープをレンゲで飲んだ瞬間に満面の笑みになった。

「やっべ!超美味いッスね!!」

これほどの美味いスープを飲んだのは初めてであろう。

麺は全粒粉入りの細麺。若造はそれを啜ると大きく頷く。

「う、美味いっス!!」

事前に情報を提供していたが実際に味わうのでは全く印象が違うだろう。普段は少食な若造も夢中で麺を啜っている。

黄金色のスープは一口でたくさんの味を感じることのできる虹色スープだ。毎回同じ味を作ることがよくできるなぁ。本当に凄いよ。

恒例の味玉割り。おおっ!中身がトロットロ!!

この味には若造も驚いたようだ。

「黄身の味がめっちゃ濃いっス!!」

全てにおいて最高の味でしたね。若造もしきりに感動して帰りの車内では絶賛し合ってました。

また食べに行く日が楽しみだと言っていた。次は醤油味だな♪

【食べ歩記】ファミリーレストランデリシャスの牛肉細切りかけご飯と杏仁豆腐

雨の月曜日。お昼に自家製太麺渡辺を食べた私はひとしきり満足して昼寝をしていたが日は既に落ちて暗くなっていた。

結局雨は一日降り注いでいる。

うーん·····雨か。私は悩んでいた。

何を食べるか?

お昼にあんなに食べたのにもう腹が減っている。しかもこの日はほとんど歩いておらず目標歩数を達成していない。

かと言って何か食べたいものがあるかというと思いつかない·····うーん。

そうだ!迷ったらあそこだ!!

そういうわけで早速高規格道路をビュンビュン追い越されて走る。さすがに雨の日はヘッドライトの光が拡散されて道路が暗く見える!!

ビクビクしながら運転してたどり着いたのは

『ファミリーレストランデリシャス』

です。

颯爽と入店すると温かく出迎えられ席へと着席。

サッとメニューに目を通す。うーむ、いろいろと気になるメニュー·····!

んん~??

これはかなりそそられるぞ!早速これをオーダーしました。デザートには杏仁豆腐がいいな!

注文すると余裕が生まれて店内をガラス越しに見回す。仕事終わりのサラリーマンが多い。雨の平日だからか家族連れは少ない。

ぼっち飯が常の私にはとても落ち着く雰囲気だ。

ほとんど待つことなく、

着ドーン!!写真だと伝わりづらいが結構なボリューム!!

いい匂いがする·····!これは嬉しい予感だ!

牛肉と筍が細切りにされている餡掛けがたっぷりかけられている。見た目からして美味いとわかる。

コリコリした筍の食感が楽しい。そして牛肉のコクに合わせて餡掛けの熱さと旨みが口の中に広がる。相変わらず塩分の尖った感じがなくて優しい味わい。

デリシャスで食べて塩っぱい!!と思うことは皆無だ。絶妙な味付けだと思う。

これまた水飲み鳥のように無心にご飯を口の中へ運び入れていく。

スープもまた優しい味だ。これだったら毎日食べても罪悪感は無いと思う。

おん?中からなんか出てきた!!味玉だ!!

中に隠してたの!?こういう仕掛けだったの!?

これはちょっと驚いた。なんか塊があるなぁと思ってたら味玉とは·····う、ウマーい!!

こんなに美味しい思いをしていいのだろうか…!

牛肉細切りかけご飯を完食するとお楽しみの杏仁豆腐。

一応これでハーフサイズ。デフォルトだと3人前くらいらしい。それはそれで食べてみたい気がする。

ほのかな甘みが上品で口の中に優しく広がる。もう何もかもが美味しかった。外はまだ雨が降っている。

お腹いっぱいになってホクホクして店を出た。まだ雨は強く降っていた。もう少しで雪に変わるのだろう。

また近い内に来ようっと♪

ごちそうまでした!!

【ラーメン】自家製太麺渡辺の特大らーめん

月曜日。朝から雨だ。青空労働者の私はお休みとなった。

ひゃっほーい♪最高だぜ!!

だが·····雨の日はとても腰痛が酷い·····。なんて不便な体なんだ·····。私は悩みもがき苦しんだ。でも腹は残酷にも減るのだ。

ダメだ·····腹が減ってはなんとやらだ。

そうだ、今日は平日だ。有給(どこの次元の言葉?)を使って四連休なんて不届き者もいるかと思うがあくまで平日だ。

平日の月曜日、それも雨。並ぶ物好きもおるまいと向かったのは

『自家製太麺渡辺』さんです。

すぐに入店できてササッと食えてシャッと出れるはずだ!

店に到着すると既に満車かつ大行列!?

マジか·····。

皆さん理容関係のお仕事なんですか?

他店に駐車した人達が歩いてきては次々と行列を伸ばしていく·····うーむ。

これは相当時間がかかりそうだ·····。他店に停めるのはちょっと嫌なのでお店前の駐車枠が空くのをひたすら待った。結局20分程待ちやっとこ駐車。

しかし平日でもこの行列かぁ·····本当に凄い人気ぶり。日曜日とか絶対に来れないよ·····。

比較的若い世代が多い。高齢者は待つことが苦手だからな。

行列に並んで更に20分過ぎてようやく入店。颯爽と券売機で券を購入しスタッフさんに渡す。

ここで雨足が強くなってきてスタッフさんは機転を利かせて外で待つ客を招き入れる。こうした細かい気遣いが気持ちいいな。

すぐに席が空いて着席。程なくしてラーメンが

着ドーン!!特大麺400gだ。とにかく大迫力のビジュアル。

麺はゴワゴワの硬麺!!麺対アゴの対決だッッッ!!

箸でガっと掴みぐわっと持ち上げる。

スープは相変わらず少ないが濃い煮干しの味が付いてるので油そばのように底から混ぜながら食べると程よい味わいになる。

しっかりスープを絡ませた麺を口に放り込むッッッ!!

ガシッ!と前歯で掴み吸引力と舌を駆使して奥歯へと促す。

麺は奥歯に噛み潰されるがその硬さは健在だーっ!!スープによって引き立てられた小麦の香りが口の中に広がる。

く~~~~~~ッッッ!!

こいつは美味いッッッ!!

麺400gという迫力の前に臆することなく挑む。

私はかつてラーメン☆ビリーで麺600gを完食したことがある。それでも渡辺の400gはつらい!この麺の硬さである。満腹中枢が稼働する前に食べ切るのが理想なのだが渡辺のらーめんはそれを許さない!

耳の下辺りが筋肉痛になってくる。そろそろ味変をするかと胡椒を振りかける。私は基本的にラーメンに胡椒は入れない主義なのだが渡辺は胡椒を入れると爆発的に美味しくなるのだ。

味玉を割って食べるとチャーシューも難なく口の中へ吸い込まれていく。

ダイソンのごとく落ちない吸引力で麺を吸い込み完食!!

多分500gは無理ではないだろうか?挑戦するのはまだ経験値が足りない気がする。

普通盛り以上を注文して残すのはご法度だ。そして回転命の飲食店においていつまでも食べてる訳にもいかない。

自家製太麺渡辺を攻略するにはまだまだ実力が足りないというわけだ。

それにしても美味しいね。人気なのも頷ける。

もっと修行して力を付けてからまた来よう!!

ごちそうさまでした!!

【喫茶店】純喫茶星港夜のカモミールミルクティースペシャルとティラミス

仙台の夜は更けていく。

8割埋まっていた席はいつの間にか私と一組残すだけになっていた。先程まであった賑やかさとは裏腹に静寂が訪れる。

スプーンがティーカップに当たる音と微かな笑い声が店内に広がる静かな時間。

自分で吐くため息でさえも大きく聞こえる。

日常から隔絶された空間では仕事のことなど考えるのは野暮ってものだ。こういう時間を大いに感じ取りたいものだ。

このまま時が止まればいいのに…。かつてこの店に一緒にやってきた友はいない。私だけがここに取り残されたのだ。

目の前に置かれたカモミールミルクティーからはとても良い香りがしている。今まで生きてきて嗅いだことのない香りは非日常を演出するには十分だ。

閉店まで1年ちょっとか·····。この店は来年12月27日で閉店してしまう。

常日頃からお客さんが来てれば閉店などせずに続けることはできる。でも来ないのだ。

仙台の立地において一日の客が10人程度では経営は成り立たない。ただでさえ喫茶店は客の滞在時間が長くて回転が悪い。喫茶店経営というものはもう合理化が進んだ時代には合ってないのかもしれない。

それでもマスターは昭和の純喫茶文化を絶やしたくないという意気込みで頑張っている。

一度無くなったものは復活することはないのだ。この店が無くなると同時に私はその多くの思い出すら永遠のものになってしまう。

マスター渾身の傑作であるティラミス。出来上がるまで多少時間を要するがそれはシンガポールタイムなのである。

口へ運べば確実に訪れる幸せ·····!この店でしか味わえない逸品なのだ。

舌ごと溶けてしまうのではないかという柔らかい上品な甘みが口の中一杯に広がり思わず笑みがこぼれる。

そうだ、先程まで多くのお客さんがティラミスを食べては感嘆の声を上げていたのだ。

入るにはちょっとハードルが高いかもしれないが仙台にいるなら必ず1度は訪れてみてほしい。

この喫茶店は疲れた心を癒してくれる幻想的な光に溢れている。

運命と出逢う小さな喫茶店。

【食べ歩記】石巻デリシャスのえびかけご飯大盛り

11月15日。月曜日。

一日の労働を終えた私は何を食べるか悩んでいた。いつもはジャンクで手軽なものをササッと食べて早く寝る生活だ。

外食は基本的には土日のみに限っているのだが、今日は何となくガツンと食べたい気持ちが強かった。

いろいろ食べたいものが·····でも時間的にちょっと微妙な·····ん~。

そうだ!またデリシャスに行こう!迷ったらあそこで間違いない。

そこで高規格道路をビュンビュン追い越されて走る。最近石巻方面によく足を運ぶなぁ。気が付いたら地元にいるよりも石巻にいる方が時間的に長い気がする。

ファミリーレストランデリシャスに到着しました!

平日だからか客の流れはまばらだ。のんびりと食べることができるなぁ。大盛りも可能だ。

お店に入ると温かく出迎えられ颯爽と席へと座る。メニューをチラ見したが心に決めていたものがあった。前回のカツ丼の時から決めていたものだ。

「え、えびかけご飯大盛り!( -`ω-)✧」

注文してしまうと心は安心を取り戻した。でもふと思い出していた。

この店って普通でも大盛りじゃなかったっけ?

前回カツ丼は結構なボリュームだったぞ…!

ちょっとそわそわしながらガラス越しに店内を観察する。なんか安心感があるローカルなファミレス。雰囲気は本当にいいな。

冷静を保ちつつ待っていると

着ドーン!!って·····

想像以上にデカいッッッ!?

おお…これは食べられるのか?自分!!

いただきま~す♪

早速レンゲで掬ってお口の中へインサート!!

お·····おおぉぉ·····なんというか塩加減がとても良い!!熱々の餡掛けをハフハフしながら食べる。野菜たっぷりで美味しい~♪味付けもきちんと中華であるが尖った味ではなく全体的に優しい。いくらでも食べられる。

エビが太ってて噛むとパチンッて弾けてプリプリな食感!

とても美味しい~♪やめられない止まらないってやつだ。

ここで確信した!!

大盛りで良かった!と。

餡掛けだからずっと熱い。口へ運べば広がる幸せ。普段はジャンクなものばかり食べてるから塩分強めなものばかりなんだよなぁ。塩分で誤魔化してる感じ。こういう料理人の腕によって作られた美味さとはまるで違うのだ。

普段の仕事が辛くてもこうやって美味しいものを食べることによって労働の対価というものを実感できるのだ。働いてなければこういう美味しいものは食べられないもの。

たくさん働いてたくさん美味しいものを食べるのだ。

まるで水飲み鳥のようにえびかけご飯を夢中で口に運ぶ。

添えられているスープも優しい味わい。月曜日から疲れた体に染み入る。

圧倒的なボリュームだったが完食!!

えびかけご飯最高だぜ!!

石巻のファミリーレストランデリシャスは
家庭的な雰囲気なのに本格的な中華を
お腹いっぱい食べさせてくれるお店です!

また行こうっと♪

【喫茶店】純喫茶シンガポールナイトのクリームソーダ

金曜日の夜。全国で観測できる皆既月食は140年振りらしい。ネット界隈では大いに賑わい、夜空を見上げた人も多くいたのではないだろうか?

私はというと日々の労働に打ちひしがれ頭を垂れて地面ばかりを見ていた。

今夜もこのお店にやってきた。

『純喫茶星港夜(シンガポールナイト)』である。

実は自宅からこの喫茶店まで30km程離れている。毎週往復60kmの道のりを繰り返している。

仙台はとても好きだ。なんて言うのかな…人がたくさんいるのに雑多ではない感じ。東北人は口数が少ない人が多い。それは北へ行けば行くほど顕著ではある。だから喫茶店なんかは人がたくさんいても静寂がある。いつもガヤガヤという感じではない。

マンションや住宅が隣接する暗い場所にほんのりと柔らかい光が灯っている。ここだけ異空間だ。まるで時代から取り残されたかのような…。

以前は年中無休であったが近年はマスターの体調などによって不定休となるので訪れる際には連絡した方がいいみたいです。

↓↓↓こちらの公式ブログでも確認できます。

純喫茶星港夜のブログ

お店に入るといつものように閑古鳥·····ではなく八割の席が埋まっている!?マスターは忙しそうにしている。いつもはあまり出てこないオカピさんまでいる!

こんなに席が埋まった星港夜を見るのは久しぶりだ。

おひとり様専用の席に座りメニューに目を通す。

マスターお手製の味のあるメニュー。私は何となく喫茶店といえばあの飲み物を注文したくなった。クリームソーダである。

別にクリームソーダは特筆すべきものではない。はっきり言えば自分でも作れるしどの店で飲んでも同じだろう。それでいて決して安くもないというものだ。ラーメンと同等の値段のクリームソーダを注文する物好きだ。

実はこの店のメニューの値段を気にしないために詳しい価格は失念してしまった·····。

音楽に因んだ名前が与えられている珈琲。

鮮やかな緑のメロンソーダにアイスが乗ってる紛うことなきクリームソーダ。

純喫茶というとこれだよなぁ~。大人になってからなかなか注文しないもの。

グラスもスプーンも昭和的だなぁ。昭和って決していい時代ではなかったけど、激動の時代だったと思う。そして多くの人が未来に希望を託していたのではないだろうか?

この店にはその昭和時代に活躍して引退したものがひっそりと置かれている。

マスターが言っていた。

『古い物に囲まれていると落ち着くというか、優しい気持ちになるんですよ』

全くその通りだ。

たくさんのお客さんがそれぞれ想いを馳せてるいつもと違う星港夜の夜は更けていく·····。

クリームソーダは懐かしいメロンソーダとバニラアイスの甘みが口の中に広がり、久しぶりにこんなに甘い物を口にしたなぁと思いながら窓の外を見た。

月は見えずに曇っていた。

【食べ歩記】ファミリーレストランデリシャスの普通のカツ丼

日曜日。上品の郷で美味しいソフトクリームを食べた午後は一旦帰宅し片付けの続きをしていた。

日々の労働に圧迫され部屋も散らかり放題だ。床に物を置かないようにしたいのだが実際は歩く通路すらない…。腰が上手く動かないためにその辺にポイポイ放り投げてしまうのだ。

窓の外を見ると日が沈み暗くなっていた。最高の日曜日にするはずが片付けに没頭してしまい大切な時間を浪費してしまった。

目の前の惨状を見ると時間をかけた割には片付いてない…。

ここで諦め腹も減ったことだし晩飯にすることにした。さて…何を食べるか…作るのも面倒くさいし材料も無い。

お!そういえばTwitterで話題になっていた石巻のファミリーレストランデリシャスの『普通のカツ丼』が気になっていたのだ。

TLに流れてくるカツ丼の写真が実に美味しそうだった。

そういうわけで再び高規格道路でビュンビュン追い越されて到着!

でも時間はおそらくピークな時間帯…ここはずらして行った方がいいのではないだろうか?と車の中で少し待機して客の出入りを観察していた。

ん~…結構出てくる人がいるな。さすがに家族連れが多い。デリシャスにはカウンター席がないからさすがにおひとり様は気を遣うな…ピーク時にテーブル席を一人で占拠するのは気が引けるもの…。日を改めるか?とも思ったがわざわざここまで来て別な店に行くのも困るものだ。

私の意識は既にカツ丼に支配されていたのだ。

空腹が既に限界に達していた。ダメだ、とりあえず行ってみよう!

カウンターでサインをし待つことに。待つのは慣れているから苦ではない。待っている間にブログの編集をしたりと有効に時間を使える。

思ったよりも待たずに席に着席。スタッフさんがメニューを置くと同時に

「ごく…普通のカツ丼で…」

とオーダーしました。

そして注文した安心感からメニュー表を改めて見る。

ふむふむ…かなり種類があるな。次回に訪れた時に悩まないように品定めをしておかなければならない。

さすがに日曜日だから厨房は地獄のようだろう。それでも大して待つことなく提供される。

着…

ドーン!!

こりゃあ凄いボリュームだ!

ちょっとテンパリ過ぎて撮影に失敗してしまった…!白飛びが…。

しかし、カツ丼って食べたのいつ以来かなぁ?

全然思い出せないくらいに昔のような気がする。

よく刑事ドラマで被疑者が刑事からカツ丼を振る舞われて

『私が…やりました!』とカツ丼を食べながら嗚咽を漏らして自白する描写があったがあれはフィクションなんだよね。

フィクションでもここまで広まり定着したのはカツ丼ならではかもしれない。

カツ丼というと……

いや、なんでもない。とりあえず食べようか!

結構厚めなお肉。かぶりつくと衣はほんのり表面にサックリ感を残しており、とても良い加減。

そして割り下はラーメンスープを使用しているとかでも甘めではあるがきちんと出汁が沁みてる。

卵は茹で上がった部分と半熟の部分が混在しプルプルの食感とトロッとしたコクを味わえる。

そう、普通のカツ丼である。どこからどう見ても普通。量以外は。でもその美味しさは普通ではない。

いや、懐かしい味わいだ。なんか心に響くなぁ。

着丼から蓋を開けるまでワクワクするじゃない?

開けたらふわァァァ♪ってなるわけですよ。

とりあえず普通盛りにしたけど食べながら大盛りにすればよかったなぁ~と後悔しましたが食べ終わったら大満足であった。

このお店は普通でも他店の大盛りレベルなので侮れないです。

次は何を食べようかなぁ~♪また、来ようっと♪

【ラーメン】支那そばや石巻の味玉らーめん

朝起きる。

日曜日だ。なんて素晴らしい朝を迎えたろうか。

本来なら今日日曜日も仕事であった。2週連勤である。

でも私はポンコツだから免れた!!

とりあえず朝起きてスクワットを行う。毎日やることにした。そうすれば怪我の治りも早くなると判断したからだ。

とりあえず10回目標にしてやれるくらいやる!

スクワットを終えたあとは年末の大掃除に向けて要らないものを整理して断捨離していく。そうすれば年末は悠々と過ごせるわけだ。

時計を見ると既に10時になろうとしていた。日曜日の時間はとても早く過ぎていく。

2倍…いや、3倍速だ。

颯爽と車に乗り込み高規格道路でビュンビュン追い越され到着したのは

『支那そばや石巻』さんです。

まだ駐車場には待ちは無いが開店間際になると飢えた人々がワッと押し寄せるのだ。早めに待合室へと向かう。

今日は…塩味だ。楽しみだな~と1000円札を券売機に挿入し意気揚々と押したのは味玉らーめん大盛り。

実は最近気付いたのだがらーめん大盛りと味玉の食券を買っていたのだが、どう考えても

味玉らーめんの食券を買えば1枚で済むのではないかと?

当たり前田のクラッカーだが気付くのが遅すぎた。昭和ネタをぶち込んだところで開店と同時に席へと着席!!

もういい匂いが店内に漂っている。そして何となく感じる緊張感…これは静寂が作り出す独特の空気感だ。

まるで厨房にラーメンの鬼佐野実氏がたっているようなオーラを感じる…!

こういう雰囲気ではあるが別にお店は私語禁止ではない。落ち着いたとはいえコロナ禍であるし、一人一人が気を付けている証拠なのだ。

お店もきちんと感染対策を施しているし安心して食べられる。

二代目店主の仕事ぶりはとにかく早い、丁寧、清潔とラーメン職人の気質がビンビンと感じる。

周りで支えるスタッフの皆様も阿吽の呼吸で連携が取れておりなんの不安もない。

ラーメンに対して真っ直ぐに向き合う姿勢が伝わって客もまた身が引き締まる思いで各々席で待っている。

着どーん!

珍しく『かけらーめん』ではなくフルメンバーだ。

いつもは貧乏人だけど 今日はちょっと奮発しようかなって思ったんだ。

もう今年は何キロ食べたかわからないくらいたくさん食べた全粒粉の細ストレート麺。歯切れの良い食感と爽快な喉越しがたまらない。

塩スープを適度に絡ませるのだ。

綺麗なスープ…。具材から出た味と絶妙に絡み合い複雑な味を口の中へ届けてくれる。

目を瞑り口の中へ含むと幸せになれるのだ。

チャーシューは仄かに弾力を残した柔らかい食感。

全体的に優しい味付けです。老若男女問わず美味しく食べられる絶妙なバランス。

最後のお楽しみは味玉。中はトロトロだぁ~!

こりゃあたまらん!

豊かなコクと旨味とプリプリの食感が1度で味わえる味玉は最高にいい!

あっという間にスープまで完飲!!

美味しかった~。この塩らーめんは私の琴線に触りまくってる。もうセクハラどころの話ではない。

これでまた1週間頑張れるというものだ。

正直に言うと

一旦店を出て並び直してまた食べたいと思うくらい美味しいわ♪

でもいくら美味しいものであっても過剰に食べるのは良くない。また1週間頑張ればいいさ!

また来ようっと♪

【喫茶店】純喫茶星港夜のティラミスとカモミールミルクティースペシャル

先週土曜日の夜。

世間的には楽しいサタデーナイトだった。私はというと日曜日も返上しての労働があるので気持ちは落ち込んでいた。

まぁ、今に始まったことではない。定期的な休みなんて理想で実際は不定休だ。とても疲れた…このお休みが決まらずになんの計画も立てられない。次の休みはどこかに行こう!という高揚感すら得られないのだ。仕事が入れば何週間も働くスタイルを何年も続けている。

だがせめて人並みに土曜日の夜を満喫するかと仙台まで車を走らせた。ファミレスや回転寿司は家族連れで賑わっている。土日はああいったファミリー向けのお店には近付かないことにしている。賑やかなのが苦手でね。

もしかすると私にもああいう『普通の家庭』が手に入れられたのか?とも思うと寂しくなる。毎日毎日働いても甲斐性もなく自信すら得られなかった。社会の底べで蠢くナマコのような労働者だ。

狭い道に入っていくと暗い道に柔らかい光が灯っていた。

『純喫茶星港夜シンガポールナイト』

もう通い続けて10年以上になる。本当にあっという間だったが当時一緒に来ていた人は誰一人いなくなってしまった。まぁ、私は少し取っ付き難い人間なのだから仕方がないと自覚はしている。

人生において友というものは簡単には得られないものだ。私に手を差し伸べてくれるものはわざわざ底べまで手を伸ばさなければならない。

私の人生はからはたくさんの人がすれ違っていったのだ。人生とは一期一会なのだ。

このお店も風前の灯…

お客さんが来なさ過ぎてあと1年2ヶ月で閉店となります!!

仙台にこんなファンタジーなお店があるなんて知らない人も多いのですよ。メインの通りから外れてるし仕方がないといえば仕方がないのですが、逆にこんな街のエアポケットみたいな場所にあるからこそ映えると思うんですよね。

疲れた人にしか見えないのではないか?

かつては音楽家が集まり即興のセッションが始まったり、三味線教室もあり奥からは生演奏が聞こえてきたりと様々な人が集まりました。それでも仙台での喫茶店経営は厳しいものがあり家賃を払うのに苦労したと思います。

このお店の中だけ時間の流れがゆったりしております。こちらの珈琲はラーメンよりも高いのですがそれすら気にならない程の贅沢な時間を過ごすことが出来ます。

『喫茶店で珈琲を飲むということはその時間も買うこと』

とマスターは仰っておりましてその雰囲気作りにも余念はありません。この独特の空気感はマスターでしか創造することができませんね。家具なども季節によって少しずつ変えているのです。

新作の『カモミールミルクティスペシャル』です。表面にはほんのりホイップクリームが添えられておりお洒落な雰囲気です。

香りがすごく良い~♪カモミールってだけで香りがいいのにクリームとの相性も良く今まで飲んだことのない不思議な味になってます。疲れが…フゥと抜けていくのを感じます。

マスターには元気で末永く営業してもらいたいと思っている。だから一人でも多くのお客さんが来て欲しい。仙台から純喫茶星港夜が無くなるのは大きな損失だと思う。コメダやスターバックスでは得られない貴重な人生の時間が無くなってしまう気がして…。

現代人は忙し過ぎると思う。本当の意味で物事を深く考えるボーッとした時間なんてないのではないだろうか?

片手にはいつもスマホやタブレットを持ち常に情報をえている。その中には人生に必要ないものもある。

情報過多で自分で情報を選べる時代だが、たまにはこうして古い物に囲まれて時の流れに思いを馳せるのも良いのではないだろうか?

これまた巷で噂のティラミス。こういう空間でこういう洒落たものを食べるなんて最高の贅沢ではないだろうか?

さて、スプーンでひとすくい…。

美味しい……ただひたすらに美味しい…この優しい甘さがたまらない…!でもこの美味しさで660円(ドリンクとセット必須)は安いと思う。この時間は今しか手に入れることができないのだ。

雑誌にも掲載されているのだが足を運ぶ客は少ないみたい…逆にこんな喫茶店が本当に実在しているのかと疑わしくもなるのか?

或いは敷地が高いという感じだろうか?

コロナ以前は毎週入り浸り珈琲1杯で何時間も居座ったが決して客足は多くはなかった。3時間も居て客が1人も来ない時もあった。

その静けさがよかったりもするが経営は決して思わしくはないだろう。

時の流れを感じるという贅沢を堪能してもらいたいものだ。

こうしてまったりと過ごしていると店のドアが開いてかつての友が入ってくるような気がするのだ。

現在は不定休となっており営業時間も客が来ないとなれば早めに店を閉めてしまいます。

訪れる際には事前に連絡をするか公式ブログで確認するとよろしいかもしれません。

私は運命に委ねて店が開いてれば

運命に出逢えたと思いたいですね。

【ノスタルジック】リハビリのため夜の女川へ

昨年の今頃は超サイヤ人目指して体鍛えていたんだよな…。

体を鍛えるきっかけは肥満による脂肪肝が深刻で体調を崩したことだ。遡ること4年前…。

『今のまま進行した場合5年生きるかどうかわかりませんよ?』とお医者さんに宣告された。怖いのは脂肪肝からの肝硬変だ。

おいおい、酒を呑んでないのに…ましてやラーメン評論家よりも全然ラーメンも食べてないのにどうして肝臓に脂肪が付くのん?しかも貧乏でご飯も腹一杯食べるのも稀なのに…。

私は絶望した。あと5年の命なの?死ぬの?でも絶対に死ぬわけじゃない。確定した未来ではない。

私は幼少の頃、あまり体が丈夫ではなかった。というのも授乳期に両親が不仲であり母乳を満足に飲ませられなかったらしい。そのせいか体は弱く、一年中風邪をひいては小児喘息(大人になってから判明)で運動もままならなかった。

視力が弱かったのもそういう原因があったのかもしれない。視力に関しては20歳になるまで自分の目が悪いことはわからなかった。つまり、自分の見えている世界が普通だと思っていたのだ。

20歳で自動車免許を取得するために眼鏡を購入し見た世界は初めてのものだった。ありとあらゆるものが鮮明に見えるのだ。あまりの美しさに頭が痺れたのを覚えている。

本来ならば親が気付くべきことだったのだが、親父は私のことに興味を持たず家には殆どいなかったし、母は物心ついた頃には離婚していなかった。

私は人を愛することもわからないし、愛され方もわからないのだ。結局孤独な人生を歩んではいるが最もそれがストレスを感じることなく気楽に生きていけるものとなった。一抹の寂しさを感じることはある。

だが普通に生きてみたいとも思うし羨ましくも思う。

友人と絡むのも少し苦手だ。ん?友人っているかな…。誰かといるとそれがストレスに感じてしまう。集団になると尚更。自分だけが浮いてしまって周りとの温度差を敏感に感じてしまう。所謂HSPってやつだが自分の特性を知ることができて安心感を得ている。

孤独時間を利用して創作に励んだり、筋トレにハマりこんでそれなりに充実した日々を送っていた。肝臓の数値も落ち着き何となく人生が面白く感じていた。

その矢先に起きたのが今年5月のプリウスミサイルを受けての事故だ。

私は何にも違反してないのにいきなり突っ込まれて車は大破、私は重傷を負った…。

全てが最悪の環境だった…。かかった病院がヤブ医者でまともな治療もしてもらえない。何故か私が3割過失を課せられた。加害者がドラレコが無かったことをいいことに過失を認めなかったからだ。長引くのが嫌でその過失割合を飲んだが当初は5:5と言われ絶句したのだ。

だが今にして思えばそれは保険屋のやり口なんだろうな。有り得ない過失割合を提示してひと揉めしたあとである程度譲歩した過失割合を提示することで合意を得るのだ。

事故から数ヶ月は地獄の日々。痛み止め飲んでも痛くて寝れない。

ようやく最近になって歩けるようになってウォーキングを始めたのだ。

でもなんかスッキリしない日々が続いていた。鬱憤が溜まるというのかな…まともに動かない体に苛立ちを覚え、ちょっと遠くに行ってみるかと向かったのは女川だ。

既に日は落ちかけていた。人の姿はもうない。

商店街は間接照明などが点いて優しい雰囲気だ。なんか心落ち着くなぁ。どこからか音楽も聴こえる。

昔の女川からは想像つかないよね。昔の女川は本当に漁師町で狭い範囲に家が密集してて生活感溢れる町だったよ。

女川は確実に新しい町に生まれ変わったのだ。でも変わらないものがあるんだよな。

なんだろう…新しいのに懐かしいんだよね。

女川に初めて来たのは22歳の頃かな。当時付き合っていた彼女と来て海鮮丼を食べた思い出がある。あの時食べたのはいくらとウニの二色丼だ。

マリンパル女川の展望デッキに登って夕焼けに染まる女川の町を見下ろしたっけ…。

彼女はその年に交通事故で急逝してしまった…。あれ以来私にとって女川は思い出の町の一つになった。

あの時の彼女とまた会えそうな気がしてね。

あれから歳を取って、この町を一緒に歩きたかったな。手を繋いだりしてね。

決して癒されぬ喪失感を抱えたまま今日まで生きてみた。

およそ希望なんて持てないと思っていたけど、こうして女川に足を運び過去に出逢えた人に再び逢いに来れるのだ。

今は歩こう。ひたすら。

思い出だけで生きていく。

落ち込んでるだけの日々だって明日はやってくる。毎日楽しくはなくとも過去に思いを馳せるのも人生じゃないか。

私は今日も生きてみた。明日もきっとそう。これからも。

この日の歩数は12000歩を超えた。

【ラーメン】支那そばや石巻のかけらーめん大盛り

日曜日は自然覚醒だ。とても気分がいい。

ヒャッホー!最高だぜ!

ホリデーハイで目覚めた朝は活動的だ。とりあえずシャワーを浴びてシャキッとする。

なんていうかさ、日曜日って良いよね♪

腰の痛みを引きずりつつ身支度を済ませると車に乗り込む。向かうは…

『支那そばや石巻』さんです。

もうこのブログでは何本挙げたか本人もわからないのですが…二週間ぶりに訪れました。

なぜなら先週は私は休みがなかったからです…。日曜日頑張って仕事したにも関わらずクレームがあって激凹みました…。

疲労と神経衰弱で…てか先月からずっとそういうお仕事してていつもしんどい現場ばかり任される。楽してる人はとことん楽してるのにね。

お店に到着すると既に何人か並んでいる。さすがは不動の人気店。あの味を求めてやってくるのだ。

今日は少し迷った。ワンタン麺にするか…と。

でも結局は 貧乏なので いつものかけらーめんにした。味たまトッピング。

私はあまりごちゃごちゃ具が入ってるのは好きではないのです。 貧乏なので…

開店と同時に着席。何となく位置的に定位置になっているような気がする。

厨房では既にらーめんが作られており手際よく提供されていく。らーめんを食べてるお客さんの顔をチラッと見るとみんな美味しそうに食べてる。なんか良いなぁ、こういう空気感。

二代目店主さんは真剣な眼差しで麺上げをしている。その姿に凛々しさを感じる。まさに職人気質というものをヒシヒシと感じる。

厨房の壁には創業者佐野実氏の写真が飾られている。腕組みをして厳しい表情をしている。

それはきっと自らの弟子達に向ける眼差しなのだ。

『俺のらーめんを不味くしたら承知しないぞ!』という厳しさを感じる。

かけらーめん大盛り+味玉

もう今年は何杯も食べたはずなのにすごく懐かしい感じがする。なんていい香りなんだ…。

そしてこのビジュアル…う、美しい…シンプルに美しい!

複雑な旨味が絡み合うスープは決して塩分に頼ることない優しい味。毎度毎度このクオリティのスープを安定して作るのは相当神経を使うと思う。

麺は全粒粉入りのストレート細麺。もう今年は何キロ食べたかわからないくらい食べた。私の体の三分の一くらいはこの麺でできてるんじゃないかってくらい食べた。

いくら食べても飽きないのだ。食感、舌触り、香り、喉越し、どれをとっても好みに合っている。

啜ると目を瞑り視覚を遮り口の中へと神経を集中する。まるで絹のような舌触り。塩の時とは違う食感である。

もし水戸黄門がこのらーめんを食べたらあまりの美味さに諸国漫遊を辞めて石巻に永住するのではないかと思うくらいに美味い。天下の副将軍も唸りを上げてうっかり八兵衛も夢中になるに違いない。

佐野実方式でレンゲを使わずに食べたりと楽しんだ。

味玉も黄身の中心部はトロ~リ、外周部は茹で上がり状態で最高の状態。白身はプリプリでしっかりと味が沁みてる。

完食ッッッ!!

ご馳走様でした~♪

いやぁ、本当に美味しかった…もう感動だね!

千円未満で手に入る贅沢な幸せ♪

私は美味しいものを『美味しい』としか書けない人間ですが、ふと思うのは誰かの仕事に触れるということはとても大切なことなんだなって。

普段我々の生活は名前も顔も知らない多くの人達の仕事によって快適に送れてるんだなって感じます。

残酷なようだけど美味しいものを作るためには鳥も豚も牛も魚も殺さなければならない。自分が生きるためには何かの命を奪わなければならない。

どんな綺麗事を抜かしても何の命も奪わずに自分が生きることはできないのだと感じてます。

頭が悪くて上手く説明出来ないのですが、そういう負の部分を担ってる人達がいるから私は心に何の負担も無くお金を出すだけで美味しいものを食べることが出来るのだと思ってるんです。

そう思うと自分の仕事だって誰かの負担にならずに済んでると思うと頑張ろうって気持ちになるんですよ。それがどんな汚れ仕事でも…。

今年も残り僅か!また来ようっと♪

【ラーメン】ファミリーレストランデリシャスの中華そば大盛り

土曜日の労働を終えた…労働と言っても今日はなんだかよくわからない仕事だった。

それでも腹が減るわけで夕食は何にするか考えていた。

候補に挙がったのはあのセカンドインパクトの『雷』である。黒松か…遠いな。そこまで安全に運転していける自信が無い。でもボリュームのあるものが食べたいんだよなぁ…。

ラーメンビリー?…いや、あそこはダメだ!土日はとても混雑するので並ぶはめになる。まだコロナが落ち着いたとはいえ油断ならぬものがある。極力人込みは避けたい。

ん~…困った時はあの店だな。麺もご飯もお肉も食べられる店。

『ファミリーレストランデリシャス』さんです。

高規格道路をぶっ飛ばしビュンビュン追い越されて到着しました。

お店に入り、颯爽と席に座り迷うことなく注文したのは『中華そば大盛り』でした。これは走ってる車の中で心に決めてました。前回は味噌ラーメンだったので醤油です。

注文した安心感からメニューに目を通す。

次回食べるものを決めるためだ。私は優柔不断な人間なために前もって段取りしておかねばならない。段取り七分、仕事三分だ。

そして10分もしないうちに

着ドーン!!ナルトが目を惹くビジュアル!!これぞ中華そばって感じだ。

スープは若干の濁りのあるタイプ。見た目は濃厚な感じだけど、仄かに魚介の香りがする。口に含むとその香りが鼻腔に広がる。

直球ストレートなスッキリとした味わいながら後に引く仄かな魚介の旨みと香りが絶妙なバランス!

この強くもない弱くもない良い加減の出汁がいいですね。

そのスープに組み合わさるはご当地石巻の製麺所、島金商店の細縮れ麺と思われる。この特徴的な縮れ麺は石巻界隈でよく食べられているものだ。

口に含んだ時の舌触りと唇が楽しいチリチリ麺だ。石巻愛を強く感じる中華そばですな。

スープを絡ませ啜るたびに石巻を感じる…!石巻は地元ではないのだが、頻繁に訪れている街。あと何十年かして街や人が変わっていく中でこの味を思い出し懐かしむこともあるだろう。

だから思い立った時に食べておくということは大切なことなのだ。その時代、その年齢でしか味わえない味があるのだと私は思う。

などと物思いに耽りながら食べ進めるが…いや、大盛りは多かったかもしれないッッッ!!

正直油断していた。自家製太麺渡辺さんにて麺400gを完食した自負があったので普通にペロンと食べられるものだと思っていた。なんなら半チャーハンもイケるだろうと思い込んでいた。

結構なボリュームだ!!G系でもないのにこんなに苦戦するなんて…侮れないぜよ。

またダイソンモードを発動せねばならないのか!?

とりあえず麺完はしなければならない!

大盛りにしておきながら残すのはご法度だ。お店にも失礼だが食材にも申し訳が立たない。何よりも自分が恥ずかしくなるではないか!!

なんとか麺完食ッッッ!!

う、美味かった!!けどボリュームが想定外過ぎた!!

お会計を済ませ外に出ると何とも言えない達成感に満たされた。

いやぁ、お腹いっぱい胸いっぱい!ちょっくら運動してから帰るか!!

次はご飯物にチャレンジしよう!!また来ようっと♪ヾ(*´∀`*)ノ