【旅日記】茨城編第2話『道の駅奥久慈だいごにて休息です!』

ラーメンを食べてひたすら南下して走る。そして栃木県に進入して東に進路をとる。

既に時刻は丑三つ時を回っていた。本当にこの道であってるのか?と不安になりつつもLeiナビがあるから大丈夫!(地図データは古い)

そして遂に茨城県へと突入した!

着いたのは大子町である。かぁ~…ここまでよく来たもんだ。

既に時間は午前三時…もう活動限界だ…。

道の駅『奥久慈だいご』 に寄って仮眠をとることにした。

お、おお…!?ガルパン!?ここまでガルパン推しなのか!?劇場版公開されたばっかりで大盛況だったからなぁ。ガルパン熱は大洗からここまで届いてるわけか!

しかし

寒いな…さすがに初夏とはいえ夜は寒い。

ここも日中は多くの人が行き交い賑わうのだろう。

夜の町が好きなのはなぜだろう?

幼い頃に酒乱の祖父から逃げ回って夜の町を走ってた記憶がある。自分の足音でさえも大きく聞こえる静寂を震わせる祖父の怒号が背中から聞こえてくる。

ただ恐ろしかった。

プロレスラーのように大きな体をした祖父は酒を飲まなければ穏やかな性格だったが酒が入るとまるで鬼が取り憑いたかのように豹変した。

いつも夜は怖かった。暗闇にではない。祖父も恐ろしかったが祖母もまた酒に溺れた人間だった。家の中はいつも酒臭かったし、夫婦喧嘩が絶えず家の壁には血の痕があちらこちらにあった。

暗い廊下から隣の家を見ると家族の団欒があった。

テレビを観て笑ってる普通の家族…。

夜の町を歩くと思い出すのだ。自分は普通の人間にはなれないと悟ったあの頃の自分を…。

どうでもいいことだが自動販売機の光って安心するよ。

優しいというか…。もっとも最近はエコとかいって消灯してる自販機が多くなったけど。

あと二時間もすれば夜が明ける。

少し寝るか…。

缶コーヒーを買い三口ほどすすると一気に眠気が襲ってきて浮遊感と共に深い眠りへと堕ちていった。

目が覚めたら本格的な旅の始まりだ。過去は置き去りにして今を楽しもう…。